kotonoha_seki

せき@コトノハセイサクシヨです。 思ったことを、つらつらと。 http://ktnh.…

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せき@コトノハセイサクシヨです。 思ったことを、つらつらと。 http://ktnh.me/ktnh/

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記事一覧

川の日に想う

 7月7日は、七夕…だけでなく「川の日」というのをSNSで見かけ、ほぉ…と。  川、かぁ…。そう言えばついこないだ、色々と川を見てきたなぁ…と。  6月に渡韓した際、…

kotonoha_seki
2日前
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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【3】今のバスから昔の電車へ

 実に7年ぶりのソウル訪問、前座だけでもういっぱいいっぱいでいっこうに前に進まず…  仁川空港での「入国」から3時間半、まだソウル駅から出ていないのはさすがに歩が…

kotonoha_seki
5日前
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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【2-2】ソウル駅でウロウロ不審者

 だってしょうがないじゃない7年ぶりのソウル駅なんだもん隅々にまで行きますとも。  もう完全に浦島太郎次郎三郎状態。ああ…と思い出しましたが西端のホームは江陵線K…

kotonoha_seki
6日前
7

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【2】ソウル駅だ~!

 社会的にも家庭環境的にも「いろいろ」あって行けなくなっていた「ちょっと長め」の旅行に、ようやく行けるようになり状況も安定してきたのでエイヤっとポチってからも「…

kotonoha_seki
7日前
7

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【1】いざ現地!

 新型コロナ禍や家庭の事情などで実に7年ぶりとなった国外渡航、出発前からドタバタと色々ありましたが何とか渡航と相成りました(飛び立つまでの諸々は下記の投稿に) …

kotonoha_seki
2週間前
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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【序】旅立ちの経緯

 いやぁ、長かった…。いろいろあって長時間の外出ができなくなって約7年、最近ようやく「泊りがけ」の外出が出来るようになり、その条件も安定してきたことから「えいや…

kotonoha_seki
2週間前
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郷の味

ようつべの韓国まちあるきライブ配信を見て、以前から気になっていた襄陽のことを調べてみた。 襄陽、なんとなく海のイメージを持たれがちだけど襄陽市街地は江原道北部の…

kotonoha_seki
6か月前
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夜に旅する

ソウルの南郊からムグンファ号に飛び乗る。きっぷ無しの無札乗車だが何とか座れて、通りがかった車掌からきっぷを買う。永登浦の発音が難しく何度か聞き返される。車掌は文…

kotonoha_seki
1年前
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昔の鉄道から、まちへと歩いた春の日

前投稿からのつづき 早春の金曜、ある列車の最後を見届けるため訪れた山陽路。 ちょうど他に見ておきたかったものもあるので…と訪れた笠岡の街、廃線跡の探索が思いのほ…

kotonoha_seki
2年前
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京城の電車ゆめ語り -京城軌道- 3

 日本統治下で賑わうソウル、いや京城の街。日本人が続々と入植してゆく、京城の近郊。朝鮮時代から内陸水運の河川港として、また渡し場として賑わっていた纛島のまちも、…

kotonoha_seki
2年前
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京城の電車ゆめ語り -京城軌道- 2

 ソウルの、いや京城のまちの電車ものがたりなどをつらつらと「ゆめ語り」しているのですが、初回からの続きをば… 初回記事はコチラに https://note.com/ktnh/n/n672fd6

kotonoha_seki
2年前
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京城の電車ゆめ語り -京城軌道- 1

 ソウルの街を縦横に駆け巡る地下鉄、郊外へひた走る電鉄。いまのソウル都市圏は世界トップレベルの電車ネットワークを誇る街。そんなソウルにも、昔、市内電車が走ってい…

kotonoha_seki
2年前
5

昔の鉄道を、歩いてきた春の日

先日ちょっと機会があって訪問した笠岡のまち。昔走っていたちいさな鉄道に、逢ってきました。 海の街を感じながら、駅跡を見て、残された車両を見て、乗って、潮風を感じ…

kotonoha_seki
2年前
2

昔の鉄道に、逢ってきた春の日

先日、とある列車が運行終了となりました。 岡山と福山を結ぶ快速電車の運行が、2022年春のダイヤ改正で消えました。この列車はその昔、新幹線が出来る前に山陽本線を広島…

kotonoha_seki
2年前
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1月17日

1月17日の朝、毎年思い出す、あの日。 震源から20km程度の近距離ながら幸いにも強烈な破壊力を持った揺れには襲われず、とはいえ目が覚めるほどの異様な音(それは地鳴り…

kotonoha_seki
3年前
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穏やかな、新年。

昨年も、「今年こそはきちんと書く」と、書いたままだったかな…。 などと恥ずかしいことを思いながらの新年はじめてのnote。書かないと、ほんと、感覚が鈍りますね…。 …

