みから 未絡 micara

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本、映画、アート、英語、料理等興味のあることと、ささやかなチャレンジについて。 Art lover(海外のメジャー美術館制覇)。趣味は旅行、訪問35か国以上。海外ニュースチェックが日課。読書は月30~50冊。

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英語のヒアリング上達法。学習に最適なサイト。

語学習得は、継続が大事。母国語でないと忘れていく。。。なので、なるべく毎日英語は聞くようにしている。 もうひとつ英語の習得で大事なのは、適切な教材だと思う。これが難しすぎると途中でくじける。。。 ヒアリングを強化したいひとは、youtubeの英語動画で音声スピードを下げる方法もあるけど、発音やアクセントがわかりづらいひとがいるので、ヒアリングにある程度慣れるまでは難しいかもしれない。 発音がクリアできれいで、聞き取れる発音スピードを提供してくれているサイトのほうが続けや

    • ☆本#597 作中作「ボストン図書館の推理作家」サラーリ・ジェンティル著を読んで

      著者はスリランカ生まれのオーストラリア人。 本作の登場人物もオーストラリア人の作家ハンナ。だけど、本人は登場せず、ボストン在住の作家志望のレオからのメールのやりとり(ハンナの小説についてフィードバック)等のみで、ハンナの書く小説の主人公フレディ(彼女も作家)とボストン図書館で知り合った3人の話が殺人事件に巻き込まれる話が同時進行。 フレディは奨学金を得て、オーストラリアからボストンに来て、小説の執筆に励む。 ある日、ボストン図書館で同じテーブルに座るふたりの男性とひとりの女

      • ☆本#596「誰も悲しまない殺人」キャット・ローゼンフィールド著を読んで

        著者の本は初めて読む。本作は賞にノミネートされている。 語り手は、リジーの章では殺害された(?)主人公のリジー、たまに刑事のバード、その他。 火曜日の朝10時少し前、廃品置き場から煙が昇る。実は何時間も前から燃え続けていた。住民を避難させるために向かった湖畔の家で、保安官補は女性の死体を発見する。それは、家の持ち主のリジーだった。夫のドウェインは行方不明。 リジーは、閉鎖的な村人に嫌われていた。警察は、ドウェインの行方を捜しつつ、リジーが別荘を貸していた有名インフルエンサ

        • ☆本#594-5 「ナイフをひねれば」アンソニー・ホロヴィッツ、「ザ・メイデンズ ギリシャ悲劇の殺人」アレックス・マイクリーディーズ著を読んで

          「ナイフを〜」は著者自身が登場する、ホロヴィッツ&ホーソーンのシリーズ4作目。 ホロヴィッツはなかなか心の内を見せてくれないホーソーンとの新たな契約更新をしないと決め、ホーソーンーにそれを伝える。 ホロヴィッツは舞台の脚本を書き、その舞台が地方でうまくいったので、ロンドンで公演することになる。 舞台初日、コメントが厳しい劇評家スロスビーが呼びもしないのに娘と打ち上げに参加し、いけ好かない態度をまき散らして去る。嫌な気分になったホロヴィッツと演者は、飲みなおすため劇場に向か

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          ☆本#593 「悪魔が唾棄する街」アラン・パークス著を読んで

          ハリー・マッコイのシリーズ3作目。前作は読んでないけど問題なし。本作は、賞を受賞している。 グラスゴー警察の部長刑事マッコイの上司のマレーが不在時に、天敵の部長刑事のレイバーンが指揮を執ることになる。部下のワッティーはレイバーンと共に、署が総出で捜索している少女失踪事件を受け持つ。 マッコイは、レイバーンらが担当していた進展の見られない強盗事件を押し付けられ、ホテルで死亡したロックスター、ボビーの捜査も担当することに。そんな中、検察医のギルロイからディナーに招かれ、珍しく

          ☆本#593 「悪魔が唾棄する街」アラン・パークス著を読んで

          ☆本#590-2 「後悔病棟」垣谷美雨著、「見えない傷痕」サラ・ブレーデル著、「夜霧がたり」砂原浩太朗著を読んで

          「後悔病棟」はシリーズ3作のうちの1作目。 30代前半の医師、早坂ルミ子は、末期がんの患者を担当している。コミュニケーションが下手で言葉も足りず、患者とその家族に誤解されやすい。 ある日、病院の中庭で聴診器を拾い、持ち主が出て来なかったので、自身が使うことにする。そして、その聴診器を使うと患者の心の声を聴けることに気付き…。 患者の中にはがんから回復したひともいるけど、幸せかは少し微妙な展開だったり。3作の中では、その分奥深いかも。 「見えない~」は30代半ばの女性刑事

