みから 未絡 micara

本、映画、アート、英語、料理等興味のあることと、ささやかなチャレンジについて。 Art lover(海外のメジャー美術館制覇)。趣味は旅行、訪問35か国以上。海外ニュースチェックが日課。読書は月30~50冊。

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英語のヒアリング上達法。学習に最適なサイト。

語学習得は、継続が大事。母国語でないと忘れていく。。。なので、なるべく毎日英語は聞くようにしている。 もうひとつ英語の習得で大事なのは、適切な教材だと思う。これが難しすぎると途中でくじける。。。 ヒアリングを強化したいひとは、youtubeの英語動画で音声スピードを下げる方法もあるけど、発音やアクセントがわかりづらいひとがいるので、ヒアリングにある程度慣れるまでは難しいかもしれない。 発音がクリアできれいで、聞き取れる発音スピードを提供してくれているサイトのほうが続けや

    • ☆本#625「世界のニュースを日本人は何も知らない5」谷本真由美著を読んで

      シリーズ5作目。2023年出版。 イギリス妻の夫への暴力、ディズニーの差別を極力なくした作品の収益低下、イギリス政府がまとめた中国の脅威、英語圏トレンド「quiet quitting」、日本のゆるい安全性、英語圏の宿題代行業者がAIで仕事が減少、海外のいじめ事情、著者の息子の「憧れ」の日本体験談、AIデータの偏り、2ちゃんねるをモデルとした4ch、海外政治家の外見がいい傾向等々、興味深かった。 読後、ある番組で日本に数年住んで、日本人妻がもうすぐ女児を出産予定のイギリス男

      • ☆本#624「死と奇術師」トム・ミード著を読んで

        イギリスの作家の古典風な展開の、袋とじ本。 1936年、ロンドンが舞台。 ヨーロッパから移住してきた心理学者リーズ博士には3人の患者がいる。 リーズ博士の娘リディアとその婚約者が出かけた夜、リーズ博士は使用人のターナーに夜来客の予定があるので、来たら書斎に行くように言ってほしいという。 夜11時15分にその男が現れ、ターナーはしばらくしてから玄関を出て行く音を聞く。ターナーが博士に声をかけにいくと、博士は大丈夫だと言う。 自室に下がって休もうとしたターナーは玄関にふたたび来

        • ☆本#623 キャラが立つ系「名探偵のままでいて」小西マサテル著を読んで

          著者の新人賞受賞作。受賞時のタイトルとは違うけど、確かにこっちのほうがいいかも。 主人公は、小学校の教師の楓。彼女の祖父は71歳で元校長。今はレビー小体型認知症を患い、介護を受けながらひとり暮らし。 幻覚を見る祖父は、楓がミステリー事件を話すとかつての聡明な祖父に戻り、事件の真相を推理する、という流れ。 事件のひとつは、居酒屋の密室。 ある日、楓は同期の教師、岩田から以前行ったことがある、祖父が贔屓にしていた割烹居酒屋で殺人があったと聞く。岩田の高校の後輩、四季が偶然その場

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          ☆本#622 「ペインスケール」タイラー・ディルツ著を読んで

          シリーズ2作目。前作で負傷したダニーが腕の痛みを抱えながら、職場復帰。タイトルは彼の痛みの大きさとリンク。 議員の2世の妻子が惨殺され、ダニーと相棒のジェンは現場に向かう。 現場に残されたDNAから容疑者が浮上し、逮捕されるも、容疑者は口を割らない。彼の雇い主から話を聞いても、手掛かりはつかめず、雇い主は殺され、被害者の夫(議員の息子)にも弁護士の介入で会えず…。 前作同様地道な捜査が行われつつ、ジェンの家探し、前作で知り合った人との交流等も進む。 本作は警察外の圧力が最

          ☆本#622 「ペインスケール」タイラー・ディルツ著を読んで

          ☆本#621 「悪い夢さえ見なければ」タイラー・ディルツ著を読んで

          著者の初の長編。ロングビーチが舞台の警察小説。 といっても、あくの強い刑事の対立とか、悪徳刑事とか、裏世界とつながっている刑事とかそういうのはなく、刑事仲間とは良い関係。 全身をナイフで切り刻まれた高校教師の死体が学校で見つかり、主人公ダニーと相棒のジェンが現場に向かう。殺害された女性には左手首がなかった。 ダニーは1年半前に家族を事故で亡くし、まだ立ち直っておらず、悪夢を見る日々で、ジェンが体調を気遣っていた。 物的証拠や情報が少なく、容疑者が浮上しても決め手がない中、

