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WORDS日報

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新米編集者が、編集やライティングについての日々の学びを書きためています。
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経営者のSNSと真剣に向き合ったら「伸びるアカウントの共通点」がわかってきた

経営者のSNSと真剣に向き合ったら「伸びるアカウントの共通点」がわかってきた

私は経営者さんのことばを編集する「顧問編集者」というお仕事をしています。

取材内容をわかりやすくまとめて、経営者さん本人のアカウントで発信することも、お仕事のひとつ。

この1年間、超真剣に経営者さんのTwitterやnoteと向き合わせていただきました。

なかには、広告なしで6000人ほどフォロワーが伸びたり、noteで2000以上スキがついたお客さんもいます。

私自身はインフルエンサーで

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「仕事」になってから、書くのがつらくなってしまった話

「仕事」になってから、書くのがつらくなってしまった話

最近、書くのがしんどいです。

わたしはいま、WORDSという編集の会社で働いています。

noteを書いているのは、編集の勉強のためという理由も大きいです。だから「より多くの人に読んでもらえて、伝わりやすくて、おもしろい内容にしよう!」と思って書いています。(全然できていないときのほうが多いのですが。)

ところが最近、

「おもしろくてタメになることを書かなきゃいけない」

「きれいなわかりや

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脳内に「映像」が流れる文章のつくりかた

脳内に「映像」が流れる文章のつくりかた

いい文章、人の心を動かす文章は、読む人の脳内に映像が流れます。

そのときの情景が目に浮かぶ。著者が話している姿が想像できる。そんな文章には、ぐいぐい引き込まれ、つい最後まで読んでしまいます。

では、どうすればそんな文章が書けるのか? 最近、WORDSでいくつかヒントをいただいたのでご共有します。

冒頭5行で「著者の声」と「場の雰囲気」を伝える
柿内さんが編集された「2020年6月30日にまた

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新人がてっとり早く結果を出す方法

新人がてっとり早く結果を出す方法

新人がよく言われる言葉があります。

「まだ若いんだから大丈夫だよ」

「若いからこそできることがあるんだから。若さを武器にしなよ」

でも、新人でやる気もあって、いわば「尖っている」ときにこれを言われると「いや、若さじゃなくて、ちゃんと自分そのものの実力で評価してほしい!」と思っちゃうんですよね。

私はずっとそう思っていました。「若さを武器にしてキャピキャピ仕事をしていたら、いつかその若さがな

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「社長しかいない会社」に入社して1ヶ月、率直な感想を書いてみた

「社長しかいない会社」に入社して1ヶ月、率直な感想を書いてみた

編集者の竹村俊助さんが代表を務める株式会社WORDSに入社して、もうすぐ1ヶ月になります。

社会人1年目で「まだ社長しかいない会社」で働いてみて、いいことも驚くこともすでにたくさんあったので、まとめてみます。

まずは、よかったことです!

上司=社長=会社。 誰にどう評価されればいいか、わかりやすいなによりもよかったのが、これです。

会社には社長しかいないので、直属の上司=社長だし、社長の意

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noteが書けないときの症状と、処方箋5つ

noteが書けないときの症状と、処方箋5つ

先週の金曜日と今週の月曜日、noteが書けませんでした。悔しい!

いちど「書けない」サイクルにはまってしまうと、そこから抜け出すのがなかなか難しいなぁと思いました。1日サボってしまっただけで、再開するときの筆の重さといったら……。そこで、次に書けなくなったときのために、「なぜ書けなくなるのか」そして「なるべく書くためにはどうすればいいのか」をまとめてみました。

症状① テーマが定まらないまず、

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最強の編集者は「大阪のおばちゃん」である

最強の編集者は「大阪のおばちゃん」である

これは、先日雑談していたときに柿内さんがおっしゃっていたことです。

「大阪のおばちゃん」は最強の編集者である。編集者はみんな、心の中におばちゃんを住まわせるべきだ、と。

最強ポイント①ツッコミが入れられるおばちゃんが最強とは、どういうことか?