kotonoha_seki
3年前
川の日に想う

川の日に想う

 7月7日は、七夕…だけでなく「川の日」というのをSNSで見かけ、ほぉ…と。

 川、かぁ…。そう言えばついこないだ、色々と川を見てきたなぁ…と。

 6月に渡韓した際、ソウルの周辺地域を色々とまわり、その際にいろいろな「川」に出合い、その様子を見てきました。

 古代…ではなくそのあとの朝鮮王朝時代の「橋」も、渡ってみたり…

 朝鮮王朝時代の朝鮮半島では川に橋はあまり架けられず大抵が浅瀬に飛び

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【3】今のバスから昔の電車へ

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【3】今のバスから昔の電車へ

 実に7年ぶりのソウル訪問、前座だけでもういっぱいいっぱいでいっこうに前に進まず…

 仁川空港での「入国」から3時間半、まだソウル駅から出ていないのはさすがに歩が遅すぎる…とソウル市内の「予定第一行程」へと進みます。

 ソウル駅から各地への移動は、ほぼバスでした。景色が見たいのと目的地に直行できる路線が大抵あるから。

 目的地の往十里駅前まで、地下鉄で行けば1回乗換ありで地下まで降りて昇って

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 7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【2-2】ソウル駅でウロウロ不審者

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【2-2】ソウル駅でウロウロ不審者

 だってしょうがないじゃない7年ぶりのソウル駅なんだもん隅々にまで行きますとも。

 もう完全に浦島太郎次郎三郎状態。ああ…と思い出しましたが西端のホームは江陵線KTXの発着ホームになってたんでしたっけ(昔は到着/降車専用ホームだったかな…

 浦島太郎の間にKTXはフランスTGVベースから韓国オリジナルの電車型「KTX-イウム」になり既に亜幹線系統の主役として活躍、今夏からは本格的な高速型として

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 7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【2】ソウル駅だ~!

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【2】ソウル駅だ~!

 社会的にも家庭環境的にも「いろいろ」あって行けなくなっていた「ちょっと長め」の旅行に、ようやく行けるようになり状況も安定してきたのでエイヤっとポチってからも「いろいろ」あった7年ぶりの韓国渡航、いろいろありながらも現地入りと相成り…

 仁川空港でもいろいろありつつ空港鉄道に乗り泥の海も漢江も見て「そうだよそうだよLCC組にとっての韓国入りはこの儀式を経ないと…」とひとり感慨にふけっていると、あ

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【1】いざ現地!

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【1】いざ現地!

 新型コロナ禍や家庭の事情などで実に7年ぶりとなった国外渡航、出発前からドタバタと色々ありましたが何とか渡航と相成りました(飛び立つまでの諸々は下記の投稿に)

 いよいよ国外渡航「再デビュー」となるときがやってきて、はやる心…と言いたいところだけど意外と落ち着いたもので(まあコロナ禍が落ち着いた頃に一度「様子見」として関空に訪れていたこともありますが)2タミの素寒貧なロビーから保安検査を経て搭乗

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【序】旅立ちの経緯

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【序】旅立ちの経緯

 いやぁ、長かった…。いろいろあって長時間の外出ができなくなって約7年、最近ようやく「泊りがけ」の外出が出来るようになり、その条件も安定してきたことから「えいやっ」と、行ってまいりました7年ぶりの韓国へ!

 本当に長らくの間行けておらず、そうこうしているうちに新型コロナ禍となり一時は全地球的に行動が制限されるなど様々なことがあったので、こんど行くときは感慨もひとしおだろうな…やはりここは「原点に

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郷の味

郷の味

ようつべの韓国まちあるきライブ配信を見て、以前から気になっていた襄陽のことを調べてみた。

襄陽、なんとなく海のイメージを持たれがちだけど襄陽市街地は江原道北部の山から流れてくる谷筋の集まるところに邑城が築かれ郷校も置かれる「山の拠点市街」だったので、本来の名産品は山の松茸・山菜と川のハゼ(ウキゴリ)でチュオタン/どじょう汁的なハゼ汁「トゥゴリタン(뚜거리탕)」が名物料理ということなんですね…。

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夜に旅する

ソウルの南郊からムグンファ号に飛び乗る。きっぷ無しの無札乗車だが何とか座れて、通りがかった車掌からきっぷを買う。永登浦の発音が難しく何度か聞き返される。車掌は文在寅だった。新聞が欲しくなり頼むと中から一頁だけ抜き取って渡される。その頁は文氏お気に入りの記事でもあったのだろうか。

