環境を変える利点
自分が慣れ親しんだ方法を手放すのは、とても労力がいるなと感じている。
新しく物事を始める難しさにしたって、挑戦を定着させるよりも、以前までの習慣を手放すことの難度が高いのだ。
健康のために痩せようと決意して、運動を始める。しかし、間食をずっと続けていて、運動後に食べる量が増えてしまうならば効果は薄い。
だから、足し算をする前にまずは余分なものを差し引いていく必要がある。しかし、これはなかなかどうして厄介だ。資本主義に生きる僕達は、増えていくのは嬉しいが、減っていくのに抵抗を覚えがちだ。どうせまた足していくのに、なぜ一旦減らさなければならないのか?
ここで労力がかかる。自分の力だけでやろうとすれば、意志の力がある程度必要になるからだ。
環境から変えていく利点は、そこにあるかもしれない。
引っ越すなどして、ガラリと環境を変える。この場合、「今まで」がほとんど失われた状態になる。強制的に0になったので、そこから1を足していくのは比較的簡単だ。
変えたい、変わりたいと願いながら試行錯誤してもダメな時、思い切って環境を変えてみればいいのかもしれない。
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