たとえば、こういう感じで話す人がいたとします。

デジタルトランスフォーメーションが進んだアフターデジタルのニューノーマルな世界では、どのようなパラダ

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「コンテンツ化」と「その人らしさ」の両立

今日は最近悩んでいることをそのまま書きます。

読まれない文章は「存在しない」のと同じ……と、竹村さんのこちらのnoteに書いてあります。けっこうなキラーフレーズですよね。確かに目を引くし、つい読んでしまいます。

このnoteでおっしゃっているのは「どんなに中身がよくても、読まれなければ意味がない。だから、たとえ表面的なテクニックであっても、よりたくさんの人に読まれるような見せ方にしたほうがいい

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「ポメラ」だけ持ってデニーズに行ったら、めちゃくちゃ仕事がはかどった話

「ポメラ」だけ持ってデニーズに行ったら、めちゃくちゃ仕事がはかどった話

今日はこちらの竹村さんのnoteにも書いてある「原稿に集中するための必勝法」を1つ実践してみました。

スマホもパソコンも、ネットにつながってしまうものは全部事務所に置いて、ポメラに原稿のデータだけを入れて、近くのデニーズで作業をしてみたんです。そしたら、ほんとに驚くほど仕事が早く進みました!いつもより1時間以上早く仕事が終わったように思います。

「ポメラ」というのは、キングジムさんから発売され

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「バズるツイート」を書くために意識している5つのこと

「バズるツイート」を書くために意識している5つのこと

わたしは普段お仕事で、クライアントさんへの取材をまとめて「ツイート」を作成しています。その際に気をつけていることがいくつかあるので、ここでまとめてご紹介します(といっても、ほとんど竹村さんと『書くのがしんどい』からの受け売りなのですが)。

①最初の10文字が勝敗を決める竹村さんに教えてもらったバズるツイートの法則があります。それは「最初の10文字で、読み手が求めるものが書いてあるツイートだと思わ

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「自分には何もない」と思っていたわたしに、編集者の先輩が言ったこと

「自分には何もない」と思っていたわたしに、編集者の先輩が言ったこと

「わたし、なにか誇れるものとか、誰にも負けないくらい好きなこととか、ないんですよね。器用貧乏なんです」

昨日、柿内さんにこんなことを言いました。

趣味はいろいろあるものの、全部が中途半端で、語れるようなことがない。だから「オタク」にすごく憧れます。熱中できるものがある人はキラキラして見えるし、嫉妬すらしてしまいます。

「才能」は絶対、全員にあるものそのとき柿内さんがおっしゃったのは「絶対ある

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文脈にのるには、文章の「公開された姿」を想像しよう

文脈にのるには、文章の「公開された姿」を想像しよう

今日はクライアントさんのnoteをまとめて、竹村さんに添削していただきました。そのなかで特に「なるほど!」と思ったのが、

「読まれる記事にするには、それが公開された時のことを想像すべし」ということです。

「いいね!」ポイントをつくっておくまず想像すべきは、その文章が公開されたとき、読んだ人はどこに「いいね!」と思うのか? ということです。

たとえばnoteだと、よく記事を引用してTwitte

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伝えたい魅力がなかなか伝わらないときの打開策

伝えたい魅力がなかなか伝わらないときの打開策

「主観と客観の往復がいい文章を生む」ということを、竹村さんがよくおっしゃっています。

でも、取材を重ねて著者と仲良くなって、パーソナリティを深く理解すればするほど「客観視」が難しくなっていくんですよね。「こんなにおもしろいのに、なんで伝わっていかないんだろう?」となりがちです。

そんなときの打開策のひとつとして、今日教わったことがあるので共有します!

「作り手目線」のコピーは売れないなにかの

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編集者の役割ってなんだろう?

編集者の役割ってなんだろう?

「編集者」の仕事のイメージって、なんかぼんやりしていますよね。よく言われるのは「作家さんのところに原稿を取りに行ったりするんでしょ?」とか。伊佐坂先生のところに原稿を取りにくるノリスケおじさんのイメージでしょうか。

でも、漫画や文芸の編集者だけでなく、ビジネス書や実用書、雑誌、WEB媒体などの編集者もいますよね。「編集者に共通する役割とはなにか」って、実はけっこう難しい気がします。私の名刺には「

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