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今日の言の葉

931
その日、降りてきた言の葉を綴っています。あなたの良き日々に繋がれば幸いです。
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#禅

人は常に変わり続ける

人は常に変わり続ける

変わりたいという思いは大切です。
それは言い換えれば成長したいという
願いだからです。
一方で、変わらなくていいという思いは
停滞ではなく受容を意味します。
自分自身を受け入れることができているのです。
変わりたくないという思いは
内側にある大切なものと繋がっています。
それはきっと幼い頃から
あなたの真ん中にあるものなのでしょう。
変わりたい
変わらなくていい
変わりたくない
どれも正解で、どれ

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ゆるしの呼吸

ゆるしの呼吸

今日は、ことさらゆっくりと
呼吸するようにしてみましょう。
目を軽くとじて
やすらかな気持ちになるのを待って
最初に少しだけ息を吐きます。
軽いため息のような感じです。
それからあらためて
空気を吸い込んでみましょう。
お腹に十分吸い込んだら
あまり音を立てないよう
静かに吐いていきます。
そのとき、何かを許しましょう。
ふと思い浮かんだ物事
それにかかわった誰か
あるいは、自分自身。
そしてまた

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始めに心がある。

始めに心がある。

すべては自分の心が創りだしている。
これを真理として受け入れるには
ずいぶん勇気の要ることです。
不都合なことがあったとき
それは外から押しつけられたものにするほうが
一見、ラクに思われるからです。
そうした生き方から離れられないうちは
自分の人生でありながら
主人公のいない舞台がそこにあるような
そしてそれが普通であるかのような
生き方になってしまうのかも知れません。

写真:魚住心 Leica

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「手放し」という付加物

「手放し」という付加物

「手放し」という言葉が
まことしやかに使われるようになるほど
皮肉なことに
今度は「手放しができた私」というものを
創ろうとしているのかもしれません。
つまり、それもまた付加物というわけです。
自由と独立のなかに生き始めたなら
もはや「手放したかどうか」なども
すっかり忘れ果てて
天衣無縫の心境に至るに違いありません。

知を主座に置く者は、美を見ることはできない

知を主座に置く者は、美を見ることはできない

無知は罪だという考え方があり
実際、それは肯定するほかないといえます。
一方で知は人を傲慢へと簡単に向かわせます。
知を真に知る人は
それにより逆に謙虚になり
果ては限りなく無心に近づいていくものでしょう。
今、「美」は知識として語られていると感じます。
どこぞのなにが、どんなふうに魅力的か。
それは誰がつくったものであって、
その誰かはどんな人物であって・・・
ほんとうのところ
そんなことはどう

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東洋にいながら西洋に浸かっている

東洋にいながら西洋に浸かっている

私たちは魔法にかけれたように
東洋にいながら西洋にどっぷりと浸かっていたのです。
そして今もどうやらそのままのようで
西洋のアタマと心のまま
「これが日本」と豪語しているようです。
それは、認めないとどうしようもないことです。
外道(げどう)から
内道(ないどう)へ
自覚はまだまだ遠い道のりでしょうか。

写真:魚住心 Leica filmcamera

孤独感を忘れるために

孤独感を忘れるために

不足感や恐れがもととなる思考や行動が
むしろ増幅に繋がることを
私たちはどれだけ体験してきたでしょう。
もうそろそろ、たくさんだと思いませんか。
こりごりだと嫌気がさしているはずです。
まずは、ごまかすのを辞めてみましょう。
目をそらしたところで
事実は厳然としてあり
消えはしないのです。
なぜ不足感や恐れがあるのか
どんなにイヤでも認めてしまえば
案外、ラクになることもあります。
もしも自分を「

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愛にもとづく真理

愛にもとづく真理

あらゆる現象は
みずからの心が創り出している。
お釈迦さまは、そう仰せになりました。
けれどこの真理を受け入れるのは
たやすいことではありません。
現状に何らかの不満を抱き
未来に不安を感じる人が少なくない今
むしろ
「そんなことあるわけない」と
拒絶し憤慨さえするでしょう。
まったく望まない現実を
この自分が創造するわけがない。
そう感じるのも致し方ありません。
そこで、「心」というもの
「自分

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呼吸とひとつになる

呼吸とひとつになる

時間のことなど気にせずに
静かに座してみましょう。
どうしても気になるなら
お線香を焚くといいでしょう。
坐禅の際には長いお線香を焚きますが
それは時を計るためでもあるのです。
一本のお線香で概ね30分。
その時間がとれないなら
スマホのタイマーを利用します。
何分経とうがあとはもうすべて任せて
ただ呼吸を深くしていきます。
静かに
音をたてないように
出るに任せ
入るに任せ
呼吸とひとつになって

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この一瞬が永遠である

この一瞬が永遠である

老師の言葉に突き動かされ
「今」にありったけの心を向けるうち
私の人生の時間は極めて濃厚になりました。
永遠を掴みかけているようです。

自我を捨て去る

自我を捨て去る

本当の自信は
自己との対話と
日々の見えざる積み重ねのなかで
培われていくものです。
それは、他人からはわかり得ない
自分だけが知っている真実です。
誰に知られずとも
徳を学び行いに落とし込むことを
何も答えを求めることなく
続けていったその先に
静かに微笑む自己が見えてくる。
それは、学歴や資格など
理由ありきの自信とは異なる
自己との信頼関係です。
外付けの自信は
ふとしたきっかけで
脆くも崩

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殻を破る

殻を破る

自分の殻を人に壊されたら
ショックだし傷つきます。
しかもそれは不運な出来事にしか
見えないでしょう。
相手は苦しみをもたらした張本人
自分はその被害者
そんな構図さえ成り立ってしまいます。
本当は殻を壊してもらった
かなり幸運な出来事かもしれないのに
そんなふうに思えるのは
かなり先のことになるか
意識の持ちよう次第では
トラウマとなることもあるでしょう。
自分の殻を自分で壊す。
それができたら

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逆の発想で動いてみる

逆の発想で動いてみる

この社会は
多くの人が当然だと受け止める
思考法や発想、情報により
成り立っているかに見えます。
実際、多数決のように
他勢の論理で流されていくことは
ままあるのです。
けれど、時代を動かしているのは
逆の発想をする少数派と言っても
過言ではないでしょう。
最初は非常識で度外れていると
受け入れられなかったとしても
ある段階でひっくり返るのです。
これは個人においても当てはまります。
自分を疑い、

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目覚めを促す「7つの問いかけ」

目覚めを促す「7つの問いかけ」

1.自分の人生を自分の意思で生きているかどうか

2.自分を納得させるよりも、
周囲に認めて欲しいということにばかり
意識がいっていないか

3.何かを始める前に
「どうせダメかもしれない」
「やったところで何になる」
というあきらめを持っていないか

4.「手遅れ」「能力がない」など、
できない理由、やらない理由を、
しない理由を重ねていないか

5.心のどこかで、誰かがなんとかしてくれるのでは

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