きっぷも買い新聞も手に入れて安心したら寝落ちし気付けばソウル駅に着いて車内は清掃中、慌てて降りて時計を確かめると8時1

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 昔の鉄道から、まちへと歩いた春の日

昔の鉄道から、まちへと歩いた春の日

前投稿からのつづき

早春の金曜、ある列車の最後を見届けるため訪れた山陽路。
ちょうど他に見ておきたかったものもあるので…と訪れた笠岡の街、廃線跡の探索が思いのほか興味深く心惹かれるものでしたが帰宅への刻限も近づき、駅へと向かうべく進路を変え、踏切跡から「まち」へと分け入ることになりました。

踏切を渡った気分で歩を進め、まちの裏側から中へと分け入ってゆきます。

まちの裏側を流れる水路、というか

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京城の電車ゆめ語り -京城軌道- 3

京城の電車ゆめ語り -京城軌道- 3

 日本統治下で賑わうソウル、いや京城の街。日本人が続々と入植してゆく、京城の近郊。朝鮮時代から内陸水運の河川港として、また渡し場として賑わっていた纛島のまちも、生活の近代化や物流の増加など京城近郊の拠点として重要度はますます高まっていったようです。

 そんな中、大きな転機となる事象がありました。

 1925年7月、京城近郊は大雨に見舞われます。4日降り続いた豪雨により漢江沿岸の集落や施設は大き

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京城の電車ゆめ語り -京城軌道- 2

京城の電車ゆめ語り -京城軌道- 2

 ソウルの、いや京城のまちの電車ものがたりなどをつらつらと「ゆめ語り」しているのですが、初回からの続きをば…
初回記事はコチラに https://note.com/ktnh/n/n672fd69269da

 さて、ソウルが京城と呼ばれていたころの街は、今のソウルより、ずっとコンパクトでした。
 朝鮮王朝時代の首都だった「漢陽府」はヨーロッパや中国に多い城郭都市で、西大門・南大門・東大門、そして街

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京城の電車ゆめ語り -京城軌道- 1

京城の電車ゆめ語り -京城軌道- 1

 ソウルの街を縦横に駆け巡る地下鉄、郊外へひた走る電鉄。いまのソウル都市圏は世界トップレベルの電車ネットワークを誇る街。そんなソウルにも、昔、市内電車が走っていました。

 ソウル(いや当時は漢陽の時代ですね)の市内電車は、朝鮮王朝(大韓帝国)時代の1898年に王室とアメリカ資本との共同出資で設立された電気会社「韓美電気」によって企画され、翌年4月に西大門−鍾路−東大門−清凉里間で開業と、かなり早

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昔の鉄道を、歩いてきた春の日

昔の鉄道を、歩いてきた春の日

先日ちょっと機会があって訪問した笠岡のまち。昔走っていたちいさな鉄道に、逢ってきました。

海の街を感じながら、駅跡を見て、残された車両を見て、乗って、潮風を感じて…。

たのしいひとときでした。

半世紀前に消えた鉄道の、その車両の実物に触れ、乗れただけでも楽しかったのですが、すぐそこに、線路跡が、見えている…。まちあるき好きな私としては、歩かない訳にはいきません。

車両が置かれている高架道路

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昔の鉄道に、逢ってきた春の日

昔の鉄道に、逢ってきた春の日

先日、とある列車が運行終了となりました。

岡山と福山を結ぶ快速電車の運行が、2022年春のダイヤ改正で消えました。この列車はその昔、新幹線が出来る前に山陽本線を広島や九州までかっ飛ばしていた電車急行列車で、新幹線開業後は運行区間を短縮したうえで一部が快速列車として運行を継続、その後は「都市的列車サービスの提供」を目指して大増発され、車両も京阪神の新快速用ハイグレード車を用いるようになり、その車両

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1月17日

1月17日

1月17日の朝、毎年思い出す、あの日。

震源から20km程度の近距離ながら幸いにも強烈な破壊力を持った揺れには襲われず、とはいえ目が覚めるほどの異様な音(それは地鳴りであったのだろう)で目覚めたとほぼ同時に「初めて経験する」揺れ、そして様々なものが割れる音。いったい何が起こっているのか一瞬分からなかった。
揺れが収まると慌てて同居者の無事を確認し、自室に戻ると布団の傍に人形ケースが落下し割れてい

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穏やかな、新年。

穏やかな、新年。

昨年も、「今年こそはきちんと書く」と、書いたままだったかな…。
などと恥ずかしいことを思いながらの新年はじめてのnote。書かないと、ほんと、感覚が鈍りますね…。

この年末年始、皆さんも「穏やか」に過ごされたのかなと思いますが、如何でしたでしょうか。帰省ラッシュの殺伐とした映像も、通勤ラッシュ並みに人が詰め込まれた境内の様子もあまり見ることなく、お祝いムードはさほどなくとも穏やかな年越しとなった

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