          ☆本#590-2 「後悔病棟」垣谷美雨著、「見えない傷痕」サラ・ブレーデル著、「夜霧がたり」砂原浩太朗著を読んで

          ☆本#587-9 タフ「水車小屋のネネ」津村記久子著、「コールド・リバー 上下」サラ・パレツキー著を読んで

          「水車〜」は、姉妹を中心とした1991年から2021年の話。「コールド〜」は、V.I.ウォーショースキーのシリーズ第21作。 「水車〜」 高校3年の理佐は短大に進学する予定。シングルマザーの母親と9歳年下の妹と三人暮らし。自分の学費を稼ごうとバイトに励んでいる。 ある日、進学予定の学校から連絡があり、入学金が支払われていないと。母親に聞くと、婚約者の事業のために使ったので、来年進学するよういう。途方に暮れた理沙は、妹も母親の婚約者にひどい仕打ちを受けていること知る。理沙は、

          ☆本#587-9 タフ「水車小屋のネネ」津村記久子著、「コールド・リバー 上下」サラ・パレツキー著を読んで

          ☆本#586 諸刃の剣「絡新婦の糸」中山七里著を読んで

          警視庁サイバー犯罪対策課の刑事が主人公。 「絡新婦」は「じょろうぐも」。 冒頭、近所にできたショッピングモールのラーメン王国の影響で、客の入りが激減したラーメン店に、SNSに投稿したインフルエンサーのツイートで、客が急増する。 アイドルグループとして芸能界デビューした照屋は、ドラマや舞台へ路線転向しようと思っていたところ、主演映画のオファーが来る。彼は現状の危機感や不安を消し去ってくれるヘロインの常習者だったが、それは誰にも言っていなかったのに、ある日、SNSで暴露される。

          ☆本#586 諸刃の剣「絡新婦の糸」中山七里著を読んで

          ☆本#583-5「作家刑事毒島」「毒島刑事 最後の事件」「作家刑事 毒島の嘲笑」中山七里著を読んで

          鋭い舌鋒の毒島(ぶすじま)シリーズ3作品。 解説によると、毒島のモデルは著者らしい。で、著者は月に締め切りが14もあったりして、毒島同様に、一旦ストーリーがまとまると人と話しながらでも執筆できるらしい。そして、著者は時間の節約のためトレイには1日1回しか行かないらしい。 「作家刑事毒島」 作家兼刑事技能指導者の毒島が、出版業界が関係する事件の謎を解く。短編。相棒は元部下の部下。 「毒島刑事 最後の事件」 時系列だと前作の前、毒島が検挙率No.1の刑事だったころの短編。すべ

          ☆本#583-5「作家刑事毒島」「毒島刑事 最後の事件」「作家刑事 毒島の嘲笑」中山七里著を読んで

          ☆本#581-2 ピーターパン「鳩の撃退法 上下」佐藤正午著を読んで

          冒頭の出来事で、その後どういう展開になるのか引き込まれたけど、主人公は元作家で、プロの探偵でも刑事でもなく、捜査をするわけでもない。 冒頭は幸地家の話。幸地家では、幼い娘が父親を下の名前、秀吉と呼ぶ。ある朝、妻が起きてこない、秀吉が部屋に見に行くと布団に寝ていて風邪気味だという。その後、娘を幼稚園へ送って、家に帰ると妻から重要な報告があると言われ、その後、この一家は失踪する。 主人公の津田は40代で、過去に直木賞を獲ったことがあるが5年ほど本を書いていない。流れ着いた土地

          ☆本#581-2 ピーターパン「鳩の撃退法 上下」佐藤正午著を読んで

          ☆本#578-580「上級階級 其の四」高殿円著、「懲役病棟」「希望病棟」垣谷美雨著を読んで

          「上級階級」は、シリーズ4作目。 富久丸百貨店外商部の、バツイチでアラフォーの静緒が主人公で語り手。 年商3億を達成し、外商のトップ10に入った静緒は、菊池屋との合併により、新たな上司と部下(2名)ができる。 菊池屋出身の上司は優秀で、静緒に期待していると言いつつ会社案件の仕事までふってくる。2名の部下の指導にも時間を割かれる。本来の仕事や、顧客のお願いで関与することになった起業後の手伝い等々を抱える中、婦人科系の病気が発症し…。 最後は、次に続く展開で終わる。その展開も

