マガジンのカバー画像

きっかけの話

6
「校閲記者になりたい!」と思ったきっかけの話をまとめています。同じ職場で働いていても、そこにたどり着くまでの道のりは十人十色です。
運営しているクリエイター

記事一覧

野球とともにある校閲

野球とともにある校閲

文を読む職業だから「校閲部員はみんな読書が趣味!」と思うかもしれません。実際そういう部員もいます。
そんな中、私の趣味は「野球観戦」。特に推しは中日ドラゴンズ。
幼いころは嫌で仕方なかった野球。ただの趣味から、「校閲」の役に立つようになった経緯をお話しします。

▽憎くてたまらなかった野球中継関東在住の小学生だった約二十数年前、野球は私にとって悪夢でした。
1990年代といえばテレビの地上波で、ほ

もっとみる
お便りのミスを見つけて職員室へ向かった少年。バイトでみつけたのは天職

お便りのミスを見つけて職員室へ向かった少年。バイトでみつけたのは天職

中日新聞校閲部は、実はたくさんの学生アルバイトさんに支えられています。

そしてアルバイトをしていた経験から、校閲記者になったという社員も何人もいます。今回はバイト出身の2人が少し昔のことを思い出しながらいろいろ話してみました。

黙々と作業するのが好きな人におすすめ沓掛:長沼くんは北陸本社※で校閲のバイトしてたんだよね。どうやってこのバイトのこと知ったの?
※金沢市にある、中日新聞社の本社の一つ

もっとみる
好きなものはなんですか?

好きなものはなんですか?

こんなことを言うと方々から怒られる気がしますが、私は入社まで、さらに言えば配属まで「校閲」という仕事の内容をよく知りませんでした。
ドラマでそういえば聞いたことがあるような・・・というレベル。
なぜそんな私がこの「校閲」という職を選んだのか。
4年目、松浦のお話です。

好きなものはなんですか?
 
大学3年の冬。一般的な大学生はきっとインターンなどを終えて、なんとなく自分の進路が固まりだすころ。

もっとみる
憧れの校閲記者になるまで

憧れの校閲記者になるまで

こんにちは、この4月で入社3年目になる稲垣あやかです。
シリーズ化しつつある「#この仕事を選んだわけ」。
3回目は僭越ながら、私のきっかけの話をしたいと思います。

校閲という仕事を知るまで私が新聞社に「校閲」という業務があると知ったのは、高校3年生の春でした。大学受験を控えて、自分の将来についてぼんやりと考えていた頃のこと。

「校閲記者って知ってる?」
きっかけは、国語の先生の一言でした。

もっとみる
バカ真面目に小学校の宿題をやってたら、いつの間にか仕事になってた

バカ真面目に小学校の宿題をやってたら、いつの間にか仕事になってた

校閲記者4年目の沓掛良です。今回は募集中のお題「#この仕事を選んだわけ」に参加してみようと思います。

学生バイト出身

僕が校閲という仕事に出会ったのは、地元の長野県から進学で愛知県にきて1年が過ぎた大学2年生のとき。今働いている中日新聞校閲部には学生アルバイトが多くいるのですが、そのなかの1人でした。

アルバイトから社員になることは珍しくありません。僕以外にもたくさんのバイト出身の校閲記者が

もっとみる
きっかけの話

きっかけの話

こんにちは。校閲記者6年目の小川千穂です。
今回はわたしが校閲記者という職業にたどり着く第一歩になった本のお話をします。

北原保雄さん編『問題な日本語』日常に潜む気になる表現=「問題な日本語」を取り上げて、『明鏡国語辞典』の編者・編集委員が解説する本です。
大修館書店から2004年に刊行され、『その4』までシリーズ化されました。
校閲部の本棚にもシリーズ4冊がそろっています。

“きつねうどん”

もっとみる