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ピーター・ゴドフリー=スミス「メタゾアの心身問題 動物の生活と心の誕生」
カイメンから始まる主観性の起源探しの旅。
前著「タコの心身問題」よりは少し抽象度が高いレイヤーでの議論。
経験の進化における鍵となるポイント:
1.進化の過程で「経験」は一気に登場するのではなく時間をかけてじわじわ現れる「漸進説」
2.「いまここ」からの解放
3.リズムや同期、場のような脳の大規模動的特性とシグナル伝達の多階層性
4.主観性と行為者性
5.分離脳と統一性
6.認知と行為の役割が
トム・スコット=フィリップス 「なぜヒトだけが言葉を話せるのか: コミュニケーションから探る言語の起源と進化」
「意図明示コミュニケーション」が言語の起源に深く関わったとする仮説
関連性理論が論理的母体
「意図明示コミュニケーション」と「意図的コミュニケーション」との違いが肝
心の理論, オペラント条件付け
自然コードと慣習コード、伝達意図に埋込まれた情報意図、{信号/応答, 契機, 強要, 偶然}*{働きかけの設計, 反応の設計}のマトリクス
儀式化と感覚操作
文化的牽引因子(声調等)、等の概