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日々の思考と記録

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毒にも薬にもならないけれど、身体に染み込むように、思ったこと、考えたことを自分の言葉で書きます。拙くたって、伝わらなくたって、真摯に書く。
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2021年8月の記事一覧

認識の歪みと知ろうとすること

 以前借りていた家の不動産会社から着信が残っていた。
 借りていたのは随分前だったので、退去時の不備かと思った。ビクビクしながら、折り返しの電話をかけると、契約していた火災保険を解約をすると、割り戻しがあるというありがたいお知らせだった。

 感謝すると共に、電話を切って「こういうところだな」と自分の思考の歪みを内省する。

 連絡があった時点で、「なにか自分は悪いことをしてしまっただろうか?」と

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スケープゴートと踊ろう

スケープゴートと踊ろう

 毎日更新をしなくなってから、変な感覚になっている。燃え尽き症候群ではないが、なにも書く気に慣れない。そう考えてみると、やる気には左右されていないつもりだったけど、頑張ってはいたんだなと思う。

 それにしても、なんだか不寛容な雰囲気がそこはかとなく漂ってきているのは僕の思考バイアスだろうか? 
 以前にもまして、他者を見る目が厳しくなっている気がする。なにかミスをすると徹底的に吊し上げられる。そ

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地道

地道

 いやはや、ここ1週間で本当に色々なことが次々起こって、びっくりだ。

 対応が全く追いついていないが、それでも対処しなければならず、なんとか1つ1つ取り組んでいく日々だ。

 これからも、こんなことの連続なのだろう。決断は大なり小なりしていかなくてはいけない。それを地道に淡々と続けていくだけだ。わかりやすいゴールは全く見えない。けれど、この一歩を続けていく中で、やがてゴールが見えてくると信じてい

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許し合えるからこそリスク管理

許し合えるからこそリスク管理

 リスク管理とは、実行する前提がある。
 花火は火事になる可能性がある。リスクがあるからやめます。であるならば、管理する必要なんてない。
 なんらかの危険があるのはわかった上で、実行したい。そのために、可能な限り悲劇が起きないよう燃えるものがない場所で行ったり、水を近くに用意したりなどの対策をするのだ。

 ただ、リスク管理は、失敗した時に許し合える環境とセットでなければ意味がない。

 どれだけ

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現状は把握できない

現状は把握できない

 現実を生きているけれど、現状を把握していないのは珍しくない。

 たとえば、部屋の模様替えを1時間くらいしようと思って作業を始めたら、3時間経っても出口が見つからない。見通しはあったとしても、見落としている要素が実はとても多い。疲労感や集中力の低下による作業の遅れや、不意に出てきたアルバムを読み耽ってしまう時間が考慮されていない。
 したがって、予定した時刻よりも早く終わるのは、まず起こらない。

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笑うしかない

笑うしかない

 久々の晴天から一転、昼過ぎから豪雨が降った。

 ちょうど出かけていたタイミングで、ものの10秒雨除けのない場所に行っただけでびしょ濡れになった。髪の毛から滴った雨粒が頬を伝う。

 思わず、声を上げて笑ってしまった。

 自分の予想を上回る衝撃的な出来事に出会うと、笑ってしまう。「濡れちゃったじゃん」と苛立つようなレベルではない。かといって、言葉を失うほど酷い出来事でもない。だから、笑うしかな

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懸念事項からの離れ方

懸念事項からの離れ方

 懸念事項があると、それのことばかりが頭を占めるのだけど、それについてずっと考えていても全く物事は進展していかない。

 頭が優位になっている時ほど、身体を動かした方がいい。とにかく強制的にモードを切り替える。
 こういう時にヨガをやっていてよかったなとつくづく思う。ヨガをしている間は、そのことに関する思考から離れられる。

 しかし、逆にいうと、こういう切り替えを世の中の人々はどうやっているのだ

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「でもさ」って言わせてよ

「でもさ」って言いたいんだ。

 理屈ではわかっていても、身体が動かない時がある。
 たとえば、歯磨きが大事だって知っている。けれど、疲れ果てて眠ってしまうことがある。

「やりたい」って思ってても、なんか気分が乗らない時があるのだ。そういう時に「でも……」と言うと弱音のように聞こえるかもしれない。

 ただ、言いたいだけなのだ。「やりたくない」ってごねたいだけなのだ。子どもじゃないから、やる必要

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進め

進め

 本当にわからないことだらけのことに直面して、ずっと考え事をしていた。

 調べ物をして、なにもわからないまま時間だけが過ぎていく。この感覚は久々だ。右も左もわからない状況で、けれどじっとしていてもなにも進まないからできることから手をつけていく。最初というのは、とにかくエネルギーがいるのだ。

 熱はないが、思考がショートしそうになっている。ただ、後々の自分を楽にするためにとにかく動かなければいけ

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選択肢を問う力

選択肢を問う力

 訳あって新しく保険に入らなければいけなくなった。
 いくつかの場所で見積もりをとった結果、最大3倍もの保険料の差があってびっくりした。

 保証内容はもちろん充実度に差があるのだが、必要のないオプションまで全部つけて計算されているものがあった。最終的には候補の中から自分に最適なものを選択したが、なるほど保険が高くなる絡繰がよくわかった。

 提示される選択肢に安易に従ってはいけない。マーケティン

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とりあえずは、さようなら

とりあえずは、さようなら

 今日で730日連続更新である。これまで「毎日更新する」と決めていた。それも今日で一旦おしまいだ。

 ここでもいったが、これはあくまでも自分の心の中の決断なので、なにしれぬ顔で明日も更新するかもしれない。しかし、ここから先はサポートの終了したOSみたいなもので、いつ途切れるかもわからない状態だ。
 そもそもお役立ち記事を書くわけでもないnoteの更新を、どれだけの人が望んでいるのかわからないが、

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雨、変化、兆候

雨、変化、兆候

 今日は朝10時まで寝ていた。
 夜更かししたわけでもないのに、なぜだろう。

 そういえば雨が降っていた。梅雨の時期も朝はやけに眠い。
 自分でも知らないうちに、影響を受けているのだなと思う。

 些細な変化に気づける時は、調子が良い。まず自分の感覚が隅々まで行き届いているからだ。余裕がない時ほど雑になり、どうでもよくなる。その結果、小さなミスを重ねる。

 枝葉のことにはあまり気にしなくてもい

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ちゃんと見てるよ

ちゃんと見てるよ

「ちゃんと見てますよ」
 不意に、自分の口をついて出た言葉があった。

 他者に向けた言葉だったけど、自分も欲していた気がする。
 褒めてほしいわけじゃない。アドバイスを求めているわけでもない。ただ、目立たないけど必要なことをやっている姿を、だれかに知っていてほしい気持ちはある。

 世の中は感動的な話と炎上案件で溢れていて、どんな形であれ刺激的で鋭利なものしか刺さらなくなっているように感じる瞬間

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環境を変える利点

環境を変える利点

 自分が慣れ親しんだ方法を手放すのは、とても労力がいるなと感じている。

 新しく物事を始める難しさにしたって、挑戦を定着させるよりも、以前までの習慣を手放すことの難度が高いのだ。

 健康のために痩せようと決意して、運動を始める。しかし、間食をずっと続けていて、運動後に食べる量が増えてしまうならば効果は薄い。

 だから、足し算をする前にまずは余分なものを差し引いていく必要がある。しかし、これは

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