マガジンのカバー画像

保育士のお話

60
運営しているクリエイター

#発達障害

私が子どもを好きな訳

私が子どもを好きな訳

世の中には様々な素敵なものが溢れている中、
私が特に何故、子どもに注目するのか考えてみました。

それは何より、子どもの発想に感動させられることが多いから。
そして子どもの無邪気な素直さは、私を優しい気持ちにさせてくれます。
私は、子どもを育てたりより良い方向に導いたりする以前に
子ども達に生かされているのだと感じます。
子ども達の笑顔に会った時、私は最高に満たされます。
この世から”子ども”の存

もっとみる
これからの私がしたいこと、そして出来ることは何か〜考え続ける52歳の等身大の私

これからの私がしたいこと、そして出来ることは何か〜考え続ける52歳の等身大の私

私は現在52歳。
最初の離婚から20年以上が経過し、
2度目の離婚から10年以上が経過しています。
なんて人生は長いのでしょう。
人生100年時代なんて言われますが、
折り返したとは言え、まだ半分も残っているのかと思うと
想像もつかない位です。
いかに心身の健康が不可欠か思い知らされます。

50代が見えて来た頃から私は、
いわゆる更年期に差し掛かり、
ちょうど未知のウィルス新型コロナの台頭、

もっとみる
フリーパート保育士として思うこと

フリーパート保育士として思うこと

私はフリーのパート保育士をしているのですが、正規保育士のやり方が全て正しいと言うわけではない、と思うことが今勤める保育園でもたまにあります。(フリー保育士は、固定のクラスに属さず、色々なクラスに入ります)

特に発達に凹凸のある子に対してあの対応はいかん、と思うことが昨日の幼児クラスにいた3時間の間に2回ありました。

1人は無理矢理楽しんでいた遊びを取り上げられ、次の支度をするべく担任の元へ強制

もっとみる
4月に出逢った5歳児クラス〜加配保育士から見る最近の変化

4月に出逢った5歳児クラス〜加配保育士から見る最近の変化

4月に今の保育園に転職して、2ヶ月半。

5歳児クラスに配属されてすぐに緊急事態宣言が発動された。

クラスの7割程の子どもが登園自粛に入る中、保護者の仕事柄などで休めない子どもとは濃厚な時間を過ごした。

その中に、その加配の必要な二人の子どもは居た。今思えば、毎日毎日、1日も休まずに登園している。

登園自粛が6月1日に解除され、5歳児クラスとして再び始動して2週間。

23人+転園して来たひ

もっとみる
発達障害の5歳児の加配に付いての日々の葛藤、疑問、私の考え方の軸。

発達障害の5歳児の加配に付いての日々の葛藤、疑問、私の考え方の軸。

4月に勤めていた保育園を転職し、5歳児の発達障害の子ども二人の加配として5歳児クラスに入っている保育士です。その二人は双子くん。とは言え二人の発達障害の傾向は異なり、当然ですが、一人一人に合った援助の仕方を模索しています。

そんな中、下記の動画を観て、私の今のもやもやとした、発達障害の子ども援助についての疑問、方向性を探っている状態がどのポイントなのか、が分かったのでまとめます。

https:

もっとみる
緊急事態宣言の中、保育園に通い続けた子ども達へ

緊急事態宣言の中、保育園に通い続けた子ども達へ

0歳児から5歳児までが通う保育園。都内では休園になっている保育園が多い中、開園し続けている保育園の方が、全国的には圧倒的に多いでしょう。私の勤めている保育園も例外ではありません。都内に位置しているので、保護者の通勤先も東京である場合も多いです。

通園自粛のお願いに沿って自粛していた子ども達が7、8割を占める中、ずっと通い続けた子ども達が居ました。私は5歳児クラス担当ですが、3歳から5歳までの合同

もっとみる
加配の立場から見た疑問、苦悩、今の保育全体にも通ずる事

加配の立場から見た疑問、苦悩、今の保育全体にも通ずる事

昨夜は2時に寝て5時半に目覚めてしまい、二度寝失敗。

寝ぼけ眼のまま書いている。

私は、4月から転職した新しい保育園で、ASDの診断の降りてる5歳児Aくんと保護者が診断を渋っているBくん双子の加配をしています。

ふとBくんのおやつの事を考えていました、、、。
どうしても食べなきゃいけない?
Bくんはおやついつも要らないのです。食べたがらない。
それで大きく崩れます。嫌だー嫌だー食べないー眠い

