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川上弘美の「神様2011」英語版発見

川上弘美の「神様2011」英語版発見

英語圏のひとにもインパクトを与えたという川上弘美の英語版「神様2011」をGrantaサイトで発見。柴田元幸ともうひとりが翻訳。英語タイトル(リンク付き)は、"God bless you 2011"
オリジナルを読んだことがなかったのでそっちも読もうかな。

☆本#270 刑法第39条「連続殺人鬼 カエル男」中山七里著を読んで

☆本#270 刑法第39条「連続殺人鬼 カエル男」中山七里著を読んで

著者は新人賞に応募した際、2作品送った。これがその一つで、もう一つは賞を獲った。そっちのほうが一般受けしそうだったからからでこちらも最終選考に残った作品。ジャンルが違う2作品のうち、こっちは刑事事件もの。
語り手は主に若い刑事。連続殺人、博識な上司や周りとの人間模様、ちょっとありえない暴動、犯人までの3重構造等、本も結構厚い。死体・殺し方は結構エグイのもあった…。

そもそもこの作品を知ったのは、

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Oprah Diaryで昨年紹介されたイザベル・アジェンテのベストブックリスト(英語)

Oprah Diaryで昨年紹介されたイザベル・アジェンテのベストブックリスト(英語)

オプラ・ウィンフリーのウェブ。
彼女がお勧めするとベスト・セラーになる傾向が高い。
以下リンク。

The Best Isabel Allende Books
Looking for magic, strong women, and adventure? Dive into Allende's work.

A Long Petal of the Seaに興を持った。1930年代のスペイン人の未亡

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☆本#200 永遠「クマのプーさん」A.A.ミルン作、石井桃子訳

☆本#200 永遠「クマのプーさん」A.A.ミルン作、石井桃子訳

多分久々読む。

英語版のオリジナルを探したら見つかった。以下リンク。

Winnie-the-Pooh

これを見ると、訳の良さがよくわかる。

序文が、そーゆーことかー、と納得した。

それと、イラストがほんとフィットしてる。それってすごいな。

The best romance books of 2021 — so far(英語記事)

The best romance books of 2021 — so far(英語記事)

ロマンス系の本は、そういえば最近読んでないかも。
今年、今のところベストだと紹介されている本のあらすじ(以下リンク)を見ていたら読みたくなった...。

アメリカ人の作家が自作を自分で読む(the New Yorker、英語、約41分)

アメリカ人の作家が自作を自分で読む(the New Yorker、英語、約41分)

How to Practice (タイトルとリンク)

作者はアン・パチェット。
20年前に日本人も主役のひとりの作品「ベル・カント」を書いた作家。これは映画化され、日本の俳優も出演したけど日本では未公開らしい。

ニューヨーカーでは、ほかにも作家が自作を読んでいるので、興味のある作家の作品を聞いてもいいかも。オーディオブックのいいところは、ながら聞きができるところ。通勤や通学の際にも聞けるし、分

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☆本#103 人の普遍「黄金の少年、エメラルドの少女」イーユン・リー著を読んで

☆本#103 人の普遍「黄金の少年、エメラルドの少女」イーユン・リー著を読んで

大学院からアメリカに移住し、後にグリーンカードを経て、国籍もとった中国生まれの作家の短編集。
「優しさ」という作品の書評で知り興味を持ったのが読むきっかけ。

母国語ではなく、英語で小説を書く人が増えているようだけど、さかのぼれば、キョウコ・モリや、フランスで2度賞をゴンクール獲った(名前を変えた)ロマン・ガリがいる。

前者は、日本語版を翻訳者にまかせた。イーユン・リーは、数年前のインタビューで

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好きな海外の作家のトークが見つかるかも。英語中級以上向け。&チママンダの短編が全公開。

好きな海外の作家のトークが見つかるかも。英語中級以上向け。&チママンダの短編が全公開。

イーユン・リーの動画を見ていて知ったEdinburgh International Book Festival。

リンクをたどるとわかるように、たくさんの作家が参加している。

作家と直接会えるイベントは欧米では実施されているようだけど、日本では単発の発売記念以外ではあまり聞かないような。
村上春樹も国外書店に、多分エージェントのアレンジで参加している記事を何度か読んだことがあるけど。

コロナ

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