しょだまさし

愛知県は三河地方 御当地シンガーソングライター兼詩人 しょだまさしです。YouTube…

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愛知県は三河地方 御当地シンガーソングライター兼詩人 しょだまさしです。YouTubeチャンネルはこちら→ https://m.youtube.com/channel/UC3RXFn5YFHMnrYxAets7r6Q ♬糖尿病、躁鬱等の症状悪化の為療養中ですが宜しくお願いします。

記事一覧

恋愛詩:情熱とピアノと初恋と

テレビの特集で老女が ピアノを弾いていた その情熱的な演奏に 何か感じるものがあり僕は 練習で大きな声を出して 皆に笑われてしまった 授業後合唱コンクールの ピアノ担…

しょだまさし
8時間前
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自由詩:人形の声

「成人式は迎えられない」 そう診断された疾病を 背負って生まれた我が娘は 草花や物語を特に愛し 予想よりも長く生きて 成人してから間もなく逝った 「嫌いになることが…

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短歌〈テーマ〉とじてゆく

① 駐車する音に気づいて本を閉じ 玄関へ彼氏をお出迎え ② 入ろうとすると心を閉ざす君 だから手を広げて抱きしめた ③ 恋占い納得できるまで探し 多数開いたウィンドウ…

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自由詩:命と命日

長男のあなたにもあの頃 お兄ちゃんがいたのかもね いつもあなたの後をつけて オムツの匂いを嗅いでたわ 迷い込んだ蝉に怯えた あなたが泣いた時には 守ろうと間に立って …

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詩:グラスを預けて

眠れぬ夜は寝床を選ばない 一人で飲む赤ワインが 今夜は眠りを 誘ってはくれない 手放すべき遺恨を強く この身に引き寄せて 頭の中で嵐を起こし 風が紫酒色に渦巻いた 回…

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恋愛詩:ゴジラと赤っ恥

桃白紫の中に 赤色を見つけた彼女は 蜜を吸わせてくれたけれど 体調不良の僕にはちょっと 草花の匂いがきつかった でも今日だけは部屋で寝て 過ごすわけにはいかないのだ …

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自由詩:ツツジと嫁入り

ツツジが咲く頃雨が降る 姉の結婚相手は 私の初恋の人 数年前 可愛らしい山娘の姿で 小雨降る中 姉と躑躅の蜜を 吸って遊んでいると 都会から越してきた お兄さんが傘を差…

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散文詩:君が残してくれたもの

病に侵された級友から ある日絵葉書が届いた 「自分より不運な境遇に いる人も沢山いるから 今あるこの苦境は 大したことないなんて 本当に苦しい時には 考えなくていいん…

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短歌〈テーマ〉心

① ときめいてキュンと鳴ったり矢も刺さる 恋する私の胸の中 ② ときめいてキュンと鳴ったり矢も刺さる あなたに恋する私の的 ③ 笑ったり拗ねたり泣いて怒ったり 僕を惑…

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恋愛詩:一本道とチューリップ

持病の関係で私は毎週末 院内併設の緑地園を歩いて 治療に通っている 門から延びる一本の歩道脇の 花壇の前に毎週いる車椅子の イケメン男子がいつもの様に 歌っているけ…

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五行歌:タンポポは練習用

またタンポポの絵?と言われて だって好きだもんと誤魔化した 花の絵の練習してるの 母の日にも描くから とママには言えないし

しょだまさし
2週間前
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恋愛詩:改札口で会いましょう

「私は結局前の時とほとんど 同じ様子で過ごしたわ」と 彼に言わなければならない はじめの数日は恋愛を意識せず 身軽に過ごせると楽観的になり その後これで終わりになる…

しょだまさし
2週間前
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恋愛詩:花と言葉と足し算と

私達は過去の恋愛で負った 傷心を舐め合うだけの 関係だったはずなのに…  イラストレーターの私は 一枚の作品を前に嘆息した 十七本のチューリップ 花言葉は『絶望の愛…

しょだまさし
2週間前
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恋愛詩:山道に燃ゆ

山躑躅が美しく燃えている 考え事をしていたら 仲間に置いてかれて 山道に独り佇んでいた 傍にはツツジが赤く咲いている 先日同期の女性に言われた 「貴方なんて大嫌い」…

しょだまさし
2週間前
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(スピンオフ)小話:ちいかわ部長

「ぶ…部長それって…」 なっ!ノックぐらいしなさい… 見られたからには 説明をせねばなるまいな 先日君のを見せてもらって 部下が興味を持つ物について 私も勉強しようと…