          ☆本#578-580「上級階級 其の四」高殿円著、「懲役病棟」「希望病棟」垣谷美雨著を読んで

          ☆本#577 cozy「デンマークに死す」アムリヤ・マラディを読んで

          タイトルが目について、内容もミステリ系だったので読んでみた。 著者の本は初めて。 著者はインド生まれで、デンマーク人と結婚し、デンマークに14年住み、現在はアメリカ在住だとか。本作を書き上げるまでに数年費やしたらしく、デンマークの戦時中の出来事もからむので、歴史的なことの調査に時間がかかったのか。 コペンハーゲンの私立探偵プレストは41歳で、一人暮らし。事実婚だった女性スティーネとの間に10代の子供がひとりいて、スティーネとその結婚相手とともに子育てに関与している。 冒頭

          ☆本#577 cozy「デンマークに死す」アムリヤ・マラディを読んで

          ☆本#574-6 分岐点「盤上の向日葵 上下」「ウツボカズラの甘い息」柚木裕子著を読んで

          「盤上の~」 冒頭は、天童市での将棋タイトル戦の龍昇戦。若き天才棋士vs.奨励会を経ず、実業界から転身して特例でプロになった東大卒のエリート棋士。 平成6年、夏、埼玉の山中で身元不明の白骨死体遺体が発見される。遺留品は名匠の将棋の駒。科捜研が被害者の複顔するのに1ヵ月かかるため、まず捜査一課の石破と、かつて奨励会にいてプロ棋士を目指していた新米刑事の佐野がコンビで調査にあたる。 ふたりは駒の鑑定士に会い、駒の所有者が3名いることがわかり、確認のため現地に足を運ぶ。 昭和4

          ☆本#574-6 分岐点「盤上の向日葵 上下」「ウツボカズラの甘い息」柚木裕子著を読んで

          ☆本#573 サバイバル・スキル「ハンティング・タイム」ジェフリー・ディーヴァー著を読んで

          コルター・ショウのシリーズ4作目。 今回は、冒頭で依頼を受けたハーモン・エナジー社エンジニアのアリソンとその娘を保護する依頼が主。アリソンの元夫ジョンと殺し屋も追う中。 エンジニアのアリソンは、DVで投獄されていたジョンが予定より早く出所したと知り、急いで10代の娘と逃避を決行。彼が自分を殺すと思っている。 過去優秀な刑事だったジョンは、そのネットワークを駆使し、アリソンらに迫る。と同時に、ジョンの仲間と思われる殺し屋ふたりもアリソンを追う。 コルターは、ハーモン・エナジ

          ☆本#573 サバイバル・スキル「ハンティング・タイム」ジェフリー・ディーヴァー著を読んで

          ☆本#571-2「誘拐犯 上下」シャルロッテ・リンク著を読んで

          スコットランドヤードの刑事、ケイトのシリーズ2作目。 今回も、管轄外で調査し、謎を解明。前作よりも、より複雑。 亡き父の家を貸していたケイトは、借主が家を荒らして出ていったことを知り、休暇を取って見に行く。ひどい有様で、やむを得ず最寄りのB&Bに滞在すると、その家の10代の娘が失踪。否応なく、巻き込まれる。 実は、4年前に管理が厳しいシングルファーザーの一人娘が失踪し、昨年失踪した少女は死体で発見されていた。B&Bの経営者の娘が失踪したあと、別の家の少女も行方をくらます。

          ☆本#571-2「誘拐犯 上下」シャルロッテ・リンク著を読んで

          ☆本#570 分岐点 「身の上話」佐藤正午著を読んで

          語り手は主人公の夫。流動的展開で、先が読めないロードムービー的。 妻ミチルの人生が語られる。 ミチルは23歳の時、地元の、海に面した観光地の老舗書店に勤める。 ある日、毎月出張でやってくる大手出版社からの販売部の男性、豊増と偶然食事をする機会があり、多少流されやすいタイプのミチルは彼と付き合い始める。といっても、ミチルには恋人がいるし、彼には妻子がいるので不倫。 ある時、彼に会うために歯医者へ行くと嘘をついて勤務先を出ようとしたミチルは職場の主任らから行く途中宝くじを買うよ

          ☆本#570 分岐点 「身の上話」佐藤正午著を読んで