見出し画像

【心理学】他人を説得する方法・上

「他人を説得したい」と思った経験はありませんか?


それは仕事の時なんかもで、明らかに論理的に考えても長い目で考えてもこちらの案の方が良い、すなわちこれは正論だとわかっているのに、相手に伝えててもそれをわかってくれない。

なんでわかってくれないんだ!

どう考えてもこれが正しいのに!


なんて経験はありませんか?


例えば「このプログラムを今の事業に組み込むと利益が今より1000万円増える」と言うことが過去の事例からわかったとしても全員が全員、正論を受け入れることはありません。

人はそこに「でもそれって自分の担当がまた増えるのかよ」「1000万円ぐらいなら良くない?」と理由をつけて避けてしまいます。


こうやってこの世には「そんなのただの正論だ」と言う言葉があるように、人間は正論だったら受け入れられるのか、と言われるとそうではない。むしろこんな風に正論を蔑む風潮があります。

例え正論であっても、自分にとって都合の悪いことなら人はそれを避けようとします。


それについては以前にもこんな記事で書いたのですが、これも人間という存在の一面でもあります。人間は理論でも理屈でも生きているわけではない、感情で生きているのです。


相手を説得するのって、時と場合、相手によっては困難を極めると思いませんか?


僕たちは他人を説得したいという欲が強いほど、僕達自身も自分よがりで相手を考えない伝え方をしてしまいがちです。


では「どうやって他人を説得すれば、自分の言葉は相手に届きやすくなるのか。」 今日はこれについてお話ししていこうかなと思います。



心理学歴10年、まひろです。

僕の記事では心理学を10年間勉強することによってわかった、人間の本質的な行動原理である「自然の法則」を元にビジネスメソッドの発信をしています。

要するにまひろは心理学の知識を使ってビジネスのやり方を発信している者です。



人間は感情で動く生き物である


今回は相手を説得する心理学を書いていきます。

これは例えば、あなたが正論を相手に聞いて欲しい時に、自分の意見を伝える手段として使えます。

正論はとても現実的で合理的です。だから正論は自分の目標や目的を達成することを助けてくれる。この世には「そんなのただの正論だ」なんて言葉があるのですが、正論なんて使えば使うほど自分の目的や目標を達成するために良いに決まっているんです。


しかし、まずは「相手を説得する方法」を今からあなたに知っていただくにあたって、まず理解したいのは「人間は論理的でも理屈的ではなく、感情的な生き物だ」と言うことです。

近年では科学の発達で昔は皆信じていた宗教やスピリチュアル的な概念は日本からはほとんど消え去り、人々はより論理や理屈を大切にするようにし、自分の感情や気分で物事を決める人間はバカだと言われる風潮があります。


僕はそんな現状を見て正しさに囚われている人が多すぎると感じるのですが、そもそもを考えると論理や理屈とは感情の上に成り立っているという事がわかりますよね。


例えば僕の記事を毎日読んでくださっている方は経営者の方が非常に多いのですが、そんな方々も日頃から「いかに効率よくするか」「どの選択をするのが正しいか」といった正論を追いかけられている方は多いと思います。

それはなぜかと言うと「お金を稼ぐため」ですよね。

しかし「自分はなぜお金を稼ぎたいのか」と言うことを突き詰めていって考えると、そこには必ず自分の感情があります。

それは例えば「モテたいから」「幸せになりたいから」「楽しそうだから」「家族を守りたいから」などなどあると思います。


こうやって、論理や理屈というものは自分が「良いな」とか「好きだな」と思ったことを達成するという感情の上に成り立っています。


だから人間は決して論理や理屈では動かない。なぜなら人間は感情的な生き物だからです。

それについては詳しくこの記事でお話ししています↓


この事実を通して僕が何を言いたいのかというと、確かに自分の目的や目標を達成するには正論なんて使った方が良いに決まっているし、受け入れられた方が良いに越した事はないんだけども、その目的や目標は自分が感情的に決めるものであり正論はその感情ありきで存在するもの。

そして、それと同時に人間も自分の気分や感情で動く感情的な生き物なんだよ、という事です。


今から僕がお話しする「相手を説得する心理学」は、そんな目的や目標を達成するためにとても役に立ちます。

人間は論理や理屈では動かない感情的な生き物です。だからいきなり正論をぶつけても当然話なんて聞いてもらえない。

なら感情に訴えかけていけば良いよね?


