マガジンのカバー画像

「週1美術館」

10
週1回行っている展覧会の記録。今よりちょっと気分がいい毎日を過ごすための、日常のなかのアートブレイク𓅪
運営しているクリエイター

#日記

【企画展】対峙する眼 | 岡本太郎の「静」と「動」。

【企画展】対峙する眼 | 岡本太郎の「静」と「動」。

青山の街のなかにすっとスマートに佇む岡本太郎記念館。

アトリエ兼、自宅として使用していたことが垣間みえる「静」と

熱量高い作品たちが放つ「動」のエネルギーが、まざりあう。

それが岡本太郎記念館をおとずれた印象です。

ではただいま開催されている企画展とあわせて感想を書いていきたいと思います。

0. 岡本太郎ってどんな人?岡本太郎(1911〜1996)

日本の芸術家です。

代表的な作品は

もっとみる
【展覧会】小村雪岱スタイル l線と濃淡と空間で魅せる昭和モダン

【展覧会】小村雪岱スタイル l線と濃淡と空間で魅せる昭和モダン

小村雪岱スタイルこれはきた。久しぶりにきた。

すんごいよかった。ホンっト素敵だった。

展覧会を出るとすっかり小村雪岱の虜に。

三井記念美術館で開催されている「小村雪岱スタイル」(〜4/18)の感想です。

今回は好きすぎてちょっと感情的になってしまうかもしれません。

0. 小村雪岱ってどんな人?小村雪岱_komura settai(1887〜1940)

大正から昭和にかけて、本の装丁、小

もっとみる
【特別展】複製芸術家 小村雪岱 l 空間、色、構図、すべてが今でも新しい昭和の装丁美

【特別展】複製芸術家 小村雪岱 l 空間、色、構図、すべてが今でも新しい昭和の装丁美

小村雪岱。こむらせったい。

なぜいままで深く知らなかったのか、そう思わせるくらいのセンスにひれ伏す。

昭和なのに、ではなく、いつの時代でもいいものは新しさを放つ。

それを実感できたのが、今回の特別展「複製芸術家 小村雪岱」(〜3/23)です。

今回は美術館ではありませんが、それと同じくらい価値のある展示だと思いましたので、番外編として、感想を書きたいと思います。

0. 【特別展】複製芸術

もっとみる
【展覧会】佐藤可士和展 l ふつうの毎日をデザインで彩る

【展覧会】佐藤可士和展 l ふつうの毎日をデザインで彩る

【展覧会】佐藤可士和展

日本を代表するクリエイティブ・ディレクター。

そうきいたら「自分とは関わりのないすごい人」をイメージしませんか?

でも佐藤可士和さんのデザインはあなたの毎日のなかにいます。

いま国立新美術館で行われている佐藤可士和展。(〜5/10)

わたしは日々のくらしのなかにある佐藤さんのデザインに注目して感想を書きたいと思います。
*********************

もっとみる
【写真展】ドアノー/音楽/パリ  l 写真から聴こえる音と想い。

【写真展】ドアノー/音楽/パリ  l 写真から聴こえる音と想い。

ドアノーの写真からは「音」が聴こえる。

人々の笑い声が写っている。

まさにタイトルどおり、ドアノーと音楽とパリが楽しめる、そんな写真展がただいま東京渋谷の「Bunkamura ザ・ミュージアム」で開催されています。(〜2021.3.31)

ドアノーの写真に心奪われつつも、わたしは写真家として生きる姿勢にも惹かれました。

作品をとおして感じる想いやポリシーに注目しながら感想を書いていきたいと

もっとみる