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日本人ミュージシャン紹介

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日本人の中東音楽ミュージシャンを紹介します♪
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深い探究心の先で〜石田秀幸(ネイ)

深い探究心の先で〜石田秀幸(ネイ)

ネイという楽器をご存知ですか?
葦でできたシンプルな笛で、大変繊細で神秘的な表現力を持つ楽器です。
中東の古典音楽やスーフィー音楽の主要な旋律楽器として活躍する
代表的な楽器の一つです。

そんなネイを演奏する石田さんを今日はご紹介します。
少年時代は音楽よりもゲームに熱中し、
大学時代はアンデスのフォルクローレを楽しみ、
社会人になってからは、
ブルガリアやトルコの音楽を学びに1年間修行の旅に。

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イラン音楽から見える世界を~セタール 石井紗和子さん~

イラン音楽から見える世界を~セタール 石井紗和子さん~

MEMOS-J オンラインサロンイラン音楽編に先駆けて、
日本人に馴染みの薄いイランをより知ってもらいたいと思いまして、
今回は久しぶりにインスタライブを開催します!

特別ゲストに、今回は現在、浜松市楽器博物館学芸員であり、
そしてセタール奏者でもある石井紗和子さんをお迎えして、
フレッシュで多彩、魅力的な彼女のお話をお聞きします!

その前に石井さんがどんなお人柄か、事前にお伝えしたいと思いま

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【ミュージシャン紹介】北川修一(タンブール)第二回講座「美しきペルシャ音楽の世界」

【ミュージシャン紹介】北川修一(タンブール)第二回講座「美しきペルシャ音楽の世界」

「ペルシャ」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?高級なペルシャ絨毯、美しきミニアチュール(細密画)、荘厳で幻想的なモスク、世界的にも人気の高いイラン映画。それとも昨今の社会情勢でしょうか。

古代より歴史深い文化に育まれたペルシャ。様々な文化に影響を受けつつも、その長い歴史の中でも消えない美しさ。
中東音楽を取り上げるうえで欠かせない存在でもあります。

今回はタンブール奏者の北川修一さんに

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【ミュージシャン紹介】アブダッラー(ダラブッカ)

【ミュージシャン紹介】アブダッラー(ダラブッカ)

日本人ムスリムであり、ダルブッカ奏者である、アブダッラーさん。
華奢で均整のとれた顔立ちから想像できないくらいの、力強く、情熱的な演奏をされるその内側にある半生とダラブッカとの出逢い、エジプトでの印象的なエピソードまで、お聞きしてきました。

反骨心からロックの世界へ

千葉県船橋市生まれ、小中学校はサッカー部。
高校生になると、服飾に興味を持ち原宿へ出かけるのが楽しみになります。
3つ上のお姉さ

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【ミュージシャン紹介】猿橋恵実(ヴァイオリン)From NY

【ミュージシャン紹介】猿橋恵実(ヴァイオリン)From NY

日本で生まれ育ち、
ニューヨークでジャズを学び、
ひょんなことから、中東音楽に出逢い、
<拠点を地球>に活動する
新進気鋭のヴァイオリニスト、猿橋恵実さんを取材しました。

憧れのヴァイオリンを手に
千葉県船橋市生まれ。小さい頃からクラシックピアノをずっと習い、テレビなどでヴァイオリンを見るたび、どこか憧れていたという恵実さん。
ついに高校から念願だったヴァイオリンを始め、市のジュニアオーケストラ

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[ミュージシャン紹介]岡庭矢宵(Vocal・Oud) From Israel

[ミュージシャン紹介]岡庭矢宵(Vocal・Oud) From Israel

その昔、スペインからやむなく追放され
世界中へと離散していったユダヤ人たち。
”セファルディ”彼らから伝わる、美しい歌の数々。
イスラエルの地で≪セファルディの軌跡を辿る女性≫
歌手、ウード奏者、岡庭矢宵さんを取材しました。

古楽の歌手として埼玉県で生まれ、国立音楽大学で音楽教育を専攻。歌はオペラ、特に古楽を学び、音楽活動をしていた岡庭さん。ある日、中世スペインの歌を歌うことになり、その現場で求

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【ミュージシャン紹介】増田真吾(Kanun)From ベルリン

【ミュージシャン紹介】増田真吾(Kanun)From ベルリン

現在、拠点を日本からベルリンへ移し、
欧州にて中東音楽を演奏活動。
どんな時も身体からカーヌーンを離さず、
いつでもどこでも弾き始めてしまう、
<カーヌーンを愛しすぎる男>増田真吾さん。
中東との出逢いから、ベルリンでの生活まで取材しました。

もっと幅広い音楽を求めて奈良県で育ち、幼少よりクラシック・ピアノを始め、学生時代は吹奏楽や軽音部でドラムも担当。ポップスやロックのバンドに入り、ヒップホッ

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【ミュージシャン紹介】鈴木未知子(KANUN)

【ミュージシャン紹介】鈴木未知子(KANUN)

今日はMEMOS_J主催、カーヌーン奏者の鈴木未知子。
音大出身でマリンバ奏者でもある未知子を、
”中東音楽との出逢い”から現在まで紹介します。

中東に出逢う前

千葉県船橋市生まれ。幼稚園に音楽教室が併設されたことがきっかけでピアノをはじめ、教師の勧めで、小学校5年生よりマリンバをはじめる。
高校生の時、マリンバの巨匠、安倍圭子氏のコンサートで感銘を受け、マリンバ奏者として生きることを決意。

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