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21-24 駄文・日記・ロンドンの毎日

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留学生としてのロンドンでの毎日。日記(駄文)とロンドンの毎日は重複するため勉強以外のことはここに丸投げ。
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2022年5月の記事一覧

【日記】11年ぶりに親友とネットとリアルで再会した話(他)

【日記】11年ぶりに親友とネットとリアルで再会した話(他)

11年越しに再開した友人は、私の(残念ながら)ふくふくとした手を暫くにぎにぎと握ってから一言、「まなかの手やぁ」と言ったのだった。

秋葉原駅の今の駅メロは、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」だ。日常の端々でAKB全盛期の曲を聞くたびに、幼かりし頃香川県丸亀市にいた頃のことを思い出す。
何を見ても何かを思い出すーヘミングウェイ。
その頃はちょうどAKB48が流行った時で、小学生たちはみんな

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【日記】THE SECRET HOUSE

【日記】THE SECRET HOUSE

5月某日、5月らしく晴れ渡った品川の埋め立て地みたいな地形の川沿いを、私はてくてくと歩いていた。

THE SECRET HOUSEと題された、SEKAI NO OWARI の展示会を見にいくためであった。

5月18日からはネタバレをしていいということだったので、もう書いても許されるだろう。折角のことだから、ここにメモしておきたい。

経緯SEKAI NO OWARIは2020年にデビュー10周

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マレーシア、違和感と旅行ビジネス

マレーシア、違和感と旅行ビジネス

「まずね、うちの国はクソみたいな国なわけよ」
そんな悲しい言葉で始まる会話があるだろうか。
「うん」
散々彼女の国の『クソさ』を力説されたあとなので、とりあえずうなづいて先を促した。

はじめに

日本以外の国の人と友達になると、ついついやってしまうのが「教育制度の比較」である(コミュニケーション能力が高い人はもうちょっと楽しそうなことをすると思う)。国毎にかなり違う制度を持っているが故に、明らか

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【記憶】大学の英語の先生

【記憶】大学の英語の先生

ふっと思い出した。

グラフィックデザインを勉強して、そういう職についてみたいんだよね、と言っていた時期がある。21年にわたる人生の中で、3週間くらいのことだ。プレゼンテーションとかウェブサイトとかの2Dのものを通してメッセージを伝えようとすることが好きで、今ならまだそっちの方向に舵を切れるような気がしたのだ。今思えば、夢だけで生きていけるほど世界は優しくないと思う。

そんなことを思うたびに、進

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【日記】5月25日

【日記】5月25日

純粋な意味での日記。大学で勉強している時に日本語が聞こえるとドキッとする。日本語のテキスト机の上に広げてるけど、どうか俺に気がつかないで〜〜〜!

なんかおもしろそうなアレなんか面白そうなのある〜〜〜〜。

イギリスのお店の話珍しく昼から夜まで働いた。バイトの話である。私はこのところ、朝サンドイッチとコーヒーを作り、日中大学に居座って国家公務員試験(総合職)の対策をひたすらした後に、夜アルバイトに

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【日記】来年の履修登録をしよう

【日記】来年の履修登録をしよう

来年履修する授業について考えよう。以下は英国の大学制度を説明する、みたいな高尚な目標はなくて、私が今考えていることの記憶のためである。
毎年120単位を取ることになっている。1学期だけの授業・言語の授業は15単位、2学期間ある通期の授業は30単位だから、多くても8授業取ることになる。★がついている科目が履修予定の科目で、☆がこの中から一つだけ選ばないといけない科目である。☆だけが最終選択肢に残った

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【日記】コロナの終わり

【日記】コロナの終わり

この前、おおよそ一年ぶり、飛行機に乗った。

最初にロンドンにきた時、2020年の9月はコロナのハイシーズンだった。羽田→ロンドン便だけではなくて、羽田発の国際線はそのほとんどがキャンセルになっていた。羽田の静かな出発ロビーに、「キャンセル」の文字が綺麗に並んだ電光掲示板が光っていたのを、よく覚えている。

