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緊急事態宣言の中、保育園に通い続けた子ども達へ

0歳児から5歳児までが通う保育園。都内では休園になっている保育園が多い中、開園し続けている保育園の方が、全国的には圧倒的に多いでしょう。私の勤めている保育園も例外ではありません。都内に位置しているので、保護者の通勤先も東京である場合も多いです。

通園自粛のお願いに沿って自粛していた子ども達が7、8割を占める中、ずっと通い続けた子ども達が居ました。私は5歳児クラス担当ですが、3歳から5歳までの合同で保育していたので、3歳の子どもも4歳の子どももそして5歳の子どもも、加配の立場でASDの二人の男の子に付いていたけれど、他の子どもも気にかけていました。

子ども達は、いつも来ていたお友達とずっと会えなかったり、いつもとは違うメンバーで日中過ごすことになりました。それは新型コロナのせい。そして、その合同保育の中で、日替わりで主担当の先生も変わりました。自分の担任の先生が来なくて、寂しがっている子どもも居ました。それは大人の都合。子ども達には何の罪もない。そこに目を向ける保育士が何人いたでしょう。

環境の変化の中、言うに言えない、うまく表現出来ないストレスを抱えていた子どもも居るでしょう。いつもとは違う環境の中、頑張ってた子ども達。

私は、保育士さん達に問いたい。そんな環境の中でも尚、子ども達に厳しくしなければいけませんか?子どもは甘えたらいけないですか?集団生活の中での規律を守らせることばかり目標にしていませんか?社会性を身につけさせることだけを使命だと思っていませんか?ましてや、この前代未聞の環境下の中で・・・。

私は今日、仕事を休みました。説明し切れないたくさんの理由を抱えて。自分への甘えかもしれません。でも自分で自分を守らずして誰が私を守るのでしょう。私には今朝、限界の壁が見えました。

子どもは、自分の限界が来てても保育園に来ます。私は、明日出勤したら、この緊急事態宣言の中、毎日休まず来ていた子ども達に、明日はめいいっぱい愛情を注いで、甘やかせてあげようと思います。よく頑張ったね。と。そして加配が必要な自閉症スペクトラムの二人も環境の変化に苦手な特徴があるのによく頑張ったね!と。

今日は、休んでずっと、発達支援の勉強をしていました。藤原里美先生の動画をずっと見てノートに記していました。藤原先生の動画を見ていると励まされます。私は間違っていない、と。自分の軸がブレない方法、それを周りに理解してもらえる日が来るのか分かりませんが、妥協点を探しながら、これからも決して子どもの気持ちを後回しにしない保育をする保育士でありたいです。

もう支配的な保育は時代遅れです。


⬇️藤原里美先生のYouTube動画。たくさんあります。

https://youtu.be/LBPGEjriW3I

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