今日のお話はこの思考回路がコンセプトとなっています。

それでは、御託はこれぐらいにして本題を話していきますね。



相手を説得する心理学はどこで使えるの?


仕事で、商談や契約を取る場面ではこういった心理学はめちゃめちゃ有効です。そして、何より知らない人がほとんどなので圧倒的な差別化になります。

なぜかというと心理学って使っていても相手に気づかれないからです。心理学を使ってそれがわかるのは、心理学を知っている人だけで、相手が意識的にやっていることに気がつける人なんてそうそういません。


それ以外の場面にも人を説得しなくてはいけない時って必ずありますよね。そこでまず困るのが人の話を聞かない人です。

頑固な人ってどこにいってもいますよね。人の話を聞かないというか、自分が知っている事や考えている事が一番正しいと思い込んじゃっている激イタ人間。


「これはどう考えてもこちらの方が効率が良いと思いませんか?」

「うるさい、誰に向かって言っているんだ。俺はな、長年この仕事をやってきたし、キャリアもあるんだ。その俺がこっちの方が正しいと言っているんだ!」


みたいに、論理も正論も関係なく、とりあえず他人の話は聞かないみたいな人間。いますよね。

こういうタイプは特に普通にコミュニケーションが上手な人が訴えても説得するのは困難を極めます。しかし、今回の方法は頑固な人でも説得できる心理学をご紹介しています。


ではまずなぜ人は話を聞かないのかというついて心理学的に解説していきます。



なぜ人は話を聞かないのか?


先ほどは極端に他人や新しい考えを受け入れない人間の例をお話ししましたが、実はこういう「新しいもの」を拒否したくなる心理って、9割ぐらいの人は持っているんですよね。


9割型の人間は何か新しいことをする時や新しい環境に変わる時に、不安恐怖といった感情を抱くのです。

例えば今から3・4年前、YouTuberって世間からどんな扱いを受けていましたか?

テレビの方が面白いだの、テレビの劣化版だの、くだらないだの、テレビやラジオで育ってきた世代の方々には散々な批判を食らっていましたよね。

ゲームをしてお金になるなんて楽しすぎだ・毎日楽しそうで羨ましい・私は頑張って大学を卒業して会社に入って毎日一生懸命働いているのにバカらしくなってきた、なんて意見はいまだに見るぐらいですが(笑)


しかし、去年や今年はそうやって批判されてきたYouTuberがテレビをはじめとした様々なメディアで登場するシーンを見かける機会はとてつもなく増えましたよね。宮迫さんやヒカルさんはテレビCMにまで出演していましたし。

そして今となっては、テレビを超える影響力を握るところまできました。


こうやって時代が進むにつれ、徐々に多くの人は新しいもの受け入れていき、今となってはYouTuberも立派な仕事として認められているのですが、先ほども言いましたが昔はというと全然批判されていましたよね。

こうやってここ2・3年を振り返るだけでもいかに多くの人は「新しいもの」を毛嫌いするかどうかがわかりますよね。


それはなぜかというと、基本的に人は「新しいもの」「自分の知らないもの」恐怖心不安といった感情を抱くからです。



 だから「他人の意見を聞かない」という行為は、心理学的に考えると防衛本能なんですよね。

もし人間がまだマンモスを追いかけていた時代に、新しいものに恐怖心や不安を抱けなかったら、「このカラフルなキノコ美味しいのかな」と食べてしまう可能性がありますからね。

だから、これは人間が自然界で生き残るために培ってきた本能の一つです。だから9割型の方は「新しいもの」や「自分の知らないもの」を受け入れることに個人差はあれど抵抗があります。


そしてその中でも”他人の話を聞かない人”というのはこの防衛本能の機能が平均より働いている人です。


じゃあどうすればそんな人を説得する事ができるのでしょうか。



他人を説得する条件


上に書いたことから言えることとして、人は「新しい事」や「自分の知らない事」に不安や恐怖心を抱きます。だから正論や他人の話を受け入れられない。

でもこれはコペルニクス的転回で考えれば、相手が不安や恐怖を与えなければ説得できるという事になると思いませんか?