もっとみる
加配保育士の必要性と役割とは何かを考える。

加配保育士の必要性と役割とは何かを考える。

ここのところnoteに書き留めたい事がたくさんあり過ぎて、でも体力も付いて行かず、頭の中が忙しく一杯一杯。うまくまとめられる自信はありませんが、まずはこの週末、加配の頭をオフにしようと思った土曜日の夜、早速書いてます(笑)

🌷🌷🌷

今、どこの保育園にも「気にかかる子ども」「手のかかる子ども」が居ます。それは一定数居て、5人に1人とも言われています。保育園は集団生活。数多くいる子どもの中で

もっとみる

緊急事態宣言後の我が保育園の現状を見て思うこと。(約3割の通園児)

新型コロナの感染拡大。今の時代に生きている人間が経験した事もない自粛ムードの中、我保育園は今日も開園しています。国から休園要請がない限り、開園し続けるでしょう。色々な仕事の種類がある中で、このような状況下に於いても、医療関係や公務員など、自宅で仕事が出来ない職種もあるし、両親共働きでリモートワークになっていたとしても、テレビ会議などが多くて子どもを見られない、と言う環境もあります。まさに三密の環境

もっとみる

緊急事態宣言が出ても尚、コロナ自粛に影響されない子どもの通園の現場〜その後

加配を必要とするAくん、Bくんは、保護者の職業柄、保育園をお休みする事はない。私が保育園に行く8時にはもうすでに来ていて、フルタイム勤務を終えて帰る17時でもまだ保育園に居る。私は必ず、この二人に「また明日ね!今日は、〜〜なところとってもカッコ良かったね!先生嬉しかったよ。」と褒め言葉で1日の勤務を終える事にしている。手と手を合わせてタッチ!してバイバイ。

そんな二人の記録を毎日帰ってから残して

もっとみる

新しい出逢いのその後〜コロナ自粛に影響されない子どもの通園の現場

東京都内の保育園は、ついに休園を決めた区も多く出て来ました。私の在籍する保育園も東京都内ですが、今のところ休園の選択には至っていません。それでも登園自粛要請のお願いお便りを保護者にお渡しして、日に日に通園してくる子どもも減りました。昨日14日(火)では、その前日より更に少なく、登園は3割くらいの子どもに減りました。私は5歳児クラスの二人の加配担当なので、その子どもの保育を中心に、3〜5歳児合同での

もっとみる
客観的に自分を振り返る事は難しいけれど、とても嬉しかった事があったので記録する。

客観的に自分を振り返る事は難しいけれど、とても嬉しかった事があったので記録する。

日々、Aくん、Bくんの加配に入っている私が、今日はとても嬉しい日になりました。

いつも公園へのお散歩の帰りと午睡明けに大きく崩れるBくん。どのように対応していけば、少しでも崩れを小さくする事ができるか試行錯誤の日々。今週試してみたことは、まず、公園から帰る5分前に、Bくんに声をかける事。「あと100くらい数えたら帰るからね。」「まだいっぱい遊べる〜?」「ううん、100だからあともう少しで帰るよ。

もっとみる
発達障害の子どもとの関わりから学んだこと〜ABC分析ってなに?

発達障害の子どもとの関わりから学んだこと〜ABC分析ってなに?

ASD(自閉症スペクトラム)の二人の子どもの加配担当になって、4日目が過ぎました。例えばAくんとBくんと表記して行きます。日々の記録をノートに手書きでとっていますが、時々ここにも残そうと思います。

Aくんは、既に3歳の頃にASDの診断が出ていて、養育センターにも通っています。分かりやすい症状が出ていて、比較的対応がしやすい。今まで加配に関わった方達の努力の甲斐あってか、要所要所での手助けは必要で

もっとみる
発達障害の子ども達との出逢い。その子らしさを探して。〜加配保育士になりました〜

発達障害の子ども達との出逢い。その子らしさを探して。〜加配保育士になりました〜

2020年をまたぐ年末年始、2人の息子達との家族旅行でパリを旅してた頃は、今の生活なんて想像すらしてなかった。やがて転職を決めることも、新型コロナに脅かされる世界のことも。。。

それは3人のお祝いの旅だった。私は3人での乾杯を心から喜んだ。あの時大枚を叩いて決断しておいて良かったと今ではつくづくと思う。

🍀☘🍀

十分に気分転換したつもりだったけれど、1月中旬私は、ついに思い立って転職

もっとみる