1年後、2021年。未だにコロナ禍で、飛行機はガラガラだった。3人席に1人、ということがほ

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【まとめ】大学1年生、イギリス2年目

【まとめ】大学1年生、イギリス2年目

大学一年生が終わった。

正確に言おう。ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ スロバニア・東欧研究学科 政治学・社会学・東欧研究コース 1年 授業学期(1学期・2学期)を終えた。理論上は3学期も存在するが、試験やエッセイの提出期限だけなので、終わったも同然である。

思ったこと去年から使っている教科書が2冊ある。なんとなく便利そうだな、と思って中古で買って、去年使って置いておいたら、今年も使った。

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【日記】世界に手を伸ばすこと

【日記】世界に手を伸ばすこと

嬉しかったことがいくつかあった。数ヶ月前の下書きを発掘。

嬉しいこと

一つ、嬉しいことがあった。論文に落とし込むほどではないけれど、ぼんやりと興味を持っているトピックがいくつかある。そんな時に、偶然それに関連するような形で授業をやっている先生がいることがわかった。聴講できないかと思って調べてみたら、申し込み期限を過ぎていて、でもどうしても聴講したくて、お願いのメールを一か八かで送ってみた。その

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【日記】アジア人であり女であること

【日記】アジア人であり女であること

珍しく英国紳士と会話をした時のお話。どこでの話かは秘密。

発端

外に出た時、4人の集まりのうち、一人のおじさまに話し掛けていただいたことがあった。最後の方がなかなか出てこなくて、そのまま会話がダラダラと続いた。視界の端で知り合いが苦笑しているのが見えた。「捕まっているねえ」というような。最後に、こんな会話になった。
おじさま1「いつからロンドンにいるの?」
私「2年前です、大学生なので」
おじ

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【ロンドン日本食#4】Eat Tokyo

【ロンドン日本食#4】Eat Tokyo

Eat Tokyo というチェーン店がある。日本にもフランチャイズがあるらしいが(イギリス側がフランチャイズなのか、日本側がフランチャイズなのかよくわからないけど)、ロンドンでお刺身の類を食べられる貴重なお店である。

日本食屋さんといえばEat Tokyoを思い浮かべる人も多いようで、日本人では無い人たちとの度々会話にも出てきてはいたのだけれど、行ったのは初めてだった。お店の中には日本・中国人以

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【日記】4月30日

【日記】4月30日

4月30日の日記の推敲をしているうちに、5月5日になった。効率の悪い人生だ。

4月30日。

午前中のミーティングを終えたら、いちにちぽっかり空白が開いて、重い腰を上げて、大学図書館に返すはずだった本を返しに行った。
一昨日昨日の曇り空とは打って変わって、それはそれは目に刺さるような快晴で、冬を乗り越えて春もおおむね終えた街路樹が青々と葉を茂らせていて、とにかく目が眩しかった。

ロンドンの空は

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英語版小論文の書き方メモ(2022年Ver.)

英語版小論文の書き方メモ(2022年Ver.)

大学一年生がもうそそろそ終わるから、未来の私が参照できるように小論文を英語で書く方法をメモしたい。

前提・対象物社会科学分野でのエッセイで、理論および既存調査をベースに作成するものについて考える。裏を返せば、社会科学一般のフィールドリサーチが求められるようなものは除くものとする。問いが与えられた上で、論文を読み漁った上でArgumentを作成し証明するタイプの、大体3000Wordsくらいまでの

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【日記】イベントを運営した

【日記】イベントを運営した

最近になってようやく、ASAHI Super DrrrrrrrrrrrrrrrryのDryが「辛口」という意味であることに気がついた。辛口の日本酒です、ってThis is dry sakeっていうもんな。
さて、イベントを回した(アサヒスーパードライとは無関係)。知り合いと2人で回す予定だったのが、諸事情で1人で回すことになったので、全部1人でやった。そういうこともある。久しぶりのことだった。

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