そう、その通りです。


まず、相手を説得する条件として1つ目に

「相手に不安や恐怖心を抱かせない事」

がこれでわかりましたね。



そして後は、これもすべての人間に言えることなのですが、自分にとってネガティブな情報は人間は受け入れたくないものです。

例えば「明日世界が滅ぶ」という報道は毎年のようにされていますが、それを聞いて「どうせ滅ぶのなら、最後に自分のやりたいことをしよう」と自分の仕事や家事を放棄して遊んだ人なんてほとんど見ませんよね。

じゃあ多くの人はそんな報道になんて反応するのかというと

「いや、また嘘やん。」

こうですよね。僕も毎回そんな感じで聞いています。


しかし実際のことをいうと、別にその情報が間違っているor正しいという証拠はないわけです。しかし過半数の9.9割の人間は「嘘でしょ」「まあいつも通りの生活を送るか」みたいに、自分にとって都合の良い解釈になるように物事を持っていくんですよね。これを心理学では「認知的不協和」というのですが。


なぜかというと、人は自分にとって都合の悪いことは聞きたくないからです。


この前も見たテレビで詐欺集団に所属し老人からお金をだまし取っていた少年がこんな発言をしていました。

「老人は金を貯めてるだけで使わないから、僕がそれを使って経済を回してあげている。」

客観的に聞けば理論崩壊も甚だしいですよね。まずその少年が働く前にご老人たちは経済を回されてきたし、しかもそもそもご老人達がそのお金を使っていないと言う根拠も全くありません。

ですが、本人からすると”金が欲しいから社会的に弱い人からお金をだまし取っている”という自分が培ってきた倫理に反するネガティブな情報と向き合うことは厳しいことなんです。

だからこのようにして、自分にとって少しでもポジティブな考えをこじつけて正当化します。


まあちょっと引き合いに出した例えが詐欺ってイメージが悪いので、なかなか自分に当てはめづらい方も多いかもしれませんが(笑)

これからわかるように人間とは自分にとってポジティブな情報を優先してしまうのです。

それがなぜか僕の記事を毎日読んでくださっている方ならわかりますよね。


人間は基本的に楽をしたい生き物だから

です。


だから、人に正論をぶつけても、その正論が自分にとって都合が悪いネガティブな情報だと、いくら正論であったとしても逃避してしまうのです。

なのでまず他人の意見を変えようと思ったら、人間は自分にとってネガティブな情報よりポジティブな情報を優先してしまうということを理解することはとても重要なことです。

だからもう一つの相手を説得する条件は「相手にとってポジティブになるように情報を伝えてあげると受け入れられやすくなる」ということ。


今の所お話ししてきたことをまとめると相手を説得する条件は

・「相手に不安や恐怖心を抱かせない事」

・「相手にとってポジティブになるように情報を伝えてあげると受け入れられやすくなる」


ということで、あまり詰め込みすぎても頭に入らないので、今日はここまでにして明日はこの続きの「他人を説得する方法・下」を完成させたいと思います。



本日の雑談「タイヤをパンクさせてきた幽霊に6千円請求したら殺されかけました。」


ということで、今日の雑談は昨日の続きです。


先日僕は廃工場などをはじめとする3つの心霊スポットに行ったのですが、腹立たしいことに誰かにそこで車のタイヤにネジを刺されたんですよね。それによって僕は危うく命を落としかねました。

もうその正体はあの訳わからん廃工場の幽霊しかいないだろう、ということ僕は友達にこの話をしてまたあの廃工場に行ってきました。


いやそもそもね、幽霊に怒るなんておかしいとか、そもそも冷やかしで行ったお前が悪いとか色々意見こちらにも非はあるかと思いますが、いやこっちは何も物理的な害は与えてないし、純粋に幽霊に会いたいなと思って行ってる訳なんですよ。