しょだまさし
3週間前
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恋愛詩:私を旅行に連れてって

あなたは歳上なことを気にしていた あなたは稼ぎのことを気にしていた あなたは周りの人の目も気にしていた あなたは誰の目も気にしなかった あなたは最初好きだけど無理…

しょだまさし
3週間前
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恋愛詩:情熱とピアノと初恋と

恋愛詩:情熱とピアノと初恋と

テレビの特集で老女が
ピアノを弾いていた
その情熱的な演奏に
何か感じるものがあり僕は
練習で大きな声を出して
皆に笑われてしまった

授業後合唱コンクールの
ピアノ担当の女子から
「リズムも音程もズレてた
けどうちのクラスに今
一番欠けてるものが
あったから頑張ってよ
今度個人練習してあげる」
と話しかけられたのだ

そして今初恋という
生まれて間もない情熱を
緊張と喜びと共に歌声にて
伴奏者に

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自由詩:人形の声

自由詩:人形の声

「成人式は迎えられない」
そう診断された疾病を
背負って生まれた我が娘は
草花や物語を特に愛し
予想よりも長く生きて
成人してから間もなく逝った

「嫌いになることが嫌いなの」
お小遣いを貯めて買った
喋る少女の人形に
繰り返し聞かせていた口癖は
限られた時間という運命を
受け入れた為であったのだろう

人形を手に取るとその背中に
録音兼出力スピーカーを発見し
電池を交換すると少女は
『パパママ愛

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短歌〈テーマ〉とじてゆく

短歌〈テーマ〉とじてゆく


駐車する音に気づいて本を閉じ
玄関へ彼氏をお出迎え


入ろうとすると心を閉ざす君
だから手を広げて抱きしめた


恋占い納得できるまで探し
多数開いたウィンドウ閉じる

自由詩:命と命日

自由詩:命と命日

長男のあなたにもあの頃
お兄ちゃんがいたのかもね
いつもあなたの後をつけて
オムツの匂いを嗅いでたわ
迷い込んだ蝉に怯えた
あなたが泣いた時には
守ろうと間に立って
吠えたけれど飛び立つ蝉に
びくついて驚いた拍子に
あなたを踏んづけて
余計に泣かしちゃったり
今思えば自分は
お兄ちゃんなんだと
責任を負ってたのよ
あの時私は人間の命だけが
特別じゃないと教わった
気がしたものよ
早いもので五年経つ

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詩:グラスを預けて

詩:グラスを預けて

眠れぬ夜は寝床を選ばない

一人で飲む赤ワインが
今夜は眠りを
誘ってはくれない
手放すべき遺恨を強く
この身に引き寄せて
頭の中で嵐を起こし
風が紫酒色に渦巻いた

回る頭は考える
眠れない夜とは概ね
眠り忘れるべき夜なのだと

私は諦めて眠れぬ夜に
グラスを預け
乾杯をした

恋愛詩:ゴジラと赤っ恥

恋愛詩:ゴジラと赤っ恥

桃白紫の中に
赤色を見つけた彼女は
蜜を吸わせてくれたけれど
体調不良の僕にはちょっと
草花の匂いがきつかった
でも今日だけは部屋で寝て
過ごすわけにはいかないのだ

ツツジの生垣を通り抜けて
商業施設の最上階へ上がった
ところまでは覚えてる…

ゴジラが火を吹く度に
手品の様に次々と花が咲き
手に取ると温かい…

そこで目が覚めた
ここは映画館
初デートで眠ってしまった
僕の手に彼女の手が
重な

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自由詩:ツツジと嫁入り

自由詩:ツツジと嫁入り

ツツジが咲く頃雨が降る

姉の結婚相手は
私の初恋の人
数年前
可愛らしい山娘の姿で
小雨降る中
姉と躑躅の蜜を
吸って遊んでいると
都会から越してきた
お兄さんが傘を差し出し
山路の入口まで送ってくれた
その後何度も彼に逢いに
私たちは郷に降りたのだ

古き風習の残る人里で今日
姉と彼の婚礼の行列が
青空から降る天気雨の下
白色の躑躅が連なる
山堤を粛々と進んでいた

ツツジが咲く頃雨が降る

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散文詩:君が残してくれたもの

散文詩:君が残してくれたもの

病に侵された級友から
ある日絵葉書が届いた

「自分より不運な境遇に
いる人も沢山いるから
今あるこの苦境は
大したことないなんて
本当に苦しい時には
考えなくていいんだよ
気力が湧いてそろそろ
頑張れそうだぞって時に
そう考えればいいんだ
今の君はまだその時
ではないのだから
苦しい時こそ身を委ねて
静かに時を待つのさ」

