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戯言

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日々のこと、思い付いたことを書いてます。 責任のないことばかり書くので戯言です。
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#小説

大どんでん返し

大どんでん返し

小説を買うかどうか悩んだ時に、
一番最後のページを眺めてから決めることがある。

これは本来読書におけるタブーであり、
いわゆる『ネタバレ』だ。

私はネタバレに対して寛大という訳では無く、
小説のみ例外として許されている。

一説に、小説は冒頭とラストが決まれば完成したようなものだと聞く。
勿論裏表紙にあるあらすじを読んで決めることが多いのだけど、
どうしても買う本に悩んだ時、決勝戦的なもので審

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凄い人の凄いところ

凄い人の凄いところ

凄い人の凄いところを見つけられると、
自分を褒めたくなるような嬉しさが湧き上がる。

それは決して器の広さとかそういう意味ではなく。
勿論自分の為に褒めるのだ。

最近、朝井リョウの小説をよく読む。
私は節目ごとにパタンと本を閉じて、溜息を吐く。

朝井リョウは人生を何回経験したのだろう。
それくらい、彼の作品の中には何人もの魂が宿っている。

小説は、1つの作品の中にも様々な楽しみ方がある。

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優しい恋バナをしようぜ

優しい恋バナをしようぜ

『多様性』という言葉は難しいなと
つくづく思う。

結婚だって本来、するか否かは自由な筈なのに、
「結婚はするべきだ!子どもは産むべきだ!」
と謳われる日本には、
私個人としても疑問を感じる。

勿論、多様性を認めた場合の怖さも少なからず理解は出来る。
この怖さというのは、個人の話では無く
統一するルールや偏見を失った時の
国から見た怖さである。

ただ私はその辺りを深く勉強したこともないので、

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顔を見て喧嘩しよう

顔を見て喧嘩しよう

現代社会において、
他者とコミュニケーションを取るツールは果てしなく増えた。

SNS、LINE、電話、テレビ通話…
今や直接会いに行かずともお互いの意思疎通は容易に出来る時代である。

その中で今日、私が強く言いたいことは
『大事なことは顔を見て話そう』
という一点である。

目を見て話しなさい。
幼少期から頻繁に聞いてきた言葉かと思う。

それは話を聞く側に対して
好感度を高めたり、
良い印象

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頭の悪い程に無駄な時間を作ろう

頭の悪い程に無駄な時間を作ろう

私は時間の使い方がとんでもなく下手である。
仕事の時はある程度気も引き締めるが、
プライベートになると、それはもう如実に現れる。

そういう時のことを『効率が悪い』ともいう。

ただ、無駄に過ごした時間が
時として『有益』に繋がることもある。

今でこそ月額を払ってネットで映画を見る私だが、
大学時代はいそいそとレンタルショップへ通い、
月に2回(1本100円のセールを狙って)
3本の映画を借りる

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自費出版は、いつまでもマリオカートの裏技だ

自費出版は、いつまでもマリオカートの裏技だ

マリオカートの裏技みたいに、
人生のコースもショートカットできれば良いのに。

電子書籍の文化は、なんだかマリカの裏技に似ている。

思えば小説家になる道ってかなり狭い。

例えばコンクールで大賞を獲って
書籍化出来て漸くスタートラインに立つことが
現代の一般的なルートだろう。

コンクールを経由に書籍化するとなると、
莫大な数の分母の中で1位を獲る覚悟が必要なのだ。

私からすれば、
小説のコン

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映像≒文章の法則

映像と文章はとてつもなく
隣り合った世界で生きている。

もしこの2つが生きているとすれば、
間違いなく余った肉ジャガを
おすそ分けするような深い仲の筈だ。

私は上記のどちらにも時間を掛けて向き合い、
漸くこの法則に辿り着くことが出来た。

大学時代に文芸学部の生徒だったことは
以前書いた自己紹介から既に周知かと存じるが、
現在、私はとある会社で
ビデオグラファーとして働いている。
(この言い方

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