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【小説 第1話】もしも、とある会社員が「自己啓発ソムリエ 言葉で動く」の記事を読んだら?

皆様こんばんは。
数ある中からご覧頂き誠にありがとうございます。
こちらは小説となります。
最後までご覧頂けると幸いです。

では、【小説 第1話】もしも、とある会社員が「自己啓発ソムリエ 言葉で動く」の記事を読んだら?始まります。


【お知らせ】

【予定では第15話までとなります】

※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。


✳️自己啓発ソムリエ 言葉で動くのコンセプト紹介

「私が何故、自己啓発を記事にするのか?」その理由が書いてある記事となります。
宜しければご覧ください。
↓↓↓

「何故、本を読み続けるのか?」その理由が書いてある記事となります。
宜しければご覧ください。
↓↓↓


「私が知識にどういう思いをかけているのか?」を書きました。
宜しければご覧ください。
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1️⃣.僕は仕事が嫌いだ

「仕事行きたくないな…」
この一言を頭の中でつぶやきながら、大きい音が鳴っている目覚まし時計を止めるのが、僕のモーニングルーティーンだ。

髪はビジネスで好印象を与えるツーブロック、黒ぶちメガネを掛けていて、肌は少し焼けている。
身長は170cmくらい。
スキニーの洋服が好きで、細身の服ばかり購入している。

そして、6畳の部屋に必要最低限の家具しか置けないほどの生活。
これが「僕」である。

朝起きてシフトの出勤時間を確認をする。
そう。
僕は店舗勤務の仕事に勤めている。

「今日は8時間勤務だ…」
それを見てまた憂鬱になる。
この8時間は僕にとって苦痛だ。

普通の会社員であれば、8時間勤務は当たり前だ。
しかし、店舗勤務はシフト制で、月の総労働時間が決まっている。
例えば、160時間であれば、8時間✖︎20日=160時間となる。

だが、たまに開店から閉店までの勤務があり、時に短縮労働で5時間勤務の日もあるのだ。

そういった短縮労働の日は少し気持ちが楽になる。

僕は忙しそうに顔を洗い、歯を磨く。
そして、朝食も食べず、靴紐を解かずに足を押し込んでかかとを潰し、雑に靴を履きながら家を出た。

今日も忙しく仕事を終えた。
仕事終わりの日はいつも疲れている。
晩ご飯を用意するのも面倒だ。

お笑い番組を見ながら、晩ご飯はコンビニで売っている銘店シリーズのカップラーメンを「ズズッ、ズズズッ…」とすすり、適当に済ませた。

お腹が満たされたところでふと、明日の予定を思い出し、ほこりが被っている黒いビジネスバッグを取り出した。

「そういえば、明日は研修だ…」
そんなことを頭で考えながら、研修で使う資料をバッグに詰め込んだ。


2️⃣.研修終わりに

今日はオフィス街にて研修だ。
店舗勤務とはずいぶんと違った雰囲気がある。
行き交う人々は、流行りのワイヤレスイヤホンで動画を見たり、携帯電話を片手に時計を見ながら会話している。

目的の会場に着き、1階の自動販売機で水を購入した。
2階の研修部屋の前にある机に置いてあった座席表を確認して、席に座った。

主に研修は、新商品の勉強やビジネスマナー、そして、店長になるためのキャリアプラン形成といった内容だ。

眠たくなるような研修が終わると、1人の男性が手を振って近づいてきた。

「久しぶり!元気にしていたか?」

それは、同期の「長瀬」だった。
長瀬は、髪はミディアムヘアーをジェルでまとめいてる。
肌は、日焼け知らずの白さだ。
細身のグレースーツが良く似合う身長180cmの長身で、左手には初ボーナスで奮発して買った時計がキラキラと輝いていた。

長瀬とは、入社後の新人研修で、偶然隣の席になり、そこから良く話すようになった。

長瀬は言った。
「研修お疲れ様!久しぶりに一緒に飯でも行かない?」と誘われた。
「誰かとご飯を食べるのはいつ以来だろう…」そんな考えを巡らせながら、オフィス街を抜けた駅前の一軒のラーメン屋に入った。

2人は奥のカウンター席に座り、店内に声を響かせている大将に向かい、僕は大好きなとんこつラーメンを注文した。
長瀬はというと、チャーシュー大盛りの醤油ラーメンを注文した。