          ☆本#621 「悪い夢さえ見なければ」タイラー・ディルツ著を読んで

          ☆本#620 資産「恐怖を失った男」M・W・クレイヴン著を読んで

          ワシントン・ポーのシリーズを書く著者が、2015年頃から書いていた長編。舞台はイギリスではなく、アメリカ。主人公は、ジェフリー・ディーヴァーのコルター・ショウに近いタイプだけど、こっちは追われている身。しかも、恐怖心を失う病気を持つので、戦い方が容赦ない。イギリスでは、本シリーズ2作目が今年12月に発売予定らしい。 ベン・ケーニグは元連邦保安官局に所属。ある事件をきっかけに命を懸賞にかけられ、6年間逃亡中。 ニューヨーク州のある小さな町で、ついに捕まり、独房に拘留される。が

          ☆本#620 資産「恐怖を失った男」M・W・クレイヴン著を読んで

          ☆本#619 多様性「墓じまいラプソディ」垣谷美雨著を読んで

          主な登場人物は、松尾五月(母)、松葉と志穂(娘)。語り手は複数。 本作のテーマは、タイトルの墓じまい関連と、夫婦別姓について。アラサー、アラ還、さらにその上の世代も出てくるので多様で多面的。 松尾五月の義姉の光代から夫に電話があり、亡くなった義母が樹木葬を希望していたことが判明。義父はまだそれを知らない。夫の兄姉が集まり話し合うことになる。空気を読まない発言をするといわれている五月は、何を話し合うのか興味深々で、集合場所を自宅にしてもらう。 志穂には付き合って2年の恋人、

          ☆本#619 多様性「墓じまいラプソディ」垣谷美雨著を読んで

          ☆本#616-8「鑑識写真家リタとうるさい幽霊」ラモーナ・エマーソン著、「どちらかが彼女を殺した」東野圭吾著、「ハヤブサ消防団」池井戸潤著を読んで

          「鑑識~」は、米国アルバカーキで夫と映像制作会社を営む、著者のデビュー作。ストーリーは、ナバホ族の主人公の現在と、過去の話が交差して進む。 アルバカーキ警察鑑識課写真係のリタは優秀なため、上司に休みなくこきつかわれ、睡眠時間が削られる日々。お金を貯めたいリタは文句を言えない。そんなリタには子供のころから幽霊が見える能力があった。 ある日、現場の写真を撮っていると亡くなった女性が強烈な幽霊として表れる。いつもの幽霊と違い、リタに犯人を捜せと付きまとい始める。 次の現場では殺

          ☆本#616-8「鑑識写真家リタとうるさい幽霊」ラモーナ・エマーソン著、「どちらかが彼女を殺した」東野圭吾著、「ハヤブサ消防団」池井戸潤著を読んで

          ☆本#615 自ら調べること 「日本人は何も知らない3」谷本真由美著を読んで

          シリーズ3作目。 2021年東京オリンピックを含む、以降のニュース等まとめ。 第一章で興味深かったのは、気候変動に関する過去予想大外れ、欧州はエコ大国というのはウソ、イギリスの家にバーベキューセットがある理由等々。 第二章では、欧州では東京オリンピックは無視(オリンピックはハイソな人用らしい)。 第三章では、日本は意外にも多様性に寛容なくに、日本人女性は国際結婚がわりと多い、海外より進んでいた日本の漫画やアニメ、日本の多様な漫画やアニメ。 第4章、イギリスのカツカレー

          ☆本#615 自ら調べること 「日本人は何も知らない3」谷本真由美著を読んで

          ☆本#611-4 「これは経費で落ちません 8~11」青木裕子著を読んで

          続編が出ていたので一気に読んでみた。 シリーズ8は会社の合併吸収による余波、太陽との遠恋と彼の元カノ登場、9は合併吸収余波の一部続きとそれによる新メンバー登場、太陽との遠恋と彼の誕生日等、10は税務調査がらみがメインでほかには沙名子の誕生日、11は前作での太陽のプロポーズからの進展。 キャラクターがどれもきっちり区別されてて、ストーリー展開のテンポもよく、ライト文芸というだけあって、重すぎず。でも、軽すぎず。

