マガジンのカバー画像

◎日々録とバイブル

19
日々の生活録 with聖書の一言 ふだん言葉で愛をつづるように試行錯誤します
運営しているクリエイター

#今こんな気分

私は正しいって証明させてよ

私は正しいって証明させてよ

他人にも自分にも特に疲れることが多かった1週間だった。

弱気と優しさゆえに、勢いに押されることが多い。
ちゃんと怒ろう、と思うにも、怒っても変わらない人や物事を見て、やっぱり絶望してしまう。
そして、うまくちゃんと事をおさめられない自分の技量のなさにも、がっかりし続けている。

いちばん正しく、真面目で、優しくいたら。責めるところのない人でいたら。ちゃんと見てくれて、何があっても助けてもらえると

もっとみる
満たされなくてうれしい

満たされなくてうれしい

マスクをようやく外すようになって、そういや私は大きな口がコンプレックスだったことを思い出す。

自分の顔はそれなりに愛しているつもりだし、私のこの顔が好きな人もそれなりにいるのもわかる。

でも、もう少しこうだったらなぁ、と意味のない仮定を作りまくる。

私はよく言えば向上心が高く、言い換えれば欲しがりというか、プライドが高いというか、足るをそんなに知らない人間だ。

やってもやっても、褒められて

もっとみる
込み入った話をしよう

込み入った話をしよう

最近、あまり話したことのない人と一対一で話すことが多くて嬉しかった。
大人数で仲良くなるのが苦手なぶん、2人きりで深め・重めの話をすることが好きで、仲良くなるにはそれが大事だと思っているタチだ。
カフェや居酒屋で、魂の交換をするように、言葉を渡しては受け取ってを繰り返す。その時間って優しくて、まるで天国だなと思う時もある。

良い友人関係って何だろうね。
ある友達は、喧嘩できてこそ親友だと言ってい

もっとみる
名前を知ることからはじまる

名前を知ることからはじまる

※シモの話をします。ご注意ください。

最近切れ痔になったっぽく、人生ではじめてボラギノールにお世話になった。
何となく最近お尻が痛いことに気づき、でもよくある体の些細な変化だろうし勝手に治るか、と思い放置。とはいえ微妙に長引く。4日くらい経ってさすがに気になる調べてみると、「切れ痔」を解説するWebサイトに辿りついた。

聞いたことのない病気ならまだしも、「痔」ってよく病名は聞くしCMの歌も耳に

もっとみる
素直そうなのに騙されないひと

素直そうなのに騙されないひと

うまく生きるために、無自覚でも自覚的でも人をうまく使う人がいる。私はそれを見抜きたくってずっと「かしこく」いることを意識し続けている。
おかげで、あいまいなネズミ講やニュービジネスにめちゃくちゃ声をかけられるけどちゃんと見抜けるし、あらゆる楽しみの「程よく」の度合いを見極められている気がする。これ以上踏み込んだらやばい気がするな〜と思う少し手前で察してやめられている、気がする。

私の勝ち気はあく

もっとみる
たまに叱られたくなる

たまに叱られたくなる

 
もう少し教育されたい。
そんなことをぼんやり考えた一週間だった。

20代後半になり、今の会社に入ってからも約2年が経った。一番年下なのに代わりはないけど、年上の後輩が入ってきたりして、色々任されることや教えることが増えた。
仕事ができるから!と年次の割に合わない、ありがたい下駄を履かせていただいている。それは恐れ多いことなんだろうけど、その分少し、さみしさのような気持ちも抱く。

休日、年上

もっとみる
不幸と永遠は遠い

不幸と永遠は遠い

終わりが見えているものほど無駄なものはないのに、人はその終わりの匂いに惹かれる。

叶った瞬間に終わりが見えるような関係の甘美さにはまってしまった季節があって、それはそれはときめく日々だったけれど、ちょっとずつ自分が削られていて、冬が来たら知らぬ間にボロボロになっていた。

たくさんの犠牲を払ってでも手に入れる愛は、そのぶん強くて崇高なものだと思っていた。
けれど実際は、そんな種類の痛みを伴わなく

もっとみる
stay 謙虚、stay 肯定感

stay 謙虚、stay 肯定感

自分に自信を持つことと、天狗になりすぎないことの、バランスが難しいなと思う。

取材先で同席した他社のライターの質問があまりにもとんちんかんで、さらに私よりも全然年上なのに、私より名の通る会社なのに…と見下してしまった。

ちゃんと仕事をしていれば、それなりに腕が上がってくる。終わらせることから、さらに仕事の完成度を高めることに関心が向いて、自分で自分の仕事の出来をチェックするように、人の仕事もチ

もっとみる
あわただしいだけの、ある12月の日記

あわただしいだけの、ある12月の日記

いつも生き急いでいて、だから師走の忙しなさはちょうど良い。
北風と二日酔いの眠気でコンタクトがずっとカピカピなまま、目薬を指す間も無く仕事納めを迎えた。

とはいえ納まりきれない雑務もあり、それは持ち帰って、今紅白歌合戦を耳でききながらちまちまとつぶしている。要領悪いなぁ、とため息もつく。

気合いでどこまで行けるのだろう。どこまで行っていいものだろう、と20代も後半に差し掛かったいま、年末年始に

もっとみる
肩を寄せ合う日々

肩を寄せ合う日々

朝、目覚めたら枕元に誕生日プレゼントがあって、この歳になってもこんなサプライズを体験できるんだ、と言うことが嬉しい。
一つ一つ感謝を噛み締めたくなるクリスマスのシーズンは、ささやかなことを喜ぶつつましさと平凡という最高の穏やかさを私の心にくれる。

電車でジェラートピケの大きな紙袋を抱えた男の人がうたた寝をしていた。
誰かへの贈り物だろうか。そうだとすれば、もしかしたら一人でジェラピケに買い物に行

もっとみる
私をあきらめることは、いつかの私をすくうこと

私をあきらめることは、いつかの私をすくうこと

「嫌だなあ」とか「苦手だなあ」とかを人に感じる機会が増えたなと最近思う。
自我が大きくなってきたのか、たくさんの人と会う機会が増えたからか、ただただ常に疲れているのかはわからないけど。

人に嫌な思いを抱くことはかなり気持ちの消費が大きい。
私は繊細な人間だから、人に悪意を持ってしまう度に、自分も同じように人に思われてるのだろうか、といちいち気にしてしまう。

「ゆるすこと」と「あきらめること」は

もっとみる