「チャンスを掴みに行く」ことと「チャンスを手渡される」ことに優劣はない
最近は前向き(前のめり?)、猛ダッシュ気味の私ですが、元々は「自分で描いたキャリアを一直線!!」ではないタイプ。青写真目指して歩むのではなく、振り返ると道ができていた、そんな人間でした。
その姿を否定されたことは一度もないのですが、
「人からの期待に応えるだけ」
「与えられないとなにもできない」
とすら思えて、心に深い根を張ったコンプレックスになっていました。
そんな中、最近読んだのが「生きる はたらく つくる」。
あのミナペルホネンの皆川明さんの著書です。
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本当に目指したい道があったけれど挫折して、ファッションに進む。しかも最初はデザインは自分に向いていないとすら思っていた。
本を読むとわかるのですが、あの皆川さんは、自力で開拓したスタートではありませんでした。
私はこれまでの自分(特に仕事に関して)を「言われたことをやる」というイメージに捉えていたけれど・・・先ほど紹介した文章を読んでふと思ったんですよね。
「私を見てくれていた様々な人から、 チャンスを差し出してもらっていたのかも」と。
自分でドアを見つけて、それを自力でこじ開けることこそに価値があると思い込んでいた。けれど、価値がある前進って、その方法だけではない。
人から受け取ったチャンスを積み上げてもいいんだ。むしろ、自分を最大限に活かせる有効な方法の一つなんだ。
描く美しさだけではなく、受け取る素晴らしさもある。――そんなことに気づかされた今日この頃です。
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