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今日の言の葉

799
その日、降りてきた言の葉を綴っています。あなたの良き日々に繋がれば幸いです。
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#禅

愛にもとづく真理

愛にもとづく真理

あらゆる現象は
みずからの心が創り出している。
お釈迦さまは、そう仰せになりました。
けれどこの真理を受け入れるのは
たやすいことではありません。
現状に何らかの不満を抱き
未来に不安を感じる人が少なくない今
むしろ
「そんなことあるわけない」と
拒絶し憤慨さえするでしょう。
まったく望まない現実を
この自分が創造するわけがない。
そう感じるのも致し方ありません。
そこで、「心」というもの
「自分

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呼吸とひとつになる

呼吸とひとつになる

時間のことなど気にせずに
静かに座してみましょう。
どうしても気になるなら
お線香を焚くといいでしょう。
坐禅の際には長いお線香を焚きますが
それは時を計るためでもあるのです。
一本のお線香で概ね30分。
その時間がとれないなら
スマホのタイマーを利用します。
何分経とうがあとはもうすべて任せて
ただ呼吸を深くしていきます。
静かに
音をたてないように
出るに任せ
入るに任せ
呼吸とひとつになって

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この一瞬が永遠である

この一瞬が永遠である

老師の言葉に突き動かされ
「今」にありったけの心を向けるうち
私の人生の時間は極めて濃厚になりました。
永遠を掴みかけているようです。

自我を捨て去る

自我を捨て去る

本当の自信は
自己との対話と
日々の見えざる積み重ねのなかで
培われていくものです。
それは、他人からはわかり得ない
自分だけが知っている真実です。
誰に知られずとも
徳を学び行いに落とし込むことを
何も答えを求めることなく
続けていったその先に
静かに微笑む自己が見えてくる。
それは、学歴や資格など
理由ありきの自信とは異なる
自己との信頼関係です。
外付けの自信は
ふとしたきっかけで
脆くも崩

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殻を破る

殻を破る

自分の殻を人に壊されたら
ショックだし傷つきます。
しかもそれは不運な出来事にしか
見えないでしょう。
相手は苦しみをもたらした張本人
自分はその被害者
そんな構図さえ成り立ってしまいます。
本当は殻を壊してもらった
かなり幸運な出来事かもしれないのに
そんなふうに思えるのは
かなり先のことになるか
意識の持ちよう次第では
トラウマとなることもあるでしょう。
自分の殻を自分で壊す。
それができたら

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逆の発想で動いてみる

逆の発想で動いてみる

この社会は
多くの人が当然だと受け止める
思考法や発想、情報により
成り立っているかに見えます。
実際、多数決のように
他勢の論理で流されていくことは
ままあるのです。
けれど、時代を動かしているのは
逆の発想をする少数派と言っても
過言ではないでしょう。
最初は非常識で度外れていると
受け入れられなかったとしても
ある段階でひっくり返るのです。
これは個人においても当てはまります。
自分を疑い、

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目覚めを促す「7つの問いかけ」

目覚めを促す「7つの問いかけ」

1.自分の人生を自分の意思で生きているかどうか

2.自分を納得させるよりも、
周囲に認めて欲しいということにばかり
意識がいっていないか

3.何かを始める前に
「どうせダメかもしれない」
「やったところで何になる」
というあきらめを持っていないか

4.「手遅れ」「能力がない」など、
できない理由、やらない理由を、
しない理由を重ねていないか

5.心のどこかで、誰かがなんとかしてくれるのでは

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その鳥籠は幻です

その鳥籠は幻です

たとえば指先ほどの小さな花にも
宇宙があります。
雨が降り大地を潤し
その養分を吸い上げて花は咲く。
日の光、授粉を助ける虫たち
種を運ぶ風や鳥。
ただ一輪の小さな花でも
ありとあらゆる存在との繋がりの中で
生まれて、散って、実を結ぶ。
私たちも花となんら変わりなく
すべてとつながり合い
宇宙を内包する存在なのです。
このことが真からわかった時
みずから創り出した幻の檻から
きっと出ていくことがで

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否定している自己とは

否定している自己とは

自分を否定しダメ出しをする
そうしたことはたぶん
誰にでもあることです。
ただ、否定している自己とは
いったい何なのかと
考えてみたいのです。
つまり、そもそも自己とは
何をもって自己というのか。
そう問いかけると
急に自分の輪郭が曖昧になったり
あるいは幾つもの顔を持つ自分が
次々と浮かんだり。
自己とは空を掴むようなもの
色即是空空即是色
これが自分であり自己だと思った刹那
いやそうではなくこ

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罪悪感を抱いてしまう人へ

罪悪感を抱いてしまう人へ

大きな出来事があると
あたたかい部屋で過ごせること
おいしいお食事をいただけることに
ふと罪悪感に似た感情を抱いたりします。
辛い思いをしている人がいるのに
申し訳ない。
それは尊い心の動きです。
こんな時、神さまは
人間を善なるものとして
創ってくださったのだろうと思えます。
申し訳ない気持ちを
私たちはどんな行動で表現できるでしょう。
まずは、祈ることができます。
そして、目の前の人を大切にし

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幸運が降り注いでいる

幸運が降り注いでいる

神さまは天上から雨を降らすように
ありとあらゆる幸運のきっかけを
私たちに送り続けています。
限られた人だけが幸運の鍵を
与えられるわけではありません。
ただ、私たちの多くは、忙しすぎるのです。
忙しさの中で、ついイライラして
見失ってしまうのです。
雨あられと降り注ぐ幸運の鍵を受け取るには
ゆっくり空を見上げたり
鳥の声に耳を傾けたり
風に葉が揺れるのを眺めたり
昨日つぼみだった花が開いているの

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心の映写機を使って

心の映写機を使って

林檎は赤色、蜜柑は橙、空は青色
そう言って反対する人はいませんが
「赤」といったっていろんな赤があり
ひとつの林檎をまったく同じ赤色に
見えているという保障はどこにもないのです。
私たちはそうした無数にある暗黙の了解のなかで
共通の認識を抱いていると信じて過ごしている。
それを思えば肉眼というものの危うさが
つくづく感じられてくるものです。
見えないものを信じられる心は
それを感じるだけでなく

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喫茶去

喫茶去

まあ、お茶でもどうぞ。
喫茶去とは、そんな意味です。
お茶でもどうぞ。
さりげないけれど
この言葉だけで、なんだかホッとします。
やらなくてはいけないことが
たくさん積み上がっている時は
せめて10分でも
お茶の時間を持つようにすると
それだけで前を向けるのです。
お茶は気を入れるとも言われます。
気はエネルギーそのもの
つまりお茶は充電というわけです。
そうであるなら
できれば少し上質なお茶を

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悩みを終わらせる

悩みを終わらせる

あなたを悩ませる何かがあるなら
それを消すことはできないにせよ
悩むのをやめることはできます。
たいてい悩みの背景には
解決しなければ
決着つけなければ
という想いがあります。
けれどその解決も決着も
自分が望むかたちであって
そうである以上、
解決や決着というよりは
コントロールしたいという
欲求であり
安心したいという恐れの裏返しです。
ものごとの大半は
それを経験することに意味があるようです

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