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PL学園ユース化計画
現在のPL学園硬式野球部の状況は2016年に休部してから進展がありません。現在は、高野連からもPL学園硬式野球部は脱退しており、無所属の状態です。ここで僕はPL学園硬式野球部のユース化を提案します。
日本には高校世代に上がってからの硬式野球をやる選択肢は高校野球の一択です。中学から周りから騒がられ、プロ注目の中学生も、楽しく野球をやりたいだけの高校生も同じ高校野球の舞台でプレーします。
単純に
PL学園硬式野球部1年(罰ゲーム編)
5限目が始まる前、僕はトイレの個室にいた。練習用のユニフォームを持って。
グラウンド1番
グラウンド1番。これは硬式野球部の中での一年生に課す罰ゲームだった。その罰ゲームはその名の通り、いかなる事があってもグラウンドに1番にいかなければいけない、という理不尽で意味不明な罰ゲームだった。
この罰ゲームを僕に課したのは一つ上のZ。Zは僕のことを嫌っていた。理由は分からないが理由もなく理不尽なこと
PL学園硬式野球部1年「憂鬱な5限目編」
5限目の現代国語の授業。睡魔とこの後の練習についての不安で心はぐちゃぐちゃになっていた。
学校で過ごせる時間は残り50分。1時間後にはユニフォームに着替えて、グラウンドに向かって走らなければならない。想像するほど吐き気がするほど憂鬱な気持ちになった。
「ザンナオ「の授業はマジメに受けろ」
入学当初、先輩に寮と学校のルールを叩き込まれているときに、教えられた唯一学校でのルールがこれだった。
ザン
PL学園硬式野球部1年(アイスクリーム争奪戦編)
昼の食堂。9割、カツカレーを食べ終えたところでスプーンを止める。周りにいる他の1年も各々の食事を食べ終えようとはしない。全ては売店のアイスを食べるために。
食堂には硬式野球部1年のいくつものルールが存在したが、その一つに食堂の購買を利用してはいけないというものがあった。特に昼の購買は特別でそこには何種類ものアイスクリームが置かれていた。外の世界と遮断されている僕たちは外界でしか手に入らないそ
PL学園硬式野球部1年(学校生活編)
心地がいい。寮での辛いことや、練習の厳しさが嘘だったのではないかと錯覚するほどの別世界に僕はいる。聞こえてくるのは他の生徒の寝息と教科書を抑揚なく音読する先生の声だけだ。今僕は一年生とって唯一の楽園である学校の教室にいる。
寮では毎日平均4時間しか寝れていない。週7日で野球の練習をしている僕らにはあまりにも少なすぎる睡眠時間だ。心と身体の回復を促すためにはなんとしてでもこの教室で睡眠時間を確保し
PL学園硬式野球部1年 「地獄の夜明け編」
「はっ」何か異様な恐怖感に襲われて目を覚ます。枕元に置いてあるデジタル時計に目をやると、時間は朝の6:58を示している。「よかった。。なんとか今日も生きている。。」安堵したのもつかの間、すぐに強烈な緊張感と恐怖感が体全身にはしる。「あぁ。。また、”今日”がきてしまった。。」
親元の静岡を離れて今僕が住んでいるのはPL学園高等学校の寮である「金剛寮」と呼ばれる男子生徒用の学生寮だ。部屋は12人部屋