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推し休みがはじまった
やめることにした
正しくいえば、一旦休むことにした
いくつかの学会、同好会、ファンクラブを。
今、活動しているもの(または活動の余地のあるもの)を残して。
冷めたり嫌いになったわけではないから、これからまたそれに戻るかもしれないし、戻らないかもしれない。
ただ、見える世界が変わってしまった、それだけのこと。
「好き」や「個人活動」の場は、自分のペースで続けてていた。対価として、会費やわずかなグッ
振り替えると時代になっていた時間
5年ほど前に同人誌に執筆した小説を、ラジオドラマ用に書き直している。
80年後のこの街で、双子が祖母のために小さな冒険に出る話だ。
新型コロナウィルスの感染拡大など想像できないだったが、海の向こうから確実に忍び寄ってきている、そのような時代だった。
作品には賛否両論があった。「今、ここにある時代」ではなく「もしかすると、訪れるかもしれない未来」を描いた作品だったから。
できれば、そうなってほしく
なにものでもなくていい。
YouTubeから、YOASOBIの「群青」が流れてきた。
『好きなものを好きだという、怖くてしかたがないけど』
このフレーズを、誰かに聞かせたい。
ルッキズムや肩書き、カーストやヒエラルキーとやらに縛られている、昔の、今の、未来の誰かに。
「もう頑張りたくない、でも、何者かでないと存在してはいけない」と怯えていた、あのときの自分に。
外から、色づいた広葉樹の放つメープルシロップのような香りが
アメリカン・レモネード
「お勧めのカクテルをお願いします、ワインかビールで」
バーテンダーはゆっくりうなづいて、ワインのボトルを取り出した。
長かった髪の毛を、数日前に切り落とした。髪を切って周りに騒がれるれる年齢では無くなっていたが、さすがに周りの人は少し驚いたらしい。
4年間働いていた職場を異動することになった時、決別した。
負けたわけじゃない、先に進むことを決断しただけ。
「アメリカン・レモネードです」
目の