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暮らしの料理と言葉。

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    日々のごはん作りに役立つ本のリスト。自分で使ってみて感じたこと、読書メモも記しています。

記事一覧

ヨガ読書会と柚子レアチーズクレープ

雪が降るかもしれないと言われるほど、とても寒い日でした。会場は住宅街の中にあるギャラリースペースで、和室とテーブル、キッチンがあります。和室から眺める庭に梅の木…

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5か月前
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温かいおでんにとろろ昆布

梅が咲いていた。音もなく。畑の中で。あちらは白。こちらは紅。今日もまたよく晴れて、陽射しが暖かい。無言のやり取りがあったらしい。 「立春朝搾りを飲む会」で用意す…

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6か月前
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豚の柚子胡椒黒酢あん

年末年始をインフルエンザで寝て過ごしたためか、いつまでも年が明けた感じがなかった。薬のおかげですぐに熱も下がり動けるようになったから、休みつつのろのろと片付け…

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6か月前
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on the beach

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6か月前
2

flower raft

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6か月前
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鳥が鳴き始める前のパンケーキ

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6か月前
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ピクニック読書会とチョコバナナロールケーキ

ピクニック読書会を開いた。本を読むのが好きな方や外で過ごすのが好きな方をお誘いして、お茶やお菓子、本と共に過ごす。河川敷には遮るものがない。日焼けするほど陽射し…

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8か月前
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early bird

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2年前
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sweet afternoon

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2年前
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黄金色のシロップに眠るもの

「今年もまた梅の実を取りにおいで」と親戚から電話をいただいた。振り返ると昨年の梅取りはちょうど1年前、6月に入る頃だった。同じように長袖で軍手を付け、脚立にのぼり…

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2年前
4
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tree shade step

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2年前
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deep sunset

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2年前
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とうもろこしご飯、そこにある黄色

春の始まりにミモザ、夏の始まりにとうもろこし。黄色いものが増えて暖かくなる。近くのお花屋さんには淡い黄色のひまわりが、ピンクのお花と共にかごに生けられている。 …

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3年前
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私の梅仕事

1週間前に来たときよりも草は伸びていて、角に植わった梅の木の足元を覆っている。開けた畑の敷地には、植えた覚えのない黄色とオレンジの花がいくつも咲いている。蝶々が…

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3年前
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青梅のシロップ

音もなく降る雨の日に 梅の実を眠らせる 甘い甘い香りに包まれて夢を見る 「梅の実が膨らんできた」と聞いて向かう。脚立をかけて登り、手でもぎ取る。届かないものは…

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3年前
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【おうちごはんの参考書】『漬けたらすぐおいしい!』

【おうちごはんの参考書】 『漬けたらすぐおいしい!』 (堤人美/講談社) to.「帰ったらすぐ、 出来たてのメインができると嬉しい」 point①焼くだけ、炒めるだけです…

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3年前
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ヨガ読書会と柚子レアチーズクレープ

ヨガ読書会と柚子レアチーズクレープ

雪が降るかもしれないと言われるほど、とても寒い日でした。会場は住宅街の中にあるギャラリースペースで、和室とテーブル、キッチンがあります。和室から眺める庭に梅の木があり、ちょうど花が落ち始めたところのようです。

今回は仲の良い友人と、出店を通して交流が深まった方が参加してくれました。お茶と茶菓子で一息つきながら自己紹介と雑談。茶菓子は柚子レアチーズをクレープ生地で包んだもの、そこに華やかな和紅茶を

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温かいおでんにとろろ昆布

温かいおでんにとろろ昆布

梅が咲いていた。音もなく。畑の中で。あちらは白。こちらは紅。今日もまたよく晴れて、陽射しが暖かい。無言のやり取りがあったらしい。

「立春朝搾りを飲む会」で用意するおでんを試す。鶏もも肉を挽いてひき肉にし、刻み生姜、ねぎと共にたねにしたロールキャベツ。日本酒のフレッシュな味わいに合わせて少し強めな出汁にする。あとはとろろ昆布やつけダレでお好みにしていただく。