若かりし頃そう言って
私を励ましてくれた彼は
もうこの世にはいない
墓参

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短歌〈テーマ〉心

短歌〈テーマ〉心


ときめいてキュンと鳴ったり矢も刺さる
恋する私の胸の中


ときめいてキュンと鳴ったり矢も刺さる
あなたに恋する私の的


笑ったり拗ねたり泣いて怒ったり
僕を惑わす君の胸中

恋愛詩:一本道とチューリップ

恋愛詩:一本道とチューリップ

持病の関係で私は毎週末
院内併設の緑地園を歩いて
治療に通っている

門から延びる一本の歩道脇の
花壇の前に毎週いる車椅子の
イケメン男子がいつもの様に
歌っているけれど今日は
何故か赤い花を手にしている
そして今日来る途中
私のイヤホンの充電が
切れてしまった為
初めてその歌声を
聴くことになったのだ

「君の心へつづく長い一本道は
いつもぼくを勇気づけた♬」
祖母の大好きな曲『青春の影』

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五行歌:タンポポは練習用

五行歌:タンポポは練習用

またタンポポの絵?と言われて
だって好きだもんと誤魔化した
花の絵の練習してるの
母の日にも描くから
とママには言えないし

恋愛詩:改札口で会いましょう

恋愛詩:改札口で会いましょう

「私は結局前の時とほとんど
同じ様子で過ごしたわ」と
彼に言わなければならない

はじめの数日は恋愛を意識せず
身軽に過ごせると楽観的になり
その後これで終わりになるかも
なんて不安を感じる様になり
今度はそれを打ち消す為に
どうせ相手も好きにやってるし
と我慢していたスイーツを
食べ漁ってみたりして
また少しずつ不安になり
それが膨らんできて
弾けてしまい寂し過ぎて
電話しようか迷い始めて
そん

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恋愛詩:花と言葉と足し算と

恋愛詩:花と言葉と足し算と

私達は過去の恋愛で負った
傷心を舐め合うだけの
関係だったはずなのに…

 イラストレーターの私は
一枚の作品を前に嘆息した
十七本のチューリップ
花言葉は『絶望の愛』
彼を励ます中で気づけば
本気で好きになっていた
裏切られた過去の傷が疼く

彼女の傷の裏側には誠実さと
秀麗な人柄が隠れていた…

 時間の問題だったのだ
僕が彼女に真愛を抱くのは
また恋愛に裏切られるのは
怖いけれど寄った花屋の

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恋愛詩:山道に燃ゆ

恋愛詩:山道に燃ゆ

山躑躅が美しく燃えている

考え事をしていたら
仲間に置いてかれて
山道に独り佇んでいた
傍にはツツジが赤く咲いている

先日同期の女性に言われた
「貴方なんて大嫌い」が
頭の中を巡っているのだ
彼女を愛する気持ちは
ずっと隠してきたつもりだが
今思えばある時期から
彼女の様子はおかしかった
二人きりで話す時は
彼氏との別れ話ばかりになり
そしてあの日彼女は
あれは全部嘘だったのに
何で気づいてく

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(スピンオフ)小話:ちいかわ部長

(スピンオフ)小話:ちいかわ部長

「ぶ…部長それって…」
なっ!ノックぐらいしなさい…
見られたからには
説明をせねばなるまいな
先日君のを見せてもらって
部下が興味を持つ物について
私も勉強しようと思ってな
栞を1枚手に入れたのだが…
いかんせん…他のデザインをな…
そう!君の言う通りメルカリでな
確認していたらつい
ポチッとな…
タイムボカンシリーズ?
それは知らなんだが…
そのアニメもポチッとする
作品なのかね?違う?
まあ

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恋愛詩:私を旅行に連れてって

恋愛詩:私を旅行に連れてって

あなたは歳上なことを気にしていた
あなたは稼ぎのことを気にしていた

あなたは周りの人の目も気にしていた
あなたは誰の目も気にしなかった

あなたは最初好きだけど無理と言った
あなたはあの時年下の自分を嘆いた

あなたは少しずつ本気を信じてくれた
あなたはその後も変わらずにいた

あなたは数回目の告白を受けてくれた
あなたは何度も好きだと言ってくれた

あなたは山登りに誘ってくれた
あなたは私の趣

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