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B級映画、どう選ぶ?vol.2 これは”海のゼロ・グラビティ”だ!と声を大にしていいたい「ロスト・バケーション」について
B級映画の代表格はやっぱりワニとサメ、ということで、サメ物の傑作と思っている映画をご紹介します。刻々と潮が満ちて沈みゆく岩礁、回遊するサメ、浜まで200m、というシチュエーションスリラーです。
これは、海の"ゼロ・グラビティ"だ!
「たかがサメ映画でしょ」と侮るなかれ、これは宇宙空間からの生還を目指すSF映画の傑作、「ゼロ・グラビティ」にも比肩すると思うのです。この映画は、極限状況に置かれたこ
美男も美女も出てこないのが良い 映画「シェイプ・オブ・ウォーター」について
失語症の女性が研究所に捕らえられた半人半魚の奇妙な生物と出会う話です。ふたりの間に交流がうまれますが、”彼”は実験材料にされる運命で・・・。
本作では鶏卵が印象的に映されます。かつて鶏卵は春にしか産まれない貴重品で、冬(死の暗喩)の終わりを告げる再生と豊穣の象徴でした。捕らえられた怪物と隠れるように暮らす女性が鶏卵を介して孤独の殻を破る姿はまさに、再生のイメージそのものでした。
2人のあいだに
映画「クリムゾン・アイランド」世評は低いが気にするなかれ。これは面白い。
呪われた土偶が人を襲う映画について記します。
1.ピニャータとは呪われた土偶が人を襲うというのが本作の大筋。ピニャータというのはメキシコや中南米で供されるお菓子や玩具を詰めた紙製の人形で、それを子供たちがくす玉のように割って遊びます。本作では人々が自らの悪しき心や災いを封印したパンドラの箱的な土偶がピニャータなのです。
https://filmarks.com/movies/47594
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