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戯言

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日々のこと、思い付いたことを書いてます。 責任のないことばかり書くので戯言です。
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#写真

大人だから、友達と写真を撮った。

大人だから、友達と写真を撮った。

先日、海外に留学中の友人が一時帰国するということで、
私たちは大阪へ集結した。

私たち、というのは【海外・大阪・愛知】と見事に散って暮らしている3人のことで、大学1年生からの友達だ。かれこれ10年の付き合いになる。
私たち、はあの頃の名残りのまま「ひろし」という名前のグループLINEで、今もずっと連絡を取り合っている。
このエッセイでは友人2人の名前を、YとMとする。

社会人になると住む場所は

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三重旅行〜これはもしかして美味しい話では?編〜

三重旅行〜これはもしかして美味しい話では?編〜

前回、バスの中で人生の酸っぱさを経験した私だったが、
勿論バスは進むことしかしないので無事に目的地VISONへ到着した。

降りる時、高速バスに慣れていないのか斜め前の人が降車ボタンを探していた。
地域のバスはすぐ前や横にボタンがあるが、高速バスは上にあることが多い。
そのムーブを見逃さなかった私は、すかさず降車ボタンを押した。

VISONはなんと、東京ドーム2個分もあるらしい。

ホテルに行く

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見返したくない写真があるので

見返したくない写真があるので

成人式に写真を撮った人、今は割と多いのだろうか。
当時の私は写真で思い出を残すことについて、どうでも良いと思っていた。

本当は成人の日にエッセイを書こうと思っていたのだが、
なんやかんやタイミングを逃し、下書きとして熟成してしまっていたので
ちょっと思い出話として、『写真』について書こうと思う。

私は断然、成人式を適当にやり過ごした側の人間である。
行かないという選択肢も無いけど、これといって

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祖母を故郷に連れて行った話

祖母を故郷に連れて行った話

昼間、祖母からとんでもないメールが届いた。

(一部抜粋)
一体いつの時代から返信してきたのだろう。
送受信間で時空でも歪んでいるのだろうか。

だとすれば、私たちはまたマスク無しで笑い合える時代が訪れるのだと預言されていることになる。歓喜である!

ところでこんなご時世になるずっと前、祖母を故郷へ連れて行ったことがあった。
確か、大学4年生の夏の頃だ。

当時私は安いながらも一眼レフカメラを買っ

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ご本人登場!

ご本人登場!

『まさかこのタイミングでご本人様が登場するなんて!』
テレビでも無いのに街中で、そんな驚きを経験するとは思ってもいなかった。
私がこの時感じたことといえば、焦燥である。

時は遡り、前の休日のことだ。

普段は映像の業界に身を置いている私であるが、写真の世界に関しては、
とんでもなく「ちんぷんかんぷん」である。

ただその一方で、美術館や展覧会を覗いて「ほぅほぅ」と頭の良いフリをするのはとても好き

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いっそ「美味しい」を鍋に煮詰めてみようか

いっそ「美味しい」を鍋に煮詰めてみようか

「君は本当に、おいしそうにご飯を食べないね」

彼は鼻の頭をかきながら、つまらなそうに私に言ったものである。
実際私は美味しそうにご飯を食べるのが苦手だ。
テレビでよく見るタレントの「んー美味しい!」が
出来ないのだ。
「美味しい」という感情が頭の中で立ち止まり、それ以上表に立つことがない。
だから私は真顔で美味しい物を食べてしまうのだ。

「彼」とは以前付き合っていた恋人のことなのだが、
この言

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スペア脳みそ

映像ってスペア脳みそだ。

最近とても強く思う。

今日は思い出を振り返る時の話。

写真と映像、このキーワードを耳にした時、
なんとなく写真の方が距離を近く感じる人もいるのでは無いだろうか。

普段どちらの方が多く撮るかと聞かれれば
写真と答える人が多いのは一目瞭然。

なんならビデオグラファーをしている私だって
プライベートでスマホをかざす時は、
写真の方が多く撮る。

では何故写真を多く撮る

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