石黒太一

キャリア心理研究家 人と組織の成長をテーマに仕事をしています。 就職、転職、人事、採…

石黒太一

キャリア心理研究家 人と組織の成長をテーマに仕事をしています。 就職、転職、人事、採用、組織開発、マインドフルネス、キャリアについて思ったことについて発信しています。 愛知/名古屋 個別化/戦略性/成長促進/ポジティブ/最上思考

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豊かな人がやっていること

どの仕事も人に喜んでもらうためにある。仕事に対する対価として給与という形で報酬を受け取ることができるのは、誰かのために役に立っているからです。タレントやアイドル、アーティストで経済的な成功をしている人は、人を喜ばせているからです。例えば、明石家さんまさんは今も第一線で活躍をされています。経験が長いから活躍し続けているだけではなく、トークや場の作り方、人を楽しませる技術が飛び抜けているからこそ、人気であり続けることがわかります。タレントだから人を喜ばせるのは当たり前だと思うかも

    • 常識を疑う、慣習を疑う、前提を疑う

      常識を疑う、慣習を疑う、前提を疑う。これらの視点は、イノベーションの真髄に迫るために不可欠です。私たちは日常生活や仕事の中で、多くの「当たり前」に囲まれて過ごしています。しかし、その「当たり前」が本当に正しいのか、あるいは現在の状況や未来のニーズに合致しているのかを考え直すことが、革新への第一歩となります。 イノベーションは、単なる技術の進歩や新しい製品の開発だけに留まりません。それは、根本的な考え方の変革や、全く新しいアプローチの採用を意味します。例えば、20世紀初頭には

      • 報告は具体的に

        仕事で報告を行う際には、具体的に伝えることが極めて重要です。具体的な報告は、情報の受け手に正確な状況を理解させ、適切な判断や対応を促すための基盤となります。 報告内容は「事実」に基づくことが重要です。事実を伝えることで、報告の正確性と信頼性が保たれます。例えば、売上データを報告する場合、単に「売上が増えた」と言うのではなく、「売上が前月比10%増加し、具体的な数値は500万円から550万円に増加した」と具体的な数値を挙げることが求められます。このように具体的な数値やデータを

        • 自分の価値観を知る

          自分の価値観を知ることは、自己理解の重要な一環です。価値観とは、私たちが何を大切にし、何に重きを置くかを示す指針のようなものです。それを知ることで、人生の選択や行動に一貫性を持たせることができます。 自分の価値観を知るためには、自分が何を喜び、何に満足感を感じるかを振り返ることが重要です。過去の経験を振り返り、特に心に残った出来事や達成感を感じた瞬間を思い出してください。その時、何が自分にとって重要だったのかを考えることで、価値観の一端が見えてきます。 次に、自分が嫌だと

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          相手に納得してもらうための方法

          相手に納得してもらうためには、単に自分の言いたいことを伝えるだけでは不十分です。その根拠を明確にし、説得力のある説明を行うことが不可欠です。これを怠ると、自分の意見が自己完結してしまったり、相手にとって「何となく良さそうだが決定打に欠ける」と感じられてしまうことがあります。 言いたいことを明確にするためには、自分の主張を整理することが重要です。自分の意見や提案が何を目的としているのか、その結果何を達成したいのかを明確にしましょう。これにより、話の軸がぶれずに、相手にも理解し

          相手に納得してもらうための方法

          人に伝えることの難しさ

          人に何かを伝えることは一見簡単そうに思えますが、実際には多くの困難が伴います。まず、相手の知識や経験の差異が大きな要因です。例えば、専門的な話題を扱う場合、相手がその分野にどれだけ詳しいかを考慮しなければなりません。専門用語を多用すると理解されにくくなる一方、基礎から説明すると退屈に感じられるかもしれません。このように、相手のバックグラウンドに合わせて話の内容やレベルを調整することは非常に難しいのです。 言葉の選び方も重要です。同じ言葉でも人によって受け取り方が異なるため、

          人に伝えることの難しさ

          イシューとか何か

          イシューとは、私たちが解決すべき重要な課題や問題のことを指します。日常の中で直面する小さな問題とは異なり、イシューはその解決が大きな影響をもたらす、特に重要なテーマです。 例えば、会社が新しい商品を発売するかどうかを決める場合、その決定が売上や会社の将来に大きく関わるため、これはイシューと言えます。一方で、オフィスの文具の在庫管理といった小さな問題はイシューではありません。 イシューを考えることが重要な理由は、私たちの努力や時間を効率的に使い、最も効果的な解決策を見つける

          イシューとか何か

          手に職があるから大丈夫なのか

          本当に手に職があれば、どこでも働くことができるかどうかについて考えてみましょう。確かに、手に職があるということは、自分の技術や専門知識を持っていることを意味し、それ自体が非常に大きな強みとなります。これは多くの職場で高く評価されるポイントです。しかし、単に手に職があるだけでは不十分であり、自分の市場価値をどのように高めていくかが重要な課題となります。 まず、どの職業においても最も重視されるのは、その技術力と成果を出す力です。高い技術力を持ち、確実に成果を上げることができる人

