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💗*愛詩*💗

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私の詩は、ほぼノンフィクションの感情そのまま。 経験しないと出ない想いを綴っています。 だから、私にとって詩は短いドラマ。 愛する誰かへの短いラブレターなのです。
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#愛

―本望―

―本望―

信じるものは心で.

感じるのは肉体で.

尽くせるものは優しさで.

大切なのは愛.

ただ 惜しまぬ心で.

肉体の五感すべてで.

寄せて返す優しさで..

弾けては消える.

時の その瞬間に.

命の消費...

エクスタシーは愛.

すべては.

その一瞬の煌めきに生きて.

求めぬ理解.

ただ…

ひたすらに大切なもの.

それは愛ゆえ..

出し惜しむことのない愛.

故に.

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―心感も体感も―

―心感も体感も―

あと一歩.

あと一歩のところで.

愛を失ったオルフェウスのように.

私はきっと.

何千 何万もの時の悪戯に.

女だったり.

男だったり..

植物だったり.

他の生物だったりを繰り返し.

今.

貴方に廻り会ったのだろう.

私達の造った楽園は.

決して.

煌びやかに華やぐものではない.

現実に匙を合わせたならば.

実るもののない.

不毛の地.

貴方の燻らせる煙草.

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―愛されたがり―

―愛されたがり―

ゆれてゆられて.

恋の比重.

あなたに寄ったり.

わたしに寄ったり.

どたらの方が多いのか.

そんな.

とるに足らない小さなことを.

こだわるのは いつも女.

愛されていたいのよ.

綺麗でいたいのよ.

あなただけの為に.

あなたの目にだけ.

いつもわたしは生きていたいのよ…

―広く愛を謳おう―

―広く愛を謳おう―

かの国 この国関係ない.

言語も 色も遜色ない.

問題外で問題ない.

そんなこと等.

とらわれる必要もない.

プライドとは.

自尊心を満たす為のものでなく.

誰かを 何かを守る為のもの.

さりげなく しっかりと.

広く理解しあおう.

大丈夫…

きっと、大丈夫.

私達は なに人か…

だって私達は.

地球という母体の.

れっきとした地球人.

だから広く愛を謳えるんだ.

―愛を教えて―

―愛を教えて―

愛しています.

1日に一度は誰かに伝えたい.

愛しています.

とりあえずはあなたに.

だから愛を.

どうか愛を.

的確に私に.

たくさん教えてください.

―SENSUOUS―

私と貴方.

違う色.

活かしも.

台無しにも出来る.

抱きしめられて泣いた.

そんな夜から始まって.

今も.

二人.

幸福が温度となって.

教えられた衝撃.

二人の歯車.

いつも一定とは限らない.

時に大きくズレて.

互いの色を台無しにする.

それでも.

あの日感じた.

温度は変わらず.

いがみ合っても.

むつみあう二人.

幸せの温もり.

包み込む.

何が

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―Human―

―Human―

夢みたいな夢ばかり.

反響する声.

童話の中のヒロインみたいに.

目覚めて待つのが.

ハッピーエンドなら.

世界を恐れる理由もないのに…

すりきれたつま先.

ボロをまとって回転する.

心にある情熱だけが生をおび.

無味乾燥の冷笑の中.

孤高の境地.

暗く暗く.

深く深い.

広大なステージ.

一点を照らすライトは私を.

捧げる演目は.

悔いもなく.

素晴らしき人生.

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―ひとひら―

―ひとひら―

大きく深呼吸して.

胸いっぱいに澄んだ大気をとりこむ.

空を仰いだら.

綺麗な結晶のドレスを誇らしげに.

フワリフワリと綿雪の妖精.

ゆっくり頬に着地して.

シュンと滲ませとけていった.

優しさとはなんなのか…

求めてするものなのか…

淡く儚く人しれず.

それでいいではないのだろうか.

―熱―

―熱―

いつか意識とは裏腹に.

この身体 朽ちるのならば.

伝えたい想いの

保留なんてしている場合じゃない.

いつか想いとは裏腹に.

失った恋を.

すかして遠目で呼び覚ますのならば.

唇かみしめて.

泣くのをこらえている場合じゃない.

どうせ一度の命なら.

情念をさらけ出し.

身体ごと燃えつくす程の勢いで…

―口づけ―

―口づけ―

白い吐息の絡まる距離.

人の体温の有り難さを強く感じる季節.

絡まる吐息を.

一つにまとめて塞ぎたくなる.

貴方のくちびるから情熱が走る.

時折触れる鼻先の冷たさが.

夢じゃない現実に連れ戻し.

繰り返す口づけのさなか.

目をとじない貴方の.

意地悪な衝動が更に熱を増す.

冬…

愛しい人とすごす季節.

貴方の存在が…

一際愛に目覚めさせる季節.

―弱虫―

―弱虫―

優しい嘘を沈黙にかえる.

誠実でいたいから.

嘘に優しさを含ませるより.

冷たく感じる沈黙をえらぶ.

どう思われてもいいんだよ.

あなたに…

わずか1つの嘘もつけない私を.

どうか弱虫と…

―幾年月―

―幾年月―

みんな誰かの愛され人で.

みんな誰かを愛してて.

大気は愛で満ちていて.

みせる花々の美しい開き.

降りそそぐ陽射しも月光も.

そぼふりおちる雨粒も.

強く優しく 様相かえて吹く風も.

差をつけず平等に.

何ものも選ばない.

自然から愛がうまれて.

愛を学び.

愛を知る.

浸透する.

吸収される.

また新たに愛がうまれる.

自信なんかなくていい.

愛そう.

愛を.

―街路樹―

―街路樹―

あくび小さくかみ殺し.

歩く街路樹.

ハラリとおちる楓1枚肩に触れ.

また今年もアナタの好きな季節.

クリームイエローに染まる絨毯.

カシュカシュと踏みしめる音.

隣にアナタのいる錯覚.

やめてよ…

気が抜けないじゃない.

迂闊にあくびもできないでいる..

矛盾はワタシ.

遠回りなのに今日もアナタの記憶を求めて.

またこの道を通る..

―発信―

アナタの発する言動に.

ワタシへの意識が少しでも含まれているなら.

ワタシはそれだけで強くなれる.

意識は時空を飛び越えて.

愛しき人の傍にて糧となる.