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心に響いた素敵なnoteをまとめています。
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集団面接で引きこもりの話をした。

集団面接で引きこもりの話をした。

今から二年半前、引きこもりと転職を繰り返して自分に自信が持てず24歳にもなって接客業の経験もしないまま時が過ぎていた。
自分の容姿が嫌で人前に立てず、人を前にすると言葉が出てこなくなる。
そんな自分が嫌で醜くてもう変わりたかった。

ふと、来年は25歳、もう20代も折り返しに入るのに何も成し遂げていない、思い返してこれだけは頑張ったというものがなくて、とても情けなくなったのと同時にこのまま終わって

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ブスとメンヘラは金にならない文章を書け

ブスとメンヘラは金にならない文章を書け

ブスとメンヘラが高じて作家になった篠原かをりです。辛うじて文筆で生きていけるのではないだろうかと思い始めたくらいの泡沫作家ではありますが、心は一丁前に作家です。この夏に4冊目の本を出版しますが、自分で自信を持って作家と言えるようになったのは、noteで文章を書き始めたからだと思っています。ありがたいことにnoteのフォロワーが8000人を超えました。他のブログやSNSに比べてこじんまりとしたnot

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何者かにならなきゃ症候群

何者かにならなきゃ症候群

何者かにならなきゃいけないと思い込んでる若者たちを一つの壺に放り込んで共食いさせて、残った者が神霊となるワナビー蠱毒が社会のいたるところにある。
ネットの世界を一歩踏み出すと自意識をこじらせて文芸でも音楽でも様々なものをつまみ食いして、これでもないあれでもないと自分の居場所を探しては亡霊たちが彷徨いている。

かつて私も何者かにならなければいけないと強く思っている若者の一人だった。物心ついたときか

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おれと人生とパニック症

おれと人生とパニック症

 初めて発作を起こしたのは小学2年生の夏休みだった。その日は学校の隣にある公民館で小学生対象の「マフィン教室」が開かれていて、おれはそのマフィン教室の参加メンバーだった。朝早く起きて、エプロンと三角巾をリュックに、ドキドキとワクワクを胸にしまって家を出る。トボトボ、テクテク、ウィーン。小学校にはない自動ドアが開いて中へと入る。しかしなぜか、公民館の調理室に入るとすぐにイヤな感じがした。どんどん自分

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容姿コンプ握りしめてミスターコンに出て考えたこと

容姿コンプ握りしめてミスターコンに出て考えたこと

noteでまだ言及していなかったのですが、現在、自分の所属キャンパスのミスター慶應SFCに出場しています。ミスター慶應SFCNo.2篠原かをりなのでよかったら覗いていってください(https://campusone.jp/contests/6/candidates)

ミスター慶應SFCに出場して、ミスコンやミスターコンについて少し詳しくなった。
女性として産まれながらミスターコンに出場している理

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改姓のこと

 結婚後の姓は篠原です。
理由は、96%の女性が姓を変えているからです。
私が結婚するまでの間に選択的夫婦別姓を強く支持した友人たちが結婚していきました。
最後まで事実婚と迷った友人は夫の姓を名乗っています。
別の友人は、未だに改姓したことに納得がいっていないと口にしました。
改姓が嫌で大喧嘩になったというバービーさんのインタビューも読みました。
結婚を報告した友人は私の名前が変わることを寂しがっ

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属性で人を嫌うことは非効率だからしないことにした

属性で人を嫌うことは非効率だからしないことにした

ネット上には誰かをこういう人間だと決めつけるためのレッテルが溢れていて、見ているだけで疲れてしまうことがある。
フェミニストだとかヴィーガンだとか人種だとか支持している政党とか入試方法とかいろんな一つの基準によって馬鹿にした名前をつけて怒ったりからかったりする。

私は性差別に反対する人間だからフェミニストだ。でも、私とは違うフェミニストの発言に同意できないこともある。でも、考えが違うから私かその

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