「ふるさとが呼んでいる」ー詩ー
ジイジは 縁側で
ユルユルと
干し柿づくり
軒下には
干し柿の すだれが
風鈴みたいに 揺れている
「今年は 暑い夏だったから
カキが 小さいのぉ」
ジイジの いつもの 独り言
猫のミイは、バアバの傍で
ひだまりぼっこ
少し 冬毛が生えてきて
モショモショ 撫でると
喉を ゴロゴロさせて
青い空が映った目を 細める
実りの秋は
田んぼを 包み
黄金色に 光り
稲穂の海が 広がる
コンバインを 動かせば
イナゴが
チョンチョンと 飛び出し
スズメたちは 虫取りで
忙しい
ジイジの お昼ご飯は
新米の 塩結びが二つ
田を渡ってくる風が
「おいしそうだねぇ」と
声をかけて 過ぎていく
二人は 満月の夜に
縁側に ススキと 月見団子を供えて
今年一年の無事を お月さまに
感謝する
「東京の 家族みんなが
達者で マメでいられるように
どうぞ お守り ください」
バアバの 毎年の お祈りのことば
きっと 赤とんぼたちが
都まで この願いを 運んでくれるだろう
ふるさとの 呼び声は
どこにいても 必ず
聞こえてくる
「今年も 帰るからね
ジイジ バアバ 元気でいてね」
最後まで 読んでいただきありがとうございます。
これからも お心をなごますような詩を投稿して
まいりますので、スキ、コメント、フォローなどを
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