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日々の思考と記録

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毒にも薬にもならないけれど、身体に染み込むように、思ったこと、考えたことを自分の言葉で書きます。拙くたって、伝わらなくたって、真摯に書く。
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2021年11月の記事一覧

度し難い未熟

度し難い未熟

 とても悔しい時間を過ごした。  曲がりなりにも経験を積んできて、少しはできるようになったと思っていたものが、全く通じなかった。

 自分が完全な無力で、一体どうしていいのかわからず、混乱してしまった。挙句に黙り込んで、唸りながら自分の世界に閉じこもっていた。

 こんな経験は、本当に数年ぶりで、悔しくて仕方がない。僕が積み上げてきたものはなんだったのか、と憤りすら感じる。  けれど、歯軋りしたと

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余分切り捨て

余分切り捨て

仕事終わりに髪を切りに行った。  いつもお世話になっているところが予約が取れず、今日は初めて行くところだった。

最初は無口な美容師さんだと思った。色んなタイプの人がいるけれど、無言で切り進めていく。しかし、気になったことがあって1つ質問をしたら、話し始めた。最初はポツリポツリと話していたのだが、聞いているうちにどんどん饒舌になっていく。  最後に至っては、手を止めて美容業界でのお客さんの取り方に

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朝の滑り出し

朝の滑り出し

 朝から1時間近く運動して、そのまま風呂に入った。  もうそれだけで、1日が終わってしまったかのような気分になるくらい最高だった。

 1日のスタートを、いかに気持ち良く始めるかを疎かにしていたかもしれない。どうしても時間に追われるように過ごしている。  やるべきことをさっさと進めていけば、余裕を持って夜を迎えられるし、そこでできた余暇でまた別のことにも挑戦できる。

 朝の過ごし方を見直していこ

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完璧主義を矯正する

完璧主義を矯正する

 行動を躊躇させるのはなにかを考えてみた時に、僕の場合は完璧さを求めることだった。
 自分のなすこと発言することが「なにか間違っているのではないか」が萎縮させた。完璧主義は己だけでなく、それと関わる人も疲弊させる。

 完璧を求めないようにする。言ってしまえばそれまでなのだが、完璧主義の人だって、それは理解しているのだ。行動を起こす前は何度もそう自分に言い聞かせている。けれど、いざとなると押しのけ

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居場所を綺麗に保つ自覚

居場所を綺麗に保つ自覚

 今日、途中までnoteを書いていて、文章の内容が「こんなのはいやだ」になっていた。
 しかも、そういう時ほど文章が乗って、1000字近くなっていたのだが、自分で気づいて書くのを止めた。

 自分の思考の整理のために、後で書き切るだろうが、公開するつもりはない。

 自分の文章に、大層な中身はなくていい。しかし、noteに限らず、SNSやネット全体も含めて、不満の捌け口にはしたくない。自分が懐いた

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気持ち悪さの源泉

気持ち悪さの源泉

「気持ち悪い」
 ニュースから流れてきた言葉を聞いて、僕は反射的に口走っていた。

 その言葉について詳しくは触れないけれど、普段出会わないなかなか新鮮な感覚だった。嫌悪感とは違う、まさに受け入れられず反射的に吐き出してしまうような拒絶反応だった。

 気持ち悪さは自分の中にあるものだ。たとえば、食べ過ぎ飲み過ぎで気持ち悪い。なにか地雷があって、それに刺激が加わることで生まれてくる感覚。だから、中

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私はこのままでいいのか?

私はこのままでいいのか?

 問いの力を改めて感じている。

 人は自分の思考の枠組みから外れるのはとても難しい。認知や思考の癖やパターンができあがっていて、それを意識しないまま受け入れている。

 自動的に発動するその思考にブレーキをかけられるのが問いだと思う。
 より抽象的な視点に飛ぶこと、自分が壁を作っていること、勝手に上限を作っていること、それらの気づかせてくれるのは、問いならではだ。

 変わりたいと思えばこそ、自

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情報の波を泳ぐ

情報の波を泳ぐ

 自分が絶対にできないであろうと思っていたことに挑戦せざるをえなくなったので、やったら思いの外できてしまった。ネットで検索して、あとは試行錯誤しただけだ。

 調べれば大抵のことはネットに乗っている。当たり前のことだが、これは本当に凄いことだ。
 自分よりも先に取り組んだ人がいて、そのプロセスをきちんと残してくれている。こういう時にネットの情報は宝だと思う。ただ、その宝は見る人が見ればの話になる。

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真剣だから

真剣だから

 一気に色んなことが始まろうとしている。
 僕が待ち望んでいたこと。けれど、始まるとなると怖さもある。

 震えそうになるくらい不安だ。けれど、それは健全な不安でもある。真剣だからこそ、どのような反応があるかが気になってしまう。わからないことだらけで、足りないことだらけだ。

 ただ、じゃあなにが足りないのかと言われると、知識や経験など抽象的かつすぐには手に入らないものしか思いつかない。具体的なも

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助けになるために必要なこと

助けになるために必要なこと

小川 修繕するものとされるものの力関係に差があるといけないとおっしゃっているんです。
河合 そうです。それは非常に大事なことで、だいたい人を助けに行く人はね、強い人が多いんです。
小川 使命感に燃えてね。
河合 そうするとね、助けられる方はたまったもんじゃないんです。そういう時にスッと相手と同じ力になるというのはやっぱり専門的に訓練されないと無理ですね。 
(『生きるとは、自分の物語をつくること

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呼び方が変わり、関係は終わりを告げた

呼び方が変わり、関係は終わりを告げた

 尊敬する人からの呼び方が変わった。
 それに気づいた瞬間、なんとも言えない気分になった。嬉しさとも寂しさとも違う感情が込み上げてくる。強いていうならば、喪失感が1番近いかもしれない。
 今まであった関係性は完全に線が引かれ、終わってしまった。ここから先は違う関係性が始まるのだ。

 意識したことはなかったけれど、名前の呼び方には単なる記号以上の意味が内包されていたのだ。

「〇〇さん」から「〇〇

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オシャレとは違う服装

 久々にちゃんと服を買った。
 インナーや下着類は買っているものの、滅多に新しい服を買わない。そもそもあまり興味がないから、他のものにお金を費やしたいと思ってしまう。

 ただ、やっぱり買うとなるとワクワクするものがある。なぜなら、近年の僕が服を買う基準は「自分が持っていないもの」だからだ。

 数年前から、時々柄物を着るようになった。それは派手な服を着ていると、奇行をしても他者が気にしないことを

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見えない不満が先鋭化

見えない不満が先鋭化

 ネット上を見ていると、どんどん意見が先鋭化かつ攻撃的になっていく人がしばしばいる。
 最初は自分なりの意見を表明しながらも、価値観の外側の世界も認めていた人が、やがて敵と味方に線引きして、相手から責められたわけでもないのに噛みついていく。

 どうしてそれが起こってしまうのか不思議だったが、1つの仮説が浮かび上がってきた。

 1つの理由として、強い言葉の方が読まれやすいというのはあるだろう。曖

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最低ラインを守る

 加湿器付きの空気清浄機を買った。
 早速つけようとしたのだが、軽く説明書を流し読みしたら、最初にやるべき手順があった。機器の中にフィルターが2枚入っているのだが、購入時はそれがプラスチックの包装紙に入っているので、フィルターを機器から取り出して、包装紙を剥いでもう一度セットしなければならない。

 これは、説明書を読まずに電源をつける人が絶対にいるだろう。その人は機能がちゃんと働かないまま使うこ

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