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2023年 6月9日 引きこもりの兄貴だけれども。今日からは、未来に進もうとする。現代詩。

わかってるんだろう。

なにもかも。

わかってるから。

なんか

中にいた。

その

部屋は生温かくて。

なんか

居心地が悪い。

それでも

それよりかは

なんぼか。

居心地はいいかな。

わかってた。

甘えてた。

なにもかもに。


好かれてた妹にさえ。

忌み嫌われた。

知ってた。

いつのまにか。

この家は

一人っ子なのよね。

わたしの

価値はなんだろうな。

10円のチョコよりも

カロリーと価値はないだろう。


なんか。

叫びながら

叫びながら

その

声は

圧し殺す。

わかってる

迷惑なんだろう。

俺が

生きてるだけで。


わかってる。

わかってるよ。

母さん

父さん

妹。

情けない

おれを

許してほしかった。

しかし

それは

甘えなんだろう。



なんか。

なんか。


白夜を食べたくなる。

そこにある


色彩は

なんかの

塗料か。


浴びたいぐらいに

こころは

遠のく

そんなの。

自分の

自分勝手な甘えだろう。



咲き乱れる

雑草に

生きた方を教えてもらった。

できることは

なにかな。

わからないまま。

時間がすぎる。

自分をけなす

じかんは

終わったかな


わかってる。

いまを

かんじて

いまを

いきよう。



生ゴミに

自分を

投影したよ


それは。

くだらないことだと。

わかった。

その瞬間

なんか

魔法が溶けた。


ぼくは

この部屋を

でることにする。


履歴書の書き方

携帯の買い方

だまされない

生き方

教えてほしい。


土下座なんて

関係ない


ほんと

いままで

生きててごめん。


これからの

人生は

家族の為に

迷惑かけた

人の為

その

時間が過ぎたら

自分の為に

生きたいと誓った


2023年  6月9日

2023年  6月9日

それを


胸に刻みながら

ぼくは

この先を

生きるよ。

人のために

自分の為に。



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