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2021年9月の記事一覧
とる・なら・ひとり旅 ⑨
古い話です。2008年から2009年にかけて月に1,2回程度、2泊3日、時には3泊4日で特に計画も立てず奈良大和路へ一人旅をしました。
福井からサンダーバードに乗車、京都でみやこ路快速に乗り継ぎ、JR奈良駅下車のルートです。
駅前のビジネスホテルを常宿に、電車・バス・徒歩で気の向くまま奈良県内を歩き回りました。(昼食、夕食ともほとんどコンビニにお世話になりました。)
このシリーズ記事
おはぎ手に渡ってゆくか秋彼岸
Kusabueさんの俳句サークルで、ゆっくり歩んでおります
https://note.com/kusabue/
先月、同居の父が亡くなりました。こんな風に向こうへ行ったのかな、と。
そんな訳でコメント欄閉じてますが、ご了承くださいましね。
コラボ作品集『名月2021』2
140字小説
『同じ月』
十五夜。
今頃故郷では月見をしているだろうか。
今でも近所の子供達のために、縁側に団子を飾っているだろうか。
おれもガキの頃は目一杯食いたくて、手伝うと言ってはお袋と一緒に夢中で丸めたな。歪な団子を見て、親父が笑いを堪えてたっけ。
今夜はワンカップ片手に、同じ月でも眺めるとするか。
短歌
子であれば親であればの歳月に
人のこころが見る名月か
俳句
コラボ作品集《名月2021》1
『行く道』
これはひとつの区切りだ。
年老いた父の具合がどうもいけない。わたしは意を決して長年勤めていた職場に今日別れを告げた。
苦労もあったが、仲間と一緒に乗り越えた日々があった。
さて、上等なワインでも奮発しようか。いや、それよりも父の好きな和菓子を買って帰ろう。
いつか行く道。
今夜はお月見だ。
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