          手に職があるから大丈夫なのか

          医療の「人」を考える

          医療法人で「人」に関する仕事をしています。人手不足は医療に限ったことではありませんが、医療はプロの集団だからこそ、資格を持った人が必要です。 プロだからこそ職場を変えやすく、転職しやすい市場環境もあります。免許は生涯にわたって使えるもので、毎年一定数の資格取得者が増えています。しかし、それにもかかわらず採用では人材の取り合いが続き、人材紹介での転職傾向も強いため、採用費用が重く経営に影響を与えています。 同じような悩みを持つ医療関係の方々とつながりたいと思っています。困っ

          医療の「人」を考える

          仲間を集めることの重要性

          同じ悩みを抱える仲間を集めることは、課題解決のための大きな力となります。個々の悩みや困難に直面したとき、孤立感を感じることがありますが、同じ状況にいる仲間とつながることで、それらの悩みを共有し、共感し合うことができます。これにより、精神的な支えとなり、前向きなエネルギーを得ることができるのです。 仲間を集めることで生まれる力は、単に悩みを共有するだけではありません。重要なのは、その悩みや課題に対して解決策を一緒に考えることです。人は一人では解決できない問題も、複数の視点や意

          仲間を集めることの重要性

          世の中には自分と同じ悩みを持つ人がいる

          行動をしていると、様々な悩みに直面することがあります。目標に向かって努力しているときや、新しいチャレンジを始めるときに、困難や壁にぶつかることは誰しも経験するものです。そのような時に感じる孤独感や不安は、時にとても強く感じられます。しかし、実は同じ悩みを抱えている人は世の中にたくさんいることを忘れてはいけません。 私たちは一人で生きているわけではありません。社会の中で生きる以上、似たような経験や問題に直面することは避けられません。同じ悩みを持つ人々がいることを知るだけでも、

          世の中には自分と同じ悩みを持つ人がいる

          思い込みを止める

          人は誰しも、うまくいかないときに思い込みの罠に陥りがちです。これは、自分自身の限界や他人の期待に対する過剰な意識から来るものです。こうした思い込みは、しばしば自らの成長や挑戦を妨げるブレーキとなります。 まず、思い込みが生じる背景には、過去の経験や環境が大きく影響しています。例えば、失敗した経験が多い人は「自分はできない」と思い込んでしまうことがあります。また、他人からの評価を気にしすぎるあまり、「この程度で十分だろう」と自らの限界を設定してしまうこともあります。こうした思

          思い込みを止める

          できない理由

          できない理由は簡単に見つかります。物事を始める前に、障害や問題点を見つけることは決して難しいことではありません。しかし、本当に重要なのは、その先にある可能性を見逃さないことです。やれるかどうかは、実際に行動を起こしてみないとわからないのです。私たちは初めから可能性を閉じてしまってはいないでしょうか。 人は常にリスクを避ける傾向があります。失敗を恐れ、批判を避け、未知の領域に踏み込むことを避けるのです。しかし、何もせずに安全圏にとどまっているだけでは、成長や進歩は得られません

          できない理由

          機会はいつも目の前にある

          人生には多くの機会が訪れますが、時には自分がその機会に恵まれていないと感じることもあるでしょう。「運が悪い」と思ったり、「なぜもっと早く教えてくれなかったのだろう」と嘆いたりすることもあるかもしれません。しかし、実際には今、この瞬間にも多くの機会が私たちの目の前を通り過ぎているのです。 まず重要なのは、自分自身の思い込みを捨てることです。私たちのマインドセットが、目の前のチャンスを見えなくさせていることがよくあります。たとえば、「自分には無理だ」と決めつけてしまうと、その瞬

          機会はいつも目の前にある

          まずはやってみることが大事

          私たちの人生やキャリアにおいて、行動することが非常に重要です。行動しなければ何も始まりませんし、何も変わりません。行動すれば、たとえ失敗したとしても、そこから多くのことを学ぶことができます。そして、その経験をもとに次のステップを踏むことができます。行動することで、自分の可能性を広げ、新たな道を切り開くことができるのです。 行動しなければわからないことはたくさんあります。頭の中で考えるだけでは、実際に何が起こるかを正確に予測することは難しいです。行動することで、実際の状況や結

          まずはやってみることが大事

          自己分析を通じたキャリアデザインの再構築

          今、やりがいを感じられないとき、キャリアデザインの視点から自己分析を行うことは非常に有効です。自己分析を深めることで、自分が本当に求めているものや改善すべき点が見えてきます。 まず、自己分析の第一歩として感情の棚卸しを行います。日々の業務や職場で感じたことを記録することが有効です。例えば、毎日の日記をつけることで、どの瞬間にネガティブな感情が湧くのか、逆にポジティブな感情が湧くのかを確認できます。このプロセスを通じて、自分が何に対して不満やストレスを感じているのか、そのトリ

          自己分析を通じたキャリアデザインの再構築