それで勝手におちょくられたと勘違いして、人を殴っていいなんて教わりましたか?どんな教育受けてきたねん、絶対前世ゴリラやろ。


なんか相手は「自分がおちょくられたからタイヤでもパンクさせたろ」とか思ったのかもしれませんがね、こっちは殺されかけてる訳ですよ。

しかも、別にお前のことなんかこっちは見えてもないし、おるならおるで直接出て来いよって話ですから。ムカついたからタイヤパンクさせるって、やり返しの仕方陰キャやん。

まあそんな感じで兎にも角にも、腹が立った僕はあの陰湿ナメクジ野郎に何とかやり返しをするべく、ど真ん中で花火でもしながら騒いでやろうともう一度同じ友達とあの廃工場に行ったんですよ。


その日は晴れていて、星がたくさん見えるし、夜景は綺麗でした。もともと工場だった場所なので、海が見えてとても景色が良いところなんですよ。ここが心霊スポットだって知らない人は、まさかタイヤをパンクさせてくる陰湿な幽霊が住み着いているなんて想像できないぐらいに、海の向こう側には大阪の綺麗な夜景が見えるところです。


そして僕達は仕返しをするべく、花火をたくさん持っていき、工場の真ん中で花火をすることにした。

一人目が火をつけると、花火が海の奥に見える夜景と合わさってそれはそれは綺麗な光景で、優雅な時間だった。

「これであの幽霊も今頃迷惑がっているやろうな」

そう思って僕はフフッと笑みを浮かべていた。


ところで、市販の花火のセットには置いて火を付ける筒型の花火的があり、それが僕達が持ってきた花火のセットにも入っていた。僕達はそれをやろうと決めたのだ。

そう思って、打ち上げ花火の導線に火をつけようとしたが、やはり海の近くということもあり風が吹いてなかなか導線に火がつかない。打ち上げ花火の本体ごとを持ち上げて、友達が手で導線を囲いながらライターで火をつけてみたりと、色々試してみたが、やはり火がつかない。

とうとうそんな試行錯誤をしている間に、打ち上げ花火の導線がなくなってしまった。せっかくの綺麗な花火が台無しだ。最悪だ。これもあの幽霊のせいなのだろうか。

そう思った瞬間、友達の一人のバカが

「もうこれ直接打ち上げ花火の本体の導線の近くを燃やしたら花火出るんじゃね?」

とか言い出して、本体の紙の素材を燃やし出した。


この時僕はめちゃくちゃ嫌な予感が頭をよぎった。

(前回は、タイヤに穴を開けられて、それが間接的に事故につながりかけた。この幽霊は直接人間に手を下さない。だから今回も仕掛けてくるとしたら、本人が出てくるのではなく間接的にくるはずだ。さっきから何かがおかしい。)



そう思って、さっきから直接花火の本体を炙っているバカの方を見るといきなり





「ギューーーーーーーン!」





何か光っている球が、もうまさに僕の体2個分横を車ぐらい早いスピードで通過したのだ。

僕はそれに反応する余裕もなく、何が起こったのかを理解したのは自分の横を火の玉が通過した後だ。


そう、その原因はさっきからバカが炙っていた打ち上げ花火だったのだ、こちらを向けながら。


それに気づいた僕は


「お前こっち向いとるがなそれ、危ないな」


そう言おうとした。

瞬間、打ち上げ花火の本体から温泉を掘り当てた時のお湯並みに火花が吹き出し、僕は冬の心霊スポットでこれでもかというぐらい熱い目にあった。


そう、幽霊でもなんでもない、友達に直接的に殺されかけたのだ、しかも花火なんかで。

そしてその友達の方を見ると、普通に僕をみてケラケラ笑っているのだ。その姿はまるで猛獣や、ましてや幽霊などでもなくまさに悪魔のようだった。


そう、結局一番怖いのって生きてる人間だったんですね。



その後僕達は線香花火をしてから、誰かとには言いませんが「ごめん」と心の中でつぶやいて、新品のタイヤの車で安全に家に帰ったのでした。



それでは、あなたの人生がより豊かになるようにまひろは心の底から応援しています。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

この記事が参加している募集

自己紹介

もらったら社会貢献のためにユニセフに募金します。 ※こいつは嘘をついています。募金せずに帰り道でコンビニに寄ってたばこ買うに違いありません。