みから 未絡 micara

本、映画、アート、英語、料理等興味のあることと、ささやかなチャレンジについて。 Art…

みから 未絡 micara

本、映画、アート、英語、料理等興味のあることと、ささやかなチャレンジについて。 Art lover(海外のメジャー美術館制覇)。趣味は旅行、訪問35か国以上。海外ニュースチェックが日課。読書は月30~50冊。

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

英語のヒアリング上達法。学習に最適なサイト。

語学習得は、継続が大事。母国語でないと忘れていく。。。なので、なるべく毎日英語は聞くようにしている。 もうひとつ英語の習得で大事なのは、適切な教材だと思う。これが難しすぎると途中でくじける。。。 ヒアリングを強化したいひとは、youtubeの英語動画で音声スピードを下げる方法もあるけど、発音やアクセントがわかりづらいひとがいるので、ヒアリングにある程度慣れるまでは難しいかもしれない。 発音がクリアできれいで、聞き取れる発音スピードを提供してくれているサイトのほうが続けや

    • ☆本#571-2「誘拐犯 上下」シャルロッテ・リンク著を読んで

      スコットランドヤードの刑事、ケイトのシリーズ2作目。 今回も、管轄外で調査し、謎を解明。前作よりも、より複雑。 亡き父の家を貸していたケイトは、借主が家を荒らして出ていったことを知り、休暇を取って見に行く。ひどい有様で、やむを得ず最寄りのB&Bに滞在すると、その家の10代の娘が失踪。否応なく、巻き込まれる。 実は、4年前に管理が厳しいシングルファーザーの一人娘が失踪し、昨年失踪した少女は死体で発見されていた。B&Bの経営者の娘が失踪したあと、別の家の少女も行方をくらます。

      • ☆本#570 分岐点 「身の上話」佐藤正午著を読んで

        語り手は主人公の夫。流動的展開で、先が読めないロードムービー的。 妻ミチルの人生が語られる。 ミチルは23歳の時、地元の、海に面した観光地の老舗書店に勤める。 ある日、毎月出張でやってくる大手出版社からの販売部の男性、豊増と偶然食事をする機会があり、多少流されやすいタイプのミチルは彼と付き合い始める。といっても、ミチルには恋人がいるし、彼には妻子がいるので不倫。 ある時、彼に会うために歯医者へ行くと嘘をついて勤務先を出ようとしたミチルは職場の主任らから行く途中宝くじを買うよ

        • ☆本#568-9 設定「白鳥とコウモリ」東野圭吾著、「あなたはここにいなくとも」町田そのこ著を読んで

          「白鳥とコウモリ」の語り手は刑事、被害者と被疑者の娘と息子など複数。文中1/5くらいで犯人が判明するけど、そこからが謎の究明の始まりで、西欧のミステリ系のようにページ数が多い。タイトルは娘と息子コンビの例え。 警視庁捜査一課の五代は若手刑事と共に、通報のあった殺人事件の捜査を担当。被害者は弁護士で、人から恨まれるような人物ではなかった。 そんな中、捜査に浮上した人物が自供する。事件は一旦解決したかに見えたが、被害者の娘と、被疑者の息子は、それぞれ違和感を感じ、嘘に気付き…。

        • 固定された記事

        英語のヒアリング上達法。学習に最適なサイト。

        マガジン

        • 394本
        • 映画
          77本
        • 英語
          66本
        • 海外
          33本
        • 料理
          104本
        • チャレンジ
          59本

        記事

          ☆本#566,7 「魔の山」「ファイナル・ツイスト」ジェフリー・ディーヴァー著を読んで

          コルター・シリーズ2作目。 前作で父親の謎の死がわかり、それについてが2冊目かと思ったら、メインはカルト。3作目で父の意志を引き継ぐ。 「魔の山」では、コルターは父親の件を追求しようとしていたところ、逃亡中の子供を見つける依頼を引き受ける。 順調に子供と、その友達を見つけるも、後者が飛び降り自殺。容疑は晴れるはずだったのになぜそんな行為を行ったのか、その死を防げなかったコルターは苦悩。彼が数週間滞在していたという宗教施設に潜入し…。 「ファイナル・ツイスト」では、コルター