すると、豪快にラーメンをすすりながら長瀬はこう言った。

「なぁ、noteって知ってる?」

ラーメンを飲み干した後、僕は答えた。
「知らない。面白いの?」

元々SNS自体に、あまり興味がない僕にとっては全く無縁であった。

続けて、長瀬はこう語った。

「面白いよ!色々な人が記事やつぶやきを投稿しているんだ!ブログみたいな感じかな。それに、絵や音楽も作って投稿出来るんだよ!」

「ふ〜ん…そうなんだ…」
僕は、食べ終わったラーメンの器を寂しそうに見ながら、うわの空の返事をした。

その後、ラーメン屋を後にした僕たちは、駅に着いた。
長瀬は、僕が住んでいる最寄り駅とは逆方向だ。
挨拶を終えると僕とは逆のホームに向かっていき、発車のベルが鳴るとエスカレーターを足早に歩き出した。

そして、電車の角席に座った僕は、研修の疲れもあったせいか、ゆっくりとバーに頭を乗せながら目を閉じた。


3️⃣.運命の出会い

家に着いたのは、21時ごろ。

帰り道は街灯が少ないので、疲れた体に、更に追い打ちを掛けるようだった。

自宅に着き、誰もいない部屋に「ただいま」と言った。
当然、返事もなく、革靴が床に落ちて「コツン」という音だけが響いた。

慣れないスーツ姿だったので、気持ちを切り替えようと、すぐに脱ぎ捨ててお風呂に入った。

お風呂から出た時には、22時を回っていた。

そして、ウトウトしながら長瀬の言葉を思い出す。
『なぁ、noteってサイト、知ってる?』

普段なら気にも留めない発言だ。
しかし、何故かこの時、僕は「ちょっと見てみよう」という気持ちになった。

この時、どうしてこんな気持ちになったのか?
それは、今でも分からない。

「仕事が嫌いな僕にとって、何かいい情報が書かれていないか?」と思い、noteのアプリをインストールしてスマホをスクロールしながら記事を探し始めた。

すると、一人の記事が目に飛び込んできた。

「自己啓発ソムリエ 言葉で動く?誰だこれ?」

なんでも、自己啓発に関する記事を投稿しているらしい。
書店で自己啓発コーナーがあることは知っていた。
しかし、仕事が嫌いな僕にとって全く縁のない場所になっていたのは、言うまでもない。

またスクロールしていると、気になる記事が1つ見つかった。
それがこちらだ。


自己啓発ソムリエ 言葉で動くの記事の中でも、スキが多い。
そう思って、クリックした。

内容に、少し思い当たる節があった。
実は、僕は高校時代にバンドを少しやっていた。

担当はギターだった。

初めの頃は、カッコいいミュージシャンに憧れて弦をジャンジャン鳴らしていた。
しかし、簡単な曲は弾けたものの、難しい曲は全然弾けなかった。

そして、何回も挑戦したが、結局実家の僕の部屋のインテリアとなり、ほこりが被ったままだ。

「これに似ているな…」
そう思った。あれはプラトーだったんだ。
今やっと理解した。

昔の記憶が腑に落ちたが、途中で

「これが仕事と何の関係があるの?」

そう思い、記事を見るのをやめて、携帯を充電もしないでベッドに投げ捨てて、軽くバウンドした。

そして、部屋の電気を消して、薄暗くなった天井を細い目で見つめた。

「はぁ〜…また明日から仕事かぁ…」
そんなことをつぶやきながら、眠りにつく準備をした。

しかし、僕は全く気が付いていなかった。

この記事との出会いが、僕の人生を大きく変えるきっかけになるとは、この時夢にも思わなかった。

〜つづく〜


4️⃣.このお話の使い方

自己啓発とは、読んでいるだけでは自分のスキルにならないことがほとんどです。
これは、料理のレシピ本を読んだだけでは、料理が上手くならないのと同じです。

つまり、

自己啓発を読む→行動する

このサイクルが大切です。

ただ、自己啓発を読んだはいいけど、どう行動していいかわからない…

中にはそう思う人もいます。

そこで、この物語を参考に「私の記事をどう使えばいいのか?」
そのイメージの助けになれば幸いです。

主人公と同じように、普段の私生活に自己啓発を取り入れることで、成長することが出来ます。

この物語は始まったばかりです。
主人公とあなたの成長を心より願っております。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回もよろしくお願い致します。

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