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ブライアン・G・ハットン監督、リチャード・バートン&クリント・イーストウッド共演『荒鷲の要塞』
テレビシリーズ『ローハイド』で人気を博し、その後、イタリアでセルジオ・レオーネ監督と組んだ『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』で世界的な人気を獲得したクリント・イーストウッド。そんな彼がハリウッド凱旋第1作にして、『ローハイド』で組んだテッド・ポスト監督の『奴らを高く吊るせ!』の次に出演したのが、『ナバロンの要塞』や『北極の基地 潜航大作戦』、『八点鐘が鳴るとき』
もっとみるブライアン・G・ハットン監督、クリント・イーストウッド主演『戦略大作戦』
2023年5月31日で御年93歳となり、最新監督作(もしかして最後になるかも……)に取り組んでいると言われているクリント・イーストウッド。今や巨匠監督となった彼は数々のB級映画に出演した後、テレビシリーズ『ローハイド』のロディ・イエーツ役で人気となる。その後、イタリアでセルジオ・レオーネ監督の“ドル三部作”に出演して世界的な人気を得、アメリカに凱旋する。そして、イーストウッドはブライアン・G・ハ
もっとみる金子正次主演、川島透監督『竜二』
1983年10月29日、現在は新宿バルト9となっている場所にあった新宿東映パラス2で1本の映画が公開された。そのタイトルは『竜二』。川島透の監督第1作で、鈴木明夫名義で脚本を担当した金子正次の主演第1作にして遺作となった作品だ。金子は映画の公開期間中の11月6日に33歳という若さで急逝するが、映画は大ヒットを記録する。川島監督は1984年に金子の遺した脚本を基に『チ・ン・ピ・ラ』を映画化し、19
もっとみるトム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル デッドレコ二ング PART ONE』
今やトム・クルーズの代名詞のひとつとなった『ミッション:インポッシブル』シリーズ。1966年~1973年に初代スティーヴン・ヒルを主役にした第1シーズン、二代目ピーター・グレイヴスを主役にした第2シーズン~第7シーズンまで作られた『スパイ大作戦』、1988年~1990年にグレイヴス以外のメンバーを一新して(前シリーズのキャストであるグレッグ・モリスがゲストで出る回もあり)2シーズン作られた『新ス
もっとみるアガサ・クリスティ原作、シドニー・ルメット監督『オリエント急行殺人事件』
”ミステリーの女王”として、現在でも世界的人気を誇るアガサ・クリスティが生み出した名探偵と言えばエルキュール・ポワロだ。1978年『ナイル殺人事件』、1982年『地中海殺人事件』、1988年『死海殺人事件』の映画3本、1985年~1986年に制作されたワーナー&CBS制作のテレビムービー『エッジウェア卿殺人事件』『死者のあやまち』『三幕の殺人』の3本ではイギリスの名優ピーター・ユスティノフ、19
もっとみるリチャード・カーティス脚本&監督『ラブ・アクチュアリー』
映画を観るときに、この脚本家だったら個人的に期待していいだろうと思う人がいる。そのひとりがビリー・ワイルダー。脚本家としてスタートし、映画監督として1944年『深夜の告白』、1945年『失われた週末』、1950年『サンセット大通り』、1953年『第十七捕虜収容所』、1954年『麗しのサブリナ』、1955年『七年目の浮気』、1957年『翼よ、あれが巴里の灯だ』『昼下りの情事』『情婦』、1959年『
もっとみる三谷幸喜と東京サンシャインボーイズ脚本、中原俊監督『12人の優しい日本人』
『王様のレストラン』や『古畑任三郎』シリーズ、NHK大河ドラマ『新選組!』『真田丸』『鎌倉殿の13人』といったテレビドラマ、自ら監督した『ラヂオの時間』『みんなのいえ』『THE 有頂天ホテル』『ザ・マジックアワー』『清洲会議』『記憶にございません』などの映画、現在は充電期間中の劇団・東京サンシャインボーイズ時代を始めとする舞台作品と、今や日本を代表する脚本家で劇作家の三谷幸喜。彼が東京サンシャイ
もっとみるハル・アシュビー監督、ジャック・ニコルソン主演『さらば冬のかもめ』
編集マンとして1965年『シンシナティ・キッド』、1966年『アメリカ上陸作戦』、1967年『夜の大捜査線』(オスカー編集賞を受賞)、1968年『華麗なる賭け』といったノーマン・ジュイソン監督作を担当したハル・アシュビー。1970年『真夜中の青春』で映画監督としてデビューし、1971年『ハロルドとモード/少年は虹を渡る』、1975年『シャンプー』、1976年『ウディ・ガスリー わが心のふるさと』
もっとみるピーター・ハイアムズ脚本&監督『カプリコン・1』
1973年の『破壊!』で脚本も手掛けて監督デビュー。1979年『ハノーバー・ストリート/哀愁の街かど』、1981年『アウトランド』、1983年『密殺集団』、1984年の『2010年』からは撮影も兼任するようになる。その後は1987年『シカゴ・コネクション/夢みて走れ』、1988年『プレシディオの男たち』、1989年『カナディアン・エクスプレス』、1992年『カウチポテト・アドベンチャー』、199
もっとみるジョン・フランケンハイマー監督、ジーン・ハックマン主演『フレンチ・コネクション2』
昨今、差別的表現のカット問題で揺れるウィリアム・フリードキン監督の『フレンチ・コネクション』。第44回のオスカーで作品賞、監督賞、主演男優賞、脚色賞、編集賞の5部門を受賞したこの作品は、そういう表現も含めてオスカーを獲得しているわけで、現代と合わないからといってカットするなんて、何と愚かなことか。映画はさまざまな要素が集まった総合芸術だと言われる。その部分をなかったことにするなんてあり得ない!
もっとみるウィリアム・フリードキン監督、ジーン・ハックマン主演『フレンチ・コネクション』
1971年にロビン・ムーアのノンフィクション小説を基に映画化したクライム刑事アクション『フレンチ・コネクション』。監督は1973年に『エクソシスト』、1977年にリメーク版『恐怖の報酬』、1978年に『ブリンクス』、1980年に『クルージング』、1985年に『L.A.大捜査線 狼たちの街』ほか、数多くの作品を手掛ける鬼才ウィリアム・フリードキン。主演は名優ジーン・ハックマン。共演はロイ・シャイダ
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