ハシ

ショートストーリー書いてます。ちょっとでも読んでくれたら嬉しいです(^^)

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記事一覧

ハシの小説ネタ探し② DJ編

こんにちは、ハシは実はDJもしております。 子供の頃からずっと音楽が好きで、部活の試合で市の大会で優勝したとき、(卓球部でした笑) 親父からご褒美的な感じで、欲しい物…

ハシ
1年前
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ハシの小説ネタ探し③

最近、とあるカフェの裏で、焚き火して、それをインスタライブで映しながら「だれかマシュマロ持ってきてくれへんかな」って言ってたら、そこの店員の女の子が、マシュマロ…

ハシ
1年前

変人と普通の境界線

子供のころは、色々な変わった子供に会ったものだ。彼らを宇宙人のようだとぼくは思った。 小学校低学年の頃、ぼくが自販機に、小銭を入れてたら、横から子供がボタンを押…

ハシ
1年前
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セレブ亀の恩返し⑤

「なぜ、つるかめ算を公立の小学校で教えないかわかりますか?」 黒Gジャンの男の声には力がこもってきた。 「分かりません」 N氏は煙草をふかして、首を振る。 「つ…

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1年前
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セレブ亀の恩返し④

「なぜそこまで、そのパンをカメにあげることにこだわるんですか、、」 N氏は問いただした。 男は黙り込んでいた。が、しばらくすると話しはじめた。 「ぼくは予備校で…

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1年前
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セレブ亀の恩返し③

やばい、この人、、逃げないと。 N氏は甥っ子の手を強く握りしめた。 「いいかい、お兄さん、そして少年。アキレスと亀という寓話を知っているでしょう」 黒いGジャンの…

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1年前
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セレブ亀の恩返し②

N氏は目を疑った。男は「銀座 に志かわ」のパンをちぎって、池にポイポイ投げている。 カメは凄まじい勢いで、パンに喰らいついてる。 「かめ!かめ!」N氏の甥っ子は…

ハシ
1年前
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セレブ亀の恩返し①

N氏は夕方になると、近所のため池に来る。 亀たちにエサをやるためだ。 今日は甥っ子と一緒に、亀にエサをやりに来た。 甥っ子と一緒に魚肉ソーセージをちぎって投げる。 …

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1年前
1

ハシの身辺雑記part6

で、なんでか分からないけれど、巨乳の女性と話が合った。ぼくがドラえもんが、好きだという話をすると、めちゃくちゃ共感してくれた。 まあ、話を合わせてくれたのだろう…

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1年前
3

ハシの身辺雑記part5

カルチャースクールも卒業の日が近づいていた。 同じクラスに、慶応大学でてるお兄さんがいて、よく品評会のあと、みなで飲みに行ったりした。 それはもう、凄まじい量の…

ハシ
1年前
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ハシの身辺雑記part4

ベルボーイの初日、とある大きな観光ホテルの控え室に案内されたぼくは「おはようございます、今日から入るハシと申します、よろしくお願いいたします」と挨拶した。 そこ…

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1年前
3

ハシの身辺雑記part3

で、おれはどうしたら良いんだ、と思った。物書きというなりたいものはあるが、それになれる能力がない。ならば、せめて、それなりに得意だったことを活かして仕事ができな…

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1年前
3

ハシの身辺雑記part2

そのとき、「要はおれは才能もないし、見放されたのか」と思った。それ以上なにか良いものを書く自信も気力もなかったので、なんとなく「終わった」と、思った。 何が、と…

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1年前
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ハシの身辺雑記part1

なんか身辺雑記的なことでも書こうかと思う。 なんとなく自分語りさせてもらうと、ぼくは地元は大阪で、東京のとある私立大学を中退しており、22歳か23歳くらいのときに地…

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1年前
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アレクサとの会話

「お届け物です」 ある日、ユキオのもとに、宅配便が届いた。 取り出すと白い円柱のようなもの。 「アレクサー!」 ユキオは呼びかけてみる。おそらくこれは、アレクサ…

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2年前
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(コラボ企画)伝説のアル中

その居酒屋は西成の某所にある。 そこには伝説のアル中がいるという。 「こんなとこまで来て大丈夫すか?」 ユキオは問いかける。 「google mapでは確かこの辺だ」 橋…

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2年前
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ハシの小説ネタ探し② DJ編

