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アジア食記帖

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アジアを旅して出会った好奇心くすぐるごはんの話
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#エッセイ

春雨は麺類です。

春雨は麺類です。

春雨スープに入れられた春雨を見ると、麺類の仕事をしている。
でも春雨サラダの春雨は、マカロニのような海藻のような。

同じ微妙な路線でもビーフンだったら迷わず麺類です!って言い切れるけど、春雨はどっちつかずなところがあるなぁと思うのは私だけですか?

どっちなんだろうと思いつつ、私は結局麺類なんだと思ってます。
しかもポテンシャル高い麺類だよ、春雨は。

写真は代々木にある「アンコールワット」の「

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二度見した。ナパーム弾の穴育ちの海老

二度見した。ナパーム弾の穴育ちの海老

甲殻類が好きだ。

特にエビは口にしやすい大きさ、食べやすい殻の硬さ、生でも焼いても煮てもOKの万能甲殻類だと一目置いている。

タイやベトナムはエビの養殖が盛んで、ローカルフードを頼んだときにエビを口にする機会が多い。もちろん、おいしくいただいている。

ホーチミンに行ったときも、頻繁にエビを堪能した。

塩とガーリックで焼いただけのシンプルな串刺しから洋風にアレンジされたローカルフードまで、い

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期待を超え続けていくカンジャンケジャン

期待を超え続けていくカンジャンケジャン

世界各国、おいしい料理が揃っている東京に暮らしながら、わざわざ現地に出かけてローカルフードを食べたいと思うキッカケになったのが韓国のカンジャンケジャンだ。

「生のワタリガニの醤油漬け」ということから、生臭さが不安だったし、醤油辛い食べ物も特に好きじゃない。しかもカンジャンケジャンは高級料理で、3000円くらいする。

でも記念に、と食べたら天国に召された。

甘い!旨みすごい!ビール進む!ん〜も

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ついでのはずのチャーハンが。

ついでのはずのチャーハンが。

ごはん粒にそれほど思い入れがない。

ごはんよりも麺のほうが圧倒的に好きだ。

ゆえに旅先でも麺を頼むことのほうが多く、ごはんものを頼むのは「腹持ちがいいものが足りないね」っていうときだけ。旅先では昼間からビールを飲むから、ツマミとしても最適で大好きな海老や空芯菜などの炒めもの。あと一品頼むとしたら、というときに何となくオーダーする。アジア各国、チャーハン的なものはいつもあるので安心だ。

そんな

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冷蔵庫に入ったことがない肉は最高においしいという話

冷蔵庫に入ったことがない肉は最高においしいという話

韓国で食べるタッカンマリや参鶏湯が大好きだ。

もともと鶏肉が好きだし、韓国の鶏肉は日本で食べるよりも味がしっかりとあって旨みと甘みが強いと感じる。

タッカンマリは若鶏一匹がまるっと入っている鍋で、単なるお湯と若鶏、お尻の上にじゃがいも、そこに刻みニンニクをありったけ、みたいなシンプルな素材のみ。でもそれが目の前で煮込まれていくと「旨みのワンダーランドや〜」と間抜けなコメントを口に出して言いたく

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