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保育士のお話

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2020年2月の記事一覧

さよならみんな、どこかでまた逢えたらいいね〜最後の出勤の最後の時

今日は、最後の出勤日。あいにく体調が整わず、今日もお休み。私の定時の18時半が過ぎるまで、複雑な気持ちで家に居た。時計の針が18時半になった時、ようやく肩の荷が降りて、じわりと涙が溢れた。

昨日の夕方、調子が良かったので、保育園の子ども達に会いに行って今日の体調も分からないので、一応荷物も持って帰り、2時間だけの保育に入った。それが最後だった。

🌷🌷🌷

久しぶりにみんなとのご対面❤︎

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【補足】国家試験の保育士資格試験を受けて保育士になった先のこと〜先輩方に伝えたい事

【補足】国家試験の保育士資格試験を受けて保育士になった先のこと〜先輩方に伝えたい事

前の記事を書いてから、Facebook、Twitterでのシェアなどでも多くの反応を頂きました。

https://note.com/miho517/n/nef9f80d2e134

これを既に読んで下ってまたここに来て下さった方、ありがとうございます!私は少し、悲しい気持ちで今、補足を書こうとしています。そしてとても偉そうな記事になると思います!笑

これをFacebookの保育士グループへシェ

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国家試験の保育士資格試験を受けて保育士になった先のこと〜勉強中の方、先輩方に伝えたい事

国家試験の保育士資格試験を受けて保育士になった先のこと〜勉強中の方、先輩方に伝えたい事

保育士資格試験は、筆記試験の科目が9科目あり、全てマークシートで、それぞれ6割以上で合格となります。その全てを合格した後に、実技試験があります。

待機児童を減らすため、保育園の増設、保育士の確保に伴って、数年前から保育士資格試験に特例制度が適用されています。

ホームページより↓

幼稚園教諭免許状所有者(臨時免許を除く)が対象の制度で、幼稚園等における「実務経験」により、通常の「保育の心理学」

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保育士になってから分かった時代の流れと共に変わるべき保育園のあり方の話

保育士になってから分かった時代の流れと共に変わるべき保育園のあり方の話

昨日、ふとこのツイートが目に入って思った事。それは、私の感覚が保育士になって2年で激変したと言うこと。

https://twitter.com/naokubo1995/status/1230747946938798082?s=21

そう、私は2年前、初めて保育園で勤める事になった頃、まだ保育園のあるべき役割について、疑問を持っていた。まだまだ幼くて可愛い子どもを他人に預けてしまうなんて、も

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2歳児ちゃん達とかくれんぼ

2歳児ちゃん達とかくれんぼ

今日の夕方の園庭遊び。

「かくれんぼしよう〜」とIちゃんが言った。

Kちゃん、Sちゃん、Yちゃんたちがニコニコワクワク♪

「みほさん、かくれて〜〜!」とIちゃん。

「分かったよ〜!もういいかい!?って聞いてね♪」

私は、小さく進んで、隣の隣の隣の・・・木の陰に隠れた。

隠れたけど、ちょこっと見えるようにしておいた。

いないいないばぁ〜みたいに、ちょこっと顔を出しては、

オーバーリア

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実体験の積み重ねのその先に・・・

実体験の積み重ねのその先に・・・

これを始めようとした今、私は49歳。

その4ヶ月後には、50歳と言う何か特別なような、、

人生の半分、折り返し地点と言うには

あまりにももう過ぎてしまっているような、、

不思議な年齢50歳。

生まれて50年という節目は私にとって、

世間で言う「還暦」よりもおめでたい気がする。

この歳になって改めて振り返ると

人生のどの点と点も繋がっていて

緩やかに右にブレたり左にブレたりしながら

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発達障害と思われる子どもの保育について思うこと。

発達障害と思われる子どもの保育について思うこと。

去年、2歳児のクラス担当の時、明らかに多動だな、と思う子どもが居て、
それを個人がなってない!て事で担任は手を焼いていつも怒っていた。

私はフルタイムパートなので、フォローに回る事が多かった。

でも、その子が幼児になってようやく高機能自閉症スペクトラムと診断され、持ち上がった担任はそこで納得、理解し、その子が可愛く思えるようになったと話していたらしい。

その子は色鉛筆で塗り絵の場を設けても1

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考え方の違いと人格否定はイコールではないと保育の世界で思った事。

考え方の違いと人格否定はイコールではないと保育の世界で思った事。

そんな話を先日、同居している大学2年の次男と話してた。
なるほどな、、

保育のやり方はあまり好きではないけど、話をするのがすごく楽しい相手。
保育のやり方がベテランで尊敬するんだけど、1人の人としてはあまり深まらない相手。
色々ある。

考え方が違うからとそこで自ら壁を作ってしまったら、もうそこで人間関係の構築は終わる。

ひとつ、分かったんですよね…。

人との関係を築く為には、
まずその人

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遅咲きの保育士みほさんの葛藤

遅咲きの保育士みほさんの葛藤

私の今勤める園では、保育士の事を先生と呼ばない。

だから私は、保育士さん達からも子ども達からも「みほさん」と呼ばれている。

私は亡き父の残してくれたこの名前がとても好きなので、

みほさん、と呼ばれると気持ちが上がる↑↑↑

1歳児クラスのほとんどの子どもが最初、みほさんと呼べなかった。

「ほ」と言う発音も難しい。「ほ」は「お」となり、ミオさん、と響きは同じなので、それでも嬉しい。

ところ

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節分に鬼さん登場で子どもを泣かせる意味

節分に鬼さん登場で子どもを泣かせる意味

毎年、節分の日には、豆を撒いて鬼退治をする。

多くの家庭では、お父さんが鬼の役をしたりもする。

豆を歳の数だけ食べる、恵方巻をその年の方角に向かって無言で食べるなどもあり、

どうやらそれは日本の風習である。

保育園でも毎年節分の日が来ると、鬼さんがやって来る。

それはそれは恐い顔をしている。

大きな真っ赤な顔で、どこを見ているのかよく分からない。

子ども達は、それはそれは恐い思いをす

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45歳を過ぎて初めて福祉の世界へ入って感じる違和感と転職活動。

45歳を過ぎて初めて福祉の世界へ入って感じる違和感と転職活動。

今回、勤める保育園を変更する事に決めた決定的な理由は、

古い歴史による古い考え方の環境が変わる可能性を感じなかった事。

もしかしたらそれは一部の人達によるものかもしれません。

その後に入った人達に、それに違和感や疑問を感じるスタッフが居れば、

そしてそれを見逃さず声を出して、問題提起出来たなら、

いろいろな考え方を擦り合わせ、少しずつ少しずつ歩み寄って来れたのかもしれません。

でも実際

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