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毎日のこと

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「部室みたいなやつ」|未来子さんの記事を読んで

「部室みたいなやつ」|未来子さんの記事を読んで

この本を読んでたら

モヤモヤの正体|迷惑とワガママの呪いを解く(尹 雄大)
https://mishimasha.com/books/moyamoya.html

しとしとの松宮未来子さんの記事が読みたくなって読み返してた。

「飄々」〜松宮未来子さん〜|しとしと
http://shitoshito.com/sishou-mikikomatsumiya-fistvolume/

しとしとにはいろ

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なりたくない大人になっていく中で

なりたくない大人になっていく中で

子どもの頃、父が嫌いだった。
いつも怒り、当たり散らし、母を悲しませる父だった。
その姿はあまりのモウレツさに、私の記憶は取っておくもんじゃないと判断したようで、正直どんな様子だったのかなどはよく覚えてはいないのだが、母の悲しそうな姿に「父の言うことはいつだって間違っている」と信じていたことだけは覚えている。

そんな父から離れたい一心で、実家を出て、もう8年余りになる。18歳からついに先日25歳

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2021年の終わり

2021年の終わり

2021年も終わる。
今年の12月はなんだかふわふわと身の入らない月だった。
10月、11月にしんどさのピークを迎えたせいか。
仕事を色々手放したせいか。
クリスマスなどイベントを詰め込んだせいか。
なんにせよふわふわとした月を過ごした。

今年も年末らしく振り返るけど、2018年の私のnoteを読んで、この頃の感受性はもう持ち合わせていないなと思った。


そんな気はなくても、少

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いてほしいひと、そうでないひと、どっちでもいいひと

いてほしいひと、そうでないひと、どっちでもいいひと

1週間という短期間で「ひとを分ける」シーンに2回も出会ってしまった。
そう「(この/その)場にいてほしいひととそうでないひと」を分けるシーンだ。

どんなひとだって、相性というものがある。合う人、合わない人、私もたくさんいるし、私のことをそう思っている人もたくさんいるだろう。
特に合わないな~という思い「相思相合わない」ケースについては「相思相愛」より数が多いんじゃないかなあと思う。
そして、さら

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"祈り"を届けること、幸せを生み出すこと

"祈り"を届けること、幸せを生み出すこと

震災、コロナと予想もしなかった出来事に次々見舞われて、心晴れない毎日でも、遠くから送っていただいた丹精された作物を東京でおいしく味わえることは本当に幸せです。

私が主担当の通販サイトを利用したお客様からいただいた温かいお言葉。

ああ、久々に心震える仕事ができたなあと思った。
私がしたかったのは「売ること」じゃなくて、誰かの「生きる毎日」や伴う「祈り」を誰かに届けることだったなあと思い出せた。

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「ひとりで頑張る」ができない話

「ひとりで頑張る」ができない話

このことを書くと、頼りない、いくじなし、弱い女と後ろ指を刺されそうでこれまで伏せてきたけれど、自分の中でも否定し続けるのはしんどかったので、昇華の意味も込めて、言葉にしておこうと思う。

私は「ひとり」が苦手だ。正直この半年でだいぶ改善されたとは思うが、それでも本質的には苦手だと思う。

例えば、ひとりで外食をしたり、カフェに行ったりするのが苦手だ。自分のためだけにお金を使う、ということが苦手だし

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変わったこと

変わったこと

昼飲みなんて、飲めない私には関係ないと思っていたけど、いつの間にか飲みたいと思えるようになっていて、ビールなんか頼んじゃうようになったこと

加えて、週1くらいで夜一人で飲むようになったこと

今までなら行かなかったカフェやお店ご飯を一人でもするようになったこと。映画も。

本を読むようになったこと。小説も、新書も。月に1〜2冊くらい。

人との出会いや関わりを厭わなくなったこと。
(今も面倒なと

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「利他」とは何か/本当に相手のことを想うこと

「利他」とは何か/本当に相手のことを想うこと

「利他」の概念私が「利他」という言葉を知り、考えるようになったのは、少し前に土井善晴先生、中島岳志先生の対談をまとめた「料理と利他」を読んだことがきっかけだ。本書との出会いはTwitterで見かけた中島先生による一文。

歴史に背中を押されながら、新しい時代に進んでいきましょう。
ー「はじめに」より

コロナの中で沈むニュースが多い一方、コロナになったからこそ、吹いてきた風がある。それを前向きに受

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コンプレックスと努力

コンプレックスと努力

コンプレックスが山程ある。
垢抜けないこと、生まれつき男性ホルモンのほうが多いこと、そのくせ生理前は涙が止まらないし、マイナス思考で誰かに迷惑をかけてしまうこと、話下手なこと、ぐずぐずと引きずりやすい性格なこと。
とにもかくにもたくさんある。

でも、何もできなくても、コンプレックスだらけでも、そのままで誰かに愛されていたいと思う。なにかできるから、重宝されるのでなく、のんべんだらりと自分らしく生

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4/4。おやすみの日に思う。

ひとりで歩くことになった。
いや、これまでもひとりで歩いてはいて、でも時々倒れそうなところを支えてもらっていて、改めて、ひとりで立ち直したというほうが近いような気もする。

縛られなくてもよいんだ、と少しほっとしたんだなと気づいた。
「あのひとがすきなわたし」の枠に収まっていなくてはならないことは、自分が思っているより、ずっと私を規定していた。

別れたほうが大切にできる、と言われた。私は別れない

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「かしこくても出来ないこと」

「かしこくても出来ないこと」

大学生の頃、南三陸町でインターンをした。1ヶ月まちで暮らし、たくさんのやさしい大人の皆さんにお力添えいただきながら、プロジェクトを推進する、そんなインターンだった。

探せばあの頃の生の所感もどこかにあるだろう。
あのインターンで一番心に残っているのは最終報告会でのとある方の、正確にはおぼえていないけれど「かしこくても出来ないことがある」というお言葉だ。

「出会ったときから、賢い子だなって思って

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おとな

おとな

もやもやしている。ずっとずっと。

理由はきっと、この話をしてもいい、と思えるおとなが身の回りにいないことかもしれない。

今の仕事について、半年。
前職では手の届かなかった、地域のひとたちに触れることが出来るようになって、以前にはなかったやりがいみたいなものもある。
その一方でもやもやしていることもたくさんある。
1つずつ丁寧に言葉にしてみる。

まず、お金の使い方。予想はできていたけど、希望を

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好きなところ、好きだということ

好きなところ、好きだということ

ノルウェイの森を読んだ。
秒速5センチと一緒で心地よい、沈んだ空気を運んでくれる作品だと思っている。

前読んだときは大学一年生で夏だった。しんどくて、暗い夏だった。平砂の狭い部屋のベッドの上で窓の外の夕日を浴びながら読んだ。

読むと会いたくなる人がいる。いつだってそれはひとりだけであの頃も今も変わらない。

辻まことさんの「余白の告白」にまつわる書評を読んだ。こういった「考える」ことで世の中を

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転職して3ヶ月たった今思うこと。

転職して3ヶ月たった今思うこと。

題の通り、転職して3ヶ月が経った。
思えば春頃、今のまま働くことに限界を感じていた。頑張っても頑張っても何にも繋がっていない気がしていて、成果を生む誰かの姿に出会うのがひたすら辛かった。私はこのまま何も生まないんじゃないかと思うと、苦しくて涙が出た。

そして6月、ご縁があって今の会社の採用が決まった。そして8月より3ヶ月、あっという間に過ぎた毎日だった。

地方が好き、と散々言っていたけれど、私

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