【心理学】雑談でゴールを決めるための話術
この記事を含め前・中・後編の3本仕立てで雑談についてお話してきた、心理学の相手を楽しませる最強の雑談シリーズも、本日の記事で完結です。今日は会話のテクニックをてんこ盛りでお話していこうと思います。
この記事のオーディオバージョンを聴きながらこの記事を読むことができます。聴覚と視覚を同時に刺激すると記憶に定着しやすくなります。
再生ボタンを押すだけで流れます↓
という事で本日は昨日の記事の続きで、相手を楽しませる雑談のやり方についてお話していこうと思います。
これはお笑いでもそうなのですが、例えば超面白い松本人志さんのトークを素人が真似して初対面の人に話したからと言ってその話は面白くなりませんよね。
なぜならあれは、松本人志さんというキャラクターがあって、それに関するイメージが見ている人の中にあって、そしてその周りを取り囲んでいる芸人さん達の存在があるからより面白くなるわけです。
だからそれを素人が真似しても当たり前ですがウケないように、まずは相手を楽しませる雑談をするには、相手が楽しむための雰囲気作りが大切で、その方法のやり方を昨日の記事でお話してきましたよね。
昨日の記事↓
では今日は何についてお話していくのかというと、その後にどう相手を楽しませる会話に持っていくかです。
昨日までお話してきた事を実践されていれば、サッカーでいうとドフリーで最高のセンタリングが上がっている状況なので、後はシュートを決めれるかどうか、という状況になっています。
大衆の記憶に残るのはやはり最後にゴールを決めたストライカーですから、本日は雑談でゴールを決める具体的な方法をお話していきます。
自分の”際立った特徴”を伝える
まず雑談で大切なのは、相手の記憶に残るという事です。どれだけ良い印象を与えたり、相手を気遣ったりしても、相手の記憶に残らなければ結局相手と仲良くなる事は出来ません。
だから、大切なのは相手の記憶に自分が残る事なのですが、どうすれば良いのかというとハロー効果を使います。
ハロー効果が何なのかというと、際立った特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象の事です。
例えば、ピチッとしたスーツを着て、ピチッと髪型を整えて、綺麗な時計と綺麗な靴を身につけている、ガタイの良いめちゃくちゃイケメンの人が仕事場に営業で来たら
「あ、この人仕事できそ〜」
って思いますよね。
ただ、実際には別に見た目がきちっとしているかどうかと、仕事ができるかどうかは関係がないわけですよね。
しかし、人はこのように「めちゃくちゃイケメン」とか「外国語が話せる」とか「貫禄がある」みたいな一つの際立ったポジティブな特徴で、他のイメージも上がるんですよね。
これがハロー効果なのですが、この方法は雑談にも使えますが、面接とか演説とかでも強力な効果を発揮するので是非使ってみてください。
質問をする
これに関してはまひろの記事を毎日読んでくださっている方はもう耳にタコができるぐらい聞いていますよね。
相手を楽しませる雑談をするために、面白い話なんて別にする必要はありません。もちろん楽しいノリやユーモアはあってもなくても良いのですが、自分と相手だけの2人の場合そんなものはむしろ必要ありません。
では何が要るのかと言うと、いかに相手に自分の話をさせられるかという質問力です。自分はアナウンサーになったつもりで、いくら興味がなくても相手のことを聞き相槌を打ち込むことに徹します。これだけ。
というのもこれはハーバード大学が行った実験なのですが、お見合いパーティーを開いて110人の会話記録やその後の男女の関係性を分析し、どんな会話をした人が次のデートに繫がって人気の高い男女なのかということを調べた結果、次のデートに繫がった人々はデートができなかった人に比べて、平均で1.5倍の質問を会話でしていた事が分かったんですよね。
人は自分の話をすると、脳から○ックスをする時と同じ快楽物質が出て気持ちが良くなるので、基本的に人は自分の話をするのが好きなんですよ。
だから自分の事を質問をされると、会話が楽しくなっちゃうという原理です。
では仕事でも恋愛でも使える、好印象を与える最強の質問方法のやり方については下の記事で詳しくお話していますので、よければご覧ください↓
相手と親密になれる話題の選び方
雑談をしていく上で、話題選びは大切です。
例えばこう考えた時に有効なのは「好きなYouTuberは何か」とか「相手の好きなアーティスト」とか、相手が好きなものについて話そうとする人が多いのですが、はっきり言って初対面の相手の好きなものなんて知りようがないわけですよね。
だから会話で大切なのは、みんなが知っている事を最初は話題に選ぶのが良いです。
✔︎STEP1 みんなが知っている事を話す
どういう事かというと、例えば「好きなミュージシャンは誰ですか?」みたいな事を聞かれた時に、大体の人って正直にそんなに有名じゃなくても、自分の好きなアーティスを答えるんですよ。
ただ、基本的に人って自分の知っている話をしたいと思う生き物なので、他人の好きなマイナーなアーティストの話に興味を持つ人は少ないんですよね。
たまに突拍子もなく「このアニメ面白いよ!」っていう人いますよね。
ただ、そんな事をいきなり言われても、言われた側は「なんで見る必要があるのか」「見て自分にどんなメリットがあるのか」「何が魅力的なのか」という事がわからないわけで、見る気にならないし、興味も持たないわけです。
だから大切なのは、相手の知っている範囲で会話をする事なんですよね。
だから「好きなアーティスト何ですか?」みたいな事を聞かれた時とかも、無難だけどちょっとマイナーな所を攻めてみてください。
例えば”あいみょん”とか”King Gnu”のそんなに有名じゃない曲とか、山口百恵とか松田聖子みたいな昔流行っていたけど今はあまり聞かれていない曲とかがオススメです。
ちなみに、この例外もあります。
例えば、まひろ(筆者)みたいに自分の知らない話をされる方が楽しかったりする人間もいて、そういう人は全く知らないマイナーなアーティストとか言われると楽しくなるのですが、例外としてこういう人間も少なからずはいます。
ただ大半は、自分の知っている事の話をしたいというお話です。
✔︎STEP2 深い話題を選ぶ
そして、こういう軽い話題で相手が自分から話すようになれば、話題のレベルを1つあげます。
例えば「人生の目標」とか「仕事へ考え」とか「失恋の話」みたいに、少し込み入った事を話題に選ぶんですよね。
これはなぜかというと「好きなアーティスト」みたいな話をしていても楽しかったりはするのですが、こういう軽い話をしてるだけだと上部だけの付き合いになるんですよね。
だから、ここで深い話をしていくと、話している人も
「あれ、自分がこんな深い話をするって事は相手に心を開いている事なのか」
と錯覚を起すのです。
というのが、相手を楽しませるための雑談のテクニックです。
今日はたくさんテクニックを紹介してきたのですが、まあ何と言っても、前半でお話したように今日お話してきた事はあくまでも、最後にシュートを決める方法です。
そのシュートに持っていくにはどうすれば良いのかという事は、昨日までの記事でお話しているので、まだご覧になってくないからは良ければご覧ください。
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。
もらったら社会貢献のためにユニセフに募金します。 ※こいつは嘘をついています。募金せずに帰り道でコンビニに寄ってたばこ買うに違いありません。