ハシの小説ネタ探し② DJ編

こんにちは、ハシは実はDJもしております。
子供の頃からずっと音楽が好きで、部活の試合で市の大会で優勝したとき、(卓球部でした笑)
親父からご褒美的な感じで、欲しい物をかえることになりました。

当時ぼくが欲しかったのが、MDコンポです。登場はまだiPod発売前で、MDウォークマンをみな持ち歩いているといった感じでした。

MDからMDにコピーできるタイプのコンポを買ってもらい、そこからハシの中学

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ハシの小説ネタ探し③

ハシの小説ネタ探し③

最近、とあるカフェの裏で、焚き火して、それをインスタライブで映しながら「だれかマシュマロ持ってきてくれへんかな」って言ってたら、そこの店員の女の子が、マシュマロと生食用のサーモン刺し身を持ってきてくれた。

で、カフェのオーナーと3人でプチBBQみたいなことした。

常々、なんか楽しいことないかな、が口癖のぼくは、なにかしら趣味がコロコロ変わるタイプ。

でも性格的に矛盾してるなあ、って思うのが、

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変人と普通の境界線

変人と普通の境界線

子供のころは、色々な変わった子供に会ったものだ。彼らを宇宙人のようだとぼくは思った。

小学校低学年の頃、ぼくが自販機に、小銭を入れてたら、横から子供がボタンを押して、ぼくの買いたくもないジュースのボタンを勝手に押す、みたいなヤツがいた。
それで、それを奪うわけでもなく、ぼくの顔を見るみたいな。

わからないけど、ジュースを飲みたいけど、頼みかたも分からないし、カツアゲするだけの悪度胸もない。みた

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セレブ亀の恩返し⑤

セレブ亀の恩返し⑤

「なぜ、つるかめ算を公立の小学校で教えないかわかりますか?」

黒Gジャンの男の声には力がこもってきた。

「分かりません」

N氏は煙草をふかして、首を振る。

「つるかめ算が分からなくとも、中学校で、連立方程式を習えばその問題は解けてしまうからです!」

「はあ、、」

さらに黒いGジャンの男はどんどん感情的になってゆく。

「だが、当時の塾にも行ってないぼくにはそんなことは分からなかった!

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セレブ亀の恩返し④

セレブ亀の恩返し④

「なぜそこまで、そのパンをカメにあげることにこだわるんですか、、」

N氏は問いただした。

男は黙り込んでいた。が、しばらくすると話しはじめた。

「ぼくは予備校で数学の講師をしています」

はあ、N氏は、目を顰めた。それがどうしたというのだろう。

「それが、カメと何か関係が?」

「小学生の頃、いきなり父親に、『中学受験しなさい』と言われました。ある有名な私立中学校です。それはぼくが小学校6

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セレブ亀の恩返し③

セレブ亀の恩返し③

やばい、この人、、逃げないと。
N氏は甥っ子の手を強く握りしめた。

「いいかい、お兄さん、そして少年。アキレスと亀という寓話を知っているでしょう」

黒いGジャンの男は何やら語りはじめた。

「え?はい、聞いたことあります、、」

N氏は震える声で、返事した。甥っ子は案外平気そうに、パンを食べつづけている。

もう、怒ってないのかな、、?

「アキレスは亀に追いつけない。パラドックスのようですが

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セレブ亀の恩返し②

セレブ亀の恩返し②

N氏は目を疑った。男は「銀座 に志かわ」のパンをちぎって、池にポイポイ投げている。

カメは凄まじい勢いで、パンに喰らいついてる。

「かめ!かめ!」N氏の甥っ子は絶叫している。興奮の面持ちだ。
「カメさん、食べてるねー、美味しそうだね」
N氏は甥っ子の頭を撫でながら流し目でそっと、男を確認する。

「美味しいですよ!食パンは!」
男はナチュラルに話しかけてきた。

「あ、はい、美味しいですね」

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セレブ亀の恩返し①

セレブ亀の恩返し①

N氏は夕方になると、近所のため池に来る。
亀たちにエサをやるためだ。

今日は甥っ子と一緒に、亀にエサをやりに来た。
甥っ子と一緒に魚肉ソーセージをちぎって投げる。
亀たちは集まってきて、パクパクとたべていた。

するとため池の前の邸宅から、N氏と同じくらいの背格好の男が現れ、紙袋から食パンをとりだし、ちぎって、投げはじめた。

男は、軽やかに、慣れた手付きで、ポンポンと食パンを投げる。

すると

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ハシの身辺雑記part6

で、なんでか分からないけれど、巨乳の女性と話が合った。ぼくがドラえもんが、好きだという話をすると、めちゃくちゃ共感してくれた。
まあ、話を合わせてくれたのだろう。

