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ケヴィン・ケリー 「テクニウムーーテクノロジーはどこに向かうのか」

テクニウムとはテクノロジーが可能となる宇宙の原理であり、それゆえ自然の延長である。自然と人工の二項対立は脱構築される。テクニウムは宇宙が自己意識を作る方法であり、大規模な相互結合したテクノロジーのシステムを指す。生命進化の延長としてのテクニウムはエントロピーの無差異に抗い続ける。生命、テクニウムの両進化に共通する3つの力=適応・解放、歴史的偶発、構造的必然。3番目の必然の主張は本書の大きなテーマの一つと考える。生命の発生や収斂進化が証拠となるだろう。テクノロジーは生命の望むものを望む。

*テクノロジーが増すもの:
効率、機会、出現、複雑性、多様性、専門性、遍在性、自由度、相互性、美しさ、感受性、構造性、進化性…


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