最低ラインを守る

 加湿器付きの空気清浄機を買った。
 早速つけようとしたのだが、軽く説明書を流し読みしたら、最初にやるべき手順があった。機器の中にフィルターが2枚入っているのだが、購入時はそれがプラスチックの包装紙に入っているので、フィルターを機器から取り出して、包装紙を剥いでもう一度セットしなければならない。

 これは、説明書を読まずに電源をつける人が絶対にいるだろう。その人は機能がちゃんと働かないまま使うことになるのだろう。

 僕は、わからないままでも物事に取り組んでみるのは大事だと思っている。しかし、それは闇雲にやるのとは異なる。何事も最低限確認すべきことはある。

 そのラインを疎かにし始めると、危険性が高まる。それは本人にとってもそうだし、周囲の人にとってもだ。アスレチックの注意事項を聞かないまま遊び始めて、怪我をしたら本人にとっても不幸だし、アスレチックの運営者にとっても点検などの要らぬ仕事が発生する。

 本当に僅かな確認の労力を惜しまないこと。それだけで、だいぶ楽になる気がする。

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