で、レクサスの意識高い系の同僚が「場所を変えよう」、みたいなノリになり、細い女性と、巨乳の女性を連れて、スポーツバーを出ることとなった。

で、その巨乳のひとはスポーツバーの人混みが邪魔というか、前にうまく歩けないみたいな、ゼスチャー

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ハシの身辺雑記part5

カルチャースクールも卒業の日が近づいていた。

同じクラスに、慶応大学でてるお兄さんがいて、よく品評会のあと、みなで飲みに行ったりした。

それはもう、凄まじい量の知識を持っている方で、会話していたら理解できない部分が、たまにあった。才能もあると講師の方に言われていた。

「ぼく大人になってもまだ身長伸びてるんですよ、整骨院で」

みたいなギャグを死んだ目で、たまに言っていた。でも顔立ちはハンサム

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ハシの身辺雑記part4

ベルボーイの初日、とある大きな観光ホテルの控え室に案内されたぼくは「おはようございます、今日から入るハシと申します、よろしくお願いいたします」と挨拶した。

そこにいたのは、東南アジア系の髪をジェルで固めた外国人で、ああ、とだけ言った。パソコンで何かを入力していたが、しばらくすると、スマホに電話がかかってきたようで、ものすごい勢いで何かをまくしたてて、話していた。

どこの言葉だろう、と思った。後

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ハシの身辺雑記part3

ハシの身辺雑記part3

で、おれはどうしたら良いんだ、と思った。物書きというなりたいものはあるが、それになれる能力がない。ならば、せめて、それなりに得意だったことを活かして仕事ができないか、と考えた。思えばそこからドツボにはまってゆくのだが。

結局、工場の正社員にはなれなかった。向いていないのなら、やめて別の仕事を探そうと思った。それはいかにも安直な考え方で、辞めると言ったとき、社長は、「こんな仕事もできないのなら、あ

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ハシの身辺雑記part2

ハシの身辺雑記part2

そのとき、「要はおれは才能もないし、見放されたのか」と思った。それ以上なにか良いものを書く自信も気力もなかったので、なんとなく「終わった」と、思った。

何が、というと、夢を見失ったと、思った。
子供の頃から、やりたいことがあるようでない。スポーツもしたし、勉強も人並みにできたが、唯一の夢は「物書きになりたい」みたいな感じだった。
もちろんそんな考えが社会を舐めきった腐りきった考えである、と言いう

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ハシの身辺雑記part1

ハシの身辺雑記part1

なんか身辺雑記的なことでも書こうかと思う。

なんとなく自分語りさせてもらうと、ぼくは地元は大阪で、東京のとある私立大学を中退しており、22歳か23歳くらいのときに地元に戻ってきた。

で、家帰ってきて、当時やることないので、とりあえず、バイトをしないと地元の友人とも遊ぶ金が無い。でもぼくは中学、高校とバイトをしたことがなかった。

で、求人雑誌に地元で塾講師バイトみたいなのを見つけて、マクドナル

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アレクサとの会話

「お届け物です」
ある日、ユキオのもとに、宅配便が届いた。

取り出すと白い円柱のようなもの。

「アレクサー!」

ユキオは呼びかけてみる。おそらくこれは、アレクサだ。

しばらくすると、白い円柱の物体が、「youtube!」とインド訛りの英語で言った。

「え?アレクサじゃないの?アレクサー!」

「…」

「アレクサー!」

「youtube!」

とまたインド訛りの英語で返してくる。

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(コラボ企画)伝説のアル中

その居酒屋は西成の某所にある。

そこには伝説のアル中がいるという。

「こんなとこまで来て大丈夫すか?」
ユキオは問いかける。

「google mapでは確かこの辺だ」
橋本さんはスマホを見ている。

「あった」

橋本さんは、スマホをポケットに入れ、立ち尽くした。

看板には、居酒屋「NIRVANA」とある。

「NIRVANAすか」ユキオが呟くと、「涅槃だな」と橋本さんは呻くように言う。

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