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ふつうの日々のを愛しむ𓅪 今よりちょっと気分のよい毎日を𓆉 アート、民藝、キモノ好き𑁍

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  • 「週1美術館」

    週1回行っている展覧会の記録。今よりちょっと気分がいい毎日を過ごすための、日常のなかのアートブレイク𓅪

最近の記事

【展覧会】ザ・フィンランドデザイン展| なぜか惹かれてしまう理由を考えてみた

ザ・フィンランドデザイン展今年初の美術館は、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムでただいま開催中の「ザ・フィンランドデザイン展」へ。 ミュージアムに入ってすぐ、右手側が静かな活気に溢れていたので、目をやると、ショップに、たくさんのグッズを手にする人々が。 人気ですよね、フィンランドの雑貨たち。 マリメッコにムーミン、イッタラ、アラビア…などなど わたしも大好きです。 なぜか惹かれてしまうフィンランドデザイン。 シンプルでありながら、心躍らせる。 大胆なテキスタイルで

    • 【展覧会】没後70周年 吉田博展 | 木版画で知る、世界の日本の風景美。

      私は自然を崇拝する側に立ちたい。 展覧会の最初に目にとびこんでくる吉田博さんの言葉です。 自然を愛し、木版画を極めた画家、吉田博さん。 その生涯の軌跡を作品を通して体感できる展覧会「没後 70周年 吉田博展」が東京都美術館で開催されています。(〜3/28) 透明感のある繊細な木版画のイメージと、まっすぐで意志の強いご本人との対比にわたしは魅了されました。 ということで、今回は吉田博さんという人物に注目しながら、展覧会の感想を書いていきたいと思います。 0. 吉田博

      • 人生でいちばんのレモンケーキ

        わたしは今週「人生でいちばん」を更新しました。 そう、タイトルどおりレモンケーキの話です。 正直に言うと、わたしはその日、バナナケーキが食べたかった。カフェのメニューにはあったんですよ、バナナケーキ。 でも頼もうとしたら今日はないという。そしてお店のオススメはどうやらパンケーキらしい。 でもパンケーキを食べる気分ではない。。 そこで、最初食べたかったわけでもなく、お店のオススメでもなく、なんとなく気になった「レモンケーキ」を頼むことにしました。 最初にネタバレしと

        • 【企画展】対峙する眼 | 岡本太郎の「静」と「動」。

          青山の街のなかにすっとスマートに佇む岡本太郎記念館。 アトリエ兼、自宅として使用していたことが垣間みえる「静」と 熱量高い作品たちが放つ「動」のエネルギーが、まざりあう。 それが岡本太郎記念館をおとずれた印象です。 ではただいま開催されている企画展とあわせて感想を書いていきたいと思います。 0. 岡本太郎ってどんな人?岡本太郎(1911〜1996) 日本の芸術家です。 代表的な作品は、1970年の大阪万博の「太陽の塔」(現:万博記念公園)やいま渋谷駅の構内に展示

        【展覧会】ザ・フィンランドデザイン展| なぜか惹かれてしまう理由を考えてみた

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        • 「週1美術館」
          10本

        記事

          【特別展】複製芸術家 小村雪岱 l 空間、色、構図、すべてが今でも新しい昭和の装丁美

          小村雪岱。こむらせったい。 なぜいままで深く知らなかったのか、そう思わせるくらいのセンスにひれ伏す。 昭和なのに、ではなく、いつの時代でもいいものは新しさを放つ。 それを実感できたのが、今回の特別展「複製芸術家 小村雪岱」(〜3/23)です。 今回は美術館ではありませんが、それと同じくらい価値のある展示だと思いましたので、番外編として、感想を書きたいと思います。 0. 【特別展】複製芸術家 小村雪岱とは?日比谷公園内にある「千代田区立日比谷図書館」で開催されている特

          【特別展】複製芸術家 小村雪岱 l 空間、色、構図、すべてが今でも新しい昭和の装丁美

          【展覧会】小村雪岱スタイル l線と濃淡と空間で魅せる昭和モダン

          小村雪岱スタイルこれはきた。久しぶりにきた。 すんごいよかった。ホンっト素敵だった。 展覧会を出るとすっかり小村雪岱の虜に。 三井記念美術館で開催されている「小村雪岱スタイル」(〜4/18)の感想です。 今回は好きすぎてちょっと感情的になってしまうかもしれません。 0. 小村雪岱ってどんな人?小村雪岱_komura settai(1887〜1940) 大正から昭和にかけて、本の装丁、小説の挿絵、舞台装置のデザインなどを手掛けた画家、意匠家です。 商業美術の世界で

          【展覧会】小村雪岱スタイル l線と濃淡と空間で魅せる昭和モダン

          【展覧会】佐藤可士和展 l ふつうの毎日をデザインで彩る

          【展覧会】佐藤可士和展 日本を代表するクリエイティブ・ディレクター。 そうきいたら「自分とは関わりのないすごい人」をイメージしませんか? でも佐藤可士和さんのデザインはあなたの毎日のなかにいます。 いま国立新美術館で行われている佐藤可士和展。(〜5/10) わたしは日々のくらしのなかにある佐藤さんのデザインに注目して感想を書きたいと思います。 ******************************** 1. 佐藤可士和ってどんな人?佐藤可士和(1965年東

          【展覧会】佐藤可士和展 l ふつうの毎日をデザインで彩る

          【写真展】ドアノー/音楽/パリ  l 写真から聴こえる音と想い。

          ドアノーの写真からは「音」が聴こえる。 人々の笑い声が写っている。 まさにタイトルどおり、ドアノーと音楽とパリが楽しめる、そんな写真展がただいま東京渋谷の「Bunkamura ザ・ミュージアム」で開催されています。(〜2021.3.31) ドアノーの写真に心奪われつつも、わたしは写真家として生きる姿勢にも惹かれました。 作品をとおして感じる想いやポリシーに注目しながら感想を書いていきたいと思います。 *********************************

          【写真展】ドアノー/音楽/パリ  l 写真から聴こえる音と想い。

          【展覧会】 DOUBLE FANTASY -John & Yoko展 の記録。

          ダブル・ファンタジー展に行ってきました。 この展覧会は、もともと2018年〜ジョン・レノンの故郷であるイギリスのリバプール博物館で開催された後、今回、オノ・ヨーコさんの故郷である東京へやってきたのだそうです。 しかも、開催期間はジョン・レノンの80回目の誕生日である2020年10月9日からオノ・ヨーコさんの誕生日の2021年2月18日までの開催とか。 なんか洒落てます。 場所は「ソニーミュージック六本木ミュージアム」。大人でしっとりした雰囲気の展覧会でした。 ちなみ

          【展覧会】 DOUBLE FANTASY -John & Yoko展 の記録。

          【展覧会】 石岡瑛子展 の記録。

          今年から自分が行った展覧会などの感想を書き記していくことにしました。 第一回目はただいま東京都現代美術館にて開催されている「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」です。(〜2/14まで) 石岡瑛子さんは、世界的に活躍されたデザイナー、と一言では言えませんね、グラフィックデザイナーであり、アートディレクターであり、衣装デザイナーであり、プロダクションデザイナーです。 この展示会は石岡さんのお仕事が時系列で紹介されていくのですが、いやはや、これはお仕事の展示、というよ

          【展覧会】 石岡瑛子展 の記録。