見出し画像

おとな

もやもやしている。ずっとずっと。

理由はきっと、この話をしてもいい、と思えるおとなが身の回りにいないことかもしれない。

今の仕事について、半年。
前職では手の届かなかった、地域のひとたちに触れることが出来るようになって、以前にはなかったやりがいみたいなものもある。
その一方でもやもやしていることもたくさんある。
1つずつ丁寧に言葉にしてみる。

まず、お金の使い方。予想はできていたけど、希望を持ちたかった私たちは事業予算の計画を期待をもってたてた。
春にはきっと少し良くなっているから、予算は少し後ろにとっておこうね、とか。
でも結局(分かっていたけど)そうはならなかった。
そうしたときに当初予定していたとおりに予算は使えない、のであれば、どう使おうかと考え直すわけだけど、
一方で自社の利益も考えなければならないなかで、そこの微調整が入ってくる。
つまり、地域第一主義にお金をぱかぱか使うわけにはいかなくなってくる。自分はここまでやってあげたいとあっても
そんなにお金は使ってはいけないよ、とか。それお金かけてまでやる意味あるかな?とか。
私のなかで「ちゃんとやる」ためには必要な出費だけど、多分上司のちゃんとやるにはその出費は不要なんだと思う。

上に繋がることで「経験がないから、主張できない」というもやもやもある。
私はやったほうがよい、こうしたほうがよいと思っていても、上司にそれを伝えきれない。
シンプルに必要性を伝えきれずに流されてしまうことも多い。
そもそも自分で提案をとってこれない私は上司のいうとおりに計画して、企画して、動くことしかできていない。
でもお客さんを前にしても話す隙を与えてもらえない。考えていることがあっても、言い切れない。なんの実績も後ろ盾もないなかで、信頼はしてもらえない。
努力不足といわれてしまえばそれまでだけど、やっぱり地域における24歳はとっても立場が弱いとも思う。
声が届きにくいし、信頼してもらいにくい。多分上司も信頼してくれてないから任せてくれてるように見えて任せてくれていない。今までどれだけ恵まれていたのか分かる。


そもそも主張できる空気じゃないことも度々ある。意見を聞かれていないのに、皆の総意だと言われてしまったとき私はどうしたらいいの。
でも、直属の上司だし、揉めたら面倒だし、そこまで行動を起こすべきことなのかと言われると勇気は出ない。
会社の福利厚生がひどすぎるのも、誰にどう意見をいえばいいのか私には分からない。
主張する前に売上を作れ、といわれてしまったら何をどうかえしたらいいの。俺に任せてといわれたら。
どうにかしたいと思う一方で、出る杭は打たれるんだなという感覚もある。言うとおりにしろの暗黙の空気。
社歴は関係なく意見を尊重してもらえるなんて、そんな空気がどこにあるというんだ。

というかこの文章会社のひとに読まれたら怖くね?とか、取引先のひと、たまにツイッター見に来るんだよな~みたいなのもいちいち嫌だ。
周囲の評価など気にせず生きていたい、ほっといてほしい。私が何をどう言おうとそれが事実なんだから、こんなこと書くな、直接言えという前に受け止めてほしい。ノイズ。ノイズ。

多分、小さな声を聞こうという姿勢をつくっているおとなが身の回りにいない。
大きな声を聞いて、聞いたつもりになっている。
言えないでいることに気がつける大人がとても少ない。

そしてそこに対してわたしができることがとてもすくない。
私自身、ぎゅっと縮められちゃってる気がする。
どうしてこうなっちゃうんだろう、どうして言えないままなんだろう。
このまま「こういうもんだよ」なんていうおとなには死んでもなりたくない。超怖い。違和感を一生抱いていたい。

誰かのせいにはしたくないけど、このもやもやを打破できるほど
強い気持ちにもなりきれないし、立場から動ききれないのも事実。

耐えるしかないのかな。多分ほかにもしっくりこないことがたくさんある。もやもやがとまらない。

ほんとにほんとにありがとうございます…!