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PL学園ユース化計画

現在のPL学園硬式野球部の状況は2016年に休部してから進展がありません。現在は、高野連からもPL学園硬式野球部は脱退しており、無所属の状態です。ここで僕はPL学園硬式野球部のユース化を提案します。

日本には高校世代に上がってからの硬式野球をやる選択肢は高校野球の一択です。中学から周りから騒がられ、プロ注目の中学生も、楽しく野球をやりたいだけの高校生も同じ高校野球の舞台でプレーします。

単純にこれはおかしな話で、プロを目指すと楽しむと言うところには大きな壁があり、そもそも同じカテゴリで括るべきではないのです。

サッカーを例に出すと分かりやすいのですが、日本のサッカーでは、中学から高校に上がる段階で、高校のチームでサッカーをプレーするか、プロチームの下部組織でユースとしてプレーするかを選択する事ができます。厳密にはユースではセレクションがおこなわれて、セレクションに合格しないとプロの下部組織ではプレーができませんが、それはプロを目指す選手達からすれば願ったり叶ったりの環境です。

ユースでは当然周りのレベル、練習環境、指導者のレベルがプロ同然で練習をする事ができます。また、その中で群を抜いた成績を残せれば高校のうちからプロと契約をして、トップのチームでプロとしてプレーすることも可能なのです。

日本の高校野球でもサッカーと同じように、ユースと高野連を分けるべきです。

プロを目指すような選手は、プロの下部組織でプレーをすればより高い環境でプレーができます。

今、日本の高校野球界でユースとして活動ができるあ可能性のある高校はPL学園です。

PL学園は幸か不幸か現在高野連には所属しておらず、いわば自由に活動が出来る状態でもあります。

仮に、高野連に再加入して、甲子園を目指すような既存のPL学園硬式野球部を復活させても、あまり意味がないと僕は思います。

それならいっそう、日本高校野球をリードしてきたPL学園硬式野球部が先陣を切ってユースとして活動していけば、それに続いてユース文化が日本に根付きます。

そうすれば、さらに日本の野球の人口は増え、レベルも上がります。

中学からプロを目指したい子はユースに行き、高校野球で野球を辞める子は甲子園を目指して野球をすれば良いのです。

PL学園硬式野球部の良かった部分を残しつつ、悪かった文化を排除するにはもう高野連に入って甲子園を目指す必要はないのです。

新生PL学園硬式野球部はユースとして日本の高校野球界に新たな選択肢を構築する存在であると僕は考えます。

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