          ☆本#566,7 「魔の山」「ファイナル・ツイスト」ジェフリー・ディーヴァー著を読んで

          ☆本#564-5「トッカン 徴収ロワイヤル」「富久丸百貨店外商部其の三 上流階級」高殿円著を読んで

          「トッカン」はシリーズ4作目で初の短編集。「富久丸百貨店外商部」はシリーズ3作目。どちらも続編が出ていたので読んでみた。 「トッカン4」 短編6作。国税調査官のぐー子が主な語り手。 「人生オークション」では、ぐー子は明石町に住む72歳の女性をひとりで担当することになる。相続税の取り立てで、家を売るしかないがうまく進まない。やっと進展があったかと思うと、とんでもない展開が待っていて、してやられるぐー子。 「五年目の鮭」では、専科研修に参加することになったぐー子は周りから「出会

          ☆本#564-5「トッカン 徴収ロワイヤル」「富久丸百貨店外商部其の三 上流階級」高殿円著を読んで

          ☆本#563 パラレル「彼が通る不思議なコースを私を」白石一文著を読んで

          著者の作品は、恋愛・ふたりの関係が中核だと思うけど、ハッピーエンドにならないケースが多い。すれ違いとか、死別とか。途中幸せなシーンもあるけど、読後なんだかもやもやするので、しばらく読んでいなかった。 本作は、ファンタジー要素や特殊能力が出てきて、微妙な展開もあるけど、開けた感じで着地。 主人公の霧子はある日、大学時の同級生みずほが元カレと会うのに付き合わされる。ふたりは彼女の略奪で付き合い始めたけど、卒業後彼が海外に赴任し、遠距離になったことで互いに連絡が途絶え、彼女は別れ

          ☆本#563 パラレル「彼が通る不思議なコースを私を」白石一文著を読んで

          ☆本#562 真摯「心眼」相場英雄著を読んで

          この著者の本は初めて読む。 警察内部問題系だけど、よくある事件捜査系とは違う部署。 主人公の片桐文雄は、実績が認められ、警察庁見当たり捜査班に所属することになる。いずれは捜査一課に行きたいと思っている。 片桐が所属することになった部署の仕事は、私服で街中や繁華街等へ出て、指名手配犯を逮捕すること。 先輩の検挙を手伝った片桐は、自身がまだ検挙していないことに焦りを感じる。 そんな中、繁華街でひとりの男性が目につく。その人がこれまで会ったことのない捜査官の稲本だと知る。元捜

          ☆本#562 真摯「心眼」相場英雄著を読んで

          映画「ジャンヌ・デュ・バリー国王最期の愛人」を観て

          18世紀のフランスが舞台。59年間にわたり在位したルイ15世と、彼の最後の公妾ジャンヌの話。 ルイ15世を演じたジョニー・デップは全編フランス語。撮影はヴェルサイユ宮殿。庭園がとても広~い。ロココ調時代で衣装がゴージャス。 貧しい家庭の私生児として生まれたジャンヌは、料理人の母が働く館の主人の支援で修道院へ入り学問を得るも、修道女が読んではいけない本を読んだりして追い出され、次に行かされた館でも素行面で追い出される。その後、娼婦同然の生活を送っていたところ、そこで出会った貴

          映画「ジャンヌ・デュ・バリー国王最期の愛人」を観て

          ☆本#560-1 「沈黙の果て 上下」シャルロッテ・リンク著を読んで

          主人公はドイツ人だけど、舞台はイギリスとドイツ。 主な語り手はドイツ人女性のイェシカだけど、いつものように登場人物が多く、それぞれ悩みがある。 冒頭、イェシカが散歩から戻ると、屋敷の主を含む4名の死体と、重症の子供、茫然自失の友人エフェリンを発見する。 その事件の前。 獣医のイェシカは、バツイチで子持ち(15歳の娘リカルダ。普段は母親と暮らす)の大学教授アレクサンダーと結婚し、彼が休暇の時は必ず過ごすという、パトリツィアの別荘(イギリスのヨークシャー)に、リカルダと共に来

          ☆本#560-1 「沈黙の果て 上下」シャルロッテ・リンク著を読んで

          ☆本#559 不思議なポジティブ系「銀河不動産の超越」森博嗣著を読んで

          著者の作品はミステリーが有名だけど、本作は文芸よりで若干ファンタジーなノリ。 気力も体力もない主人公高橋は、就職がなかなか決まらず、大学の就職担当も勧めない下町商店街にある「銀河不動産」に就職する。 そこは社長以外の社員は中年女性ひとり。 客は滅多に来ないが、ある日、社長の顔見知りの間宮さんという中年女性が訪れ、具体的なイメージはまだないけど物件を紹介して欲しいという。社長が物件を選び、高橋が案内することに。 その物件は一軒家で郊外にあり、変わったレイアウトで、異様に大

