「グリーン・ブック」のここがスゴイ&次に観るなら
1962年、黒人ピアニストが粗野なイタリア系を運転手兼用心棒に雇い、人種差別が残るアメリカ南部ツアーに出発するというお話。なお、〈グリーン・ブック〉は黒人が利用できる施設を記載した黒人旅行者向けの案内書です。
本作を端的に言うなら「フライドチキンがスゴイ」です。正反対の2人がフライドチキンの食べ方でモメるシーンが最高でした。「チキンは手づかみで食うんだよ!」「そんな食べ方はできない」差別者と被差別者が嫌々ながらも交流する姿は、差別の根幹としての「知らないこと」がひとつずつ減