我が家ではちぢみほうれん草が冬のお気

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豚の柚子胡椒黒酢あん

豚の柚子胡椒黒酢あん


年末年始をインフルエンザで寝て過ごしたためか、いつまでも年が明けた感じがなかった。薬のおかげですぐに熱も下がり動けるようになったから、休みつつのろのろと片付け。新年は1年の計画を考えたりしていつもやる気に満ちるのだけれど、このときは6割くらいの満ち具合だった。空気に呑まれずにいると、一日一日が地続きであることをよく感じる。

2月には「立春朝搾りを飲む会」を予定している。おでん数種類と、クリーム

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ピクニック読書会とチョコバナナロールケーキ

ピクニック読書会とチョコバナナロールケーキ

ピクニック読書会を開いた。本を読むのが好きな方や外で過ごすのが好きな方をお誘いして、お茶やお菓子、本と共に過ごす。河川敷には遮るものがない。日焼けするほど陽射しが強いけれど、唯一の木陰を選んで座れば昼寝ができるほど心地よい。この河川敷はとても気に入っている。ひとりで過ごすときは本を読んだりぼんやり水面を眺める時間になる。友人と過ごすとき、開けた景色や人がまばらなこともあってか、少しだけ込み入ったお

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黄金色のシロップに眠るもの

黄金色のシロップに眠るもの

「今年もまた梅の実を取りにおいで」と親戚から電話をいただいた。振り返ると昨年の梅取りはちょうど1年前、6月に入る頃だった。同じように長袖で軍手を付け、脚立にのぼり、ゴツゴツとした梅の木にしがみついて実をもぐ。前週までは「もう少し先かなあ」と言っていたけれど、あっという間に膨らんで、すでに黄色くなり始めたものもある。遠くから見てもらいながら「もっと右、もっと左」と、取り残さないようにもいでいく。「お

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とうもろこしご飯、そこにある黄色

とうもろこしご飯、そこにある黄色

春の始まりにミモザ、夏の始まりにとうもろこし。黄色いものが増えて暖かくなる。近くのお花屋さんには淡い黄色のひまわりが、ピンクのお花と共にかごに生けられている。

秋には菊花を散らす。銀杏の黄色い葉が落ちて冬は始まり、木々はどこまでも静かになる。節目節目に、そこにある黄色が目に映る。

とうもろこしご飯
とうもろこしを一本、実を包丁で削ぐ。米に水、塩を溶かし、実と裸になった芯を乗せて炊く。炊き上がり

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私の梅仕事

私の梅仕事

1週間前に来たときよりも草は伸びていて、角に植わった梅の木の足元を覆っている。開けた畑の敷地には、植えた覚えのない黄色とオレンジの花がいくつも咲いている。蝶々が花や作物の間を舞い、鳩が地面をついばむ。雨や風で落ちるものがあるようで、少し土の付いた青梅が足元に転がっている。ひとつふたつと拾い上げる。「持っていっていいですよ」と、数えられるくらいの青梅をいただく。

台所の戸棚にしまっておいた小さなび

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青梅のシロップ

青梅のシロップ



音もなく降る雨の日に 梅の実を眠らせる
甘い甘い香りに包まれて夢を見る

「梅の実が膨らんできた」と聞いて向かう。脚立をかけて登り、手でもぎ取る。届かないものは、高枝バサミで実を落とさないように切り取る。その梅の木は、数十年は経つと言う。1本から2〜3世帯で分けるくらいの実が集まり、分けていただく。

梅の実を子の肌のように撫で、傷のあるものを分ける。いくつかは自然と傷を覆うように蜜が湧き、玉

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【おうちごはんの参考書】『漬けたらすぐおいしい!』

【おうちごはんの参考書】『漬けたらすぐおいしい!』



【おうちごはんの参考書】
『漬けたらすぐおいしい!』
(堤人美/講談社)

to.「帰ったらすぐ、
出来たてのメインができると嬉しい」

point①焼くだけ、炒めるだけですぐ出来上がる
②生の状態より、漬け込んだ方が日持ちする

note①炒め物、焼き物は出来たてがおいしい。温め直すと肉が硬くなったりする。とは言っても、帰ってから切って焼いて味付けて、と仕上げるのは億劫になる。うちでは、よく

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