          ☆本#559 不思議なポジティブ系「銀河不動産の超越」森博嗣著を読んで

          ☆本#556-8 癒し「神楽坂スパイス・ボックス シリーズ1,2,3」長月天音著を読んで

          レストランを開業し、食を通じて人を癒す姉妹のシリーズ。 今回も、悪い人はほぼ出て来ず。少々感じ悪い人々は登場。 料理はどれもおいしそうで、家のそばにこういう店ほしい…。 「神楽坂スパイス・ボックス」シリーズ1 料理雑誌編集者のみのりは、5年付き合った恋人、レストランオーナーでありシェフの和史に、ふたりの将来の展望が異なることをきっかけに別れを告げられる。 彼と結婚して、シェフの妻になることを思い描いていたのでショックが大きかったみのりは、腹いせもあって、飲食店を開業し、彼を

          ☆本#556-8 癒し「神楽坂スパイス・ボックス シリーズ1,2,3」長月天音著を読んで

          ☆本#555 勧善懲悪「グレイラットの殺人」M・W・クレイヴン著を読んで

          英国国家犯罪対策庁の重大犯罪分析課の刑事部長ワシントン・ポーと分析官ティリーが活躍するシリーズ4作目。 冒頭、貸金庫を強盗団が襲い、リーダーと思われる男が仲間のひとりを殺し、逃亡。 その3年後、サミット開催が迫る中、米国ヘリコプター会社の社長が売春宿で殺される。ポーは、自宅の件で出廷していて、有利な判決が出る直前に休廷とされ、MI5(保安局)と前作で知り合ったFBI特別捜査官リーと共に、その事件を担当することになる。 殺害現場の映像を見たポーは違和感に気付き、それが3年前

          ☆本#555 勧善懲悪「グレイラットの殺人」M・W・クレイヴン著を読んで

          5次元 映画「インターステラー」を観て

          制作は米英で、2014年公開のSF映画。169分(長い)。 監督はクリストファー・ノーランなので、独特な世界観。 舞台はアメリカ。謎の砂嵐減少で作物が実らなくなり、人類は絶滅の危機。 元パイロットで現在農家の主人公クーパーは、子供ふたりと義理の父と共に暮らす。 ある日、娘のマーフの部屋の本棚から、数冊本が落ちていた。ゴースト(幽霊)のせいだと片づけるも、不思議がるマーフに元エンジニアでもあるクーパーは原因を調べるよういう。 ある日、家族で野球観戦に行くと、激しい砂嵐が来て

          5次元 映画「インターステラー」を観て

          ☆本#554 性分「行きつ戻りつ死ぬまで思案中」垣谷美雨著を読んで

          エッセイ。2020年5月~2022年11月。 友達、差別的表現、子供のころや過去の話、給食、読んだ本、英語、女子刑務所、歴史の授業、子供との話等々。 「女性刑務所は要らない」では、以前から女性のほうが少ないだろうと思っていたけど、実際の男女比で女性は約10%だと。多くは男性の犠牲・影響による犯罪らしい。高齢の女性受刑者は介護が必要で、看守はそういった作業も職務に含まれるゆえか離職率も高いとか。 著者は小中で給食がなかったらしい。みな家に帰って食べていたと。昔はそういうのが

          ☆本#554 性分「行きつ戻りつ死ぬまで思案中」垣谷美雨著を読んで

          ☆本#552,553 迷走「失踪者 上下」シャルロッテ・リンク著を読んで

          ドイツ人作家のイギリス人・イギリスが舞台の小説。 イギリスの田舎に住むエレインは幼馴染のロザンナの結婚式に招待され、ジブラルタルへ行くため空港へ向かう。本来なら午前の便で行く予定が、障がい者の兄ジェフのため午後便に変更したところ、霧のため欠航に。 初めて兄の世話や田舎から出ていくことを楽しみにしていたのに。翌日の便でも式には確実に間に合わない。絶望して涙が止まらなくなる。間違って男性トイレへ向かっていたため、男性とぶつかる。話の流れからその男性の家に一晩泊めてもらうことにな

          ☆本#552,553 迷走「失踪者 上下」シャルロッテ・リンク著を読んで