          ☆本#611-4 「これは経費で落ちません 8~11」青木裕子著を読んで

          ☆本#610 勇猛で果敢「終わりなき夜に少女は」クリス・ウィタカー著を読んで

          著者の本は2作目。1作目を読後、この作家の本はもう読まないだろうと思っていたのについ読んでしまった。本作は少女の失踪を基軸とした複雑な人間模様で、それぞれ成長・克服していく。 ストーリーは、失踪したサマーの語り、サマーの双子の妹レインとレインに憧れているノアの視点と、警察署所長ブラックの視点で交互に進む。 冒頭、サマーの語り。 1985年秋、フットボール部の女たらしのリッチーがサマーが通っている高校の少女マンディにアタック。彼女は妊娠し、自殺する。マンディの親友フラニーが悪

          ☆本#610 勇猛で果敢「終わりなき夜に少女は」クリス・ウィタカー著を読んで

          ☆本#609 不変 「千年たっても変わらない人間の本質」山口仲美著を読んで

          平安時代の古典、竹取物語、蜻蛉日記、枕草子、源氏物語、等々の物語から知恵と勇気を学ぶ本。原文には訳もついていて、解説もわかりやすい。 中でも、源氏物語の夫婦関係、今昔物語集のリーダーの話は興味深かった。 偶然、いくつかの話を大和絵で見ていたのでよく理解できた。 本作は新書で、表紙をめくると著者の写真があり、写真から中年女性だと思っていたら、読後よく読んだら生まれ年は1943年…。本作は今年5月に発行されているので、今年81歳。年齢なんてただの記号だ。著者のほかの本にも興味

          ☆本#609 不変 「千年たっても変わらない人間の本質」山口仲美著を読んで

          ☆本#608 復讐「解剖学者と殺人鬼」アレイナ・アーカート著を読んで

          米国人著者のデビュー作。 法医病理学者レンと連続殺人犯のジェレミーのパートが交互につづく。 舞台は湿地帯の多いニューオーリンズ。 殺人鬼ジェレミーは自宅の地下室で男女(マットとケイティ)を痛めつけている。彼らは狩りのためにジェレミーが捕まえてきた。 医学校2年のジェレミーは、生物学研究室のパートナーのエミリーを次の獲物として狙っている。 レンは、午前2時に呼び出される。現場には女の死体が。2週間前にも、別の若い女性の腐乱死体が見つかっていた。 ジェレミーはエミリーの隙を

          ☆本#608 復讐「解剖学者と殺人鬼」アレイナ・アーカート著を読んで

          ☆本#607 圧力「いい子のあくび」高瀬隼子著を読んで

          中編1作と短編2作。表題は中編。 中編。 主人公 直子は会社員。 ある日、自転車とぶつかりそうになる。が、中学生らしい男子が、ハンドルにひじをついて両手でスマホを持って近づいてきても、気付かないふりをしてぶつけられる。中学生 ヨシオカは直子の悲鳴でバランスを崩し、背後から来た車にぶつかる。軽傷だったので、結局警察は呼ばず。 直子には中学教員の恋人 大地がいて、結婚の話も出ているけど、結婚に対しても彼に対しても直子は一歩引いて冷めた目で見ている。 友達付き合いにしても、会社

          ☆本#607 圧力「いい子のあくび」高瀬隼子著を読んで

          ☆本#606「世界のニュースを日本人は何も知らない4」谷本真由美著を読んで

          シリーズ1が興味深かったので4も読む。 本作は著者が訪問した都市の描写が(おそらく)意図的に誇張。最後に前回同様リサーチについての推奨検索エンジンあり(例えば、bing, swisscows, duckduckgo, gibiru, mojeek, brave, etools, metacafe, slideshare, boardreader, cc search, internet archive。ほかにMITのimprovethenews.org) 「スパイ防止のため

          ☆本#606「世界のニュースを日本人は何も知らない4」谷本真由美著を読んで