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現場で通用するスキルはいつ身につけるのか?
先日、眺めていたSNSでこんな文章を見ました。
とても衝撃を受けました。
投稿のように、日本社会の仕組みとして「会社に入った後」からスキルを身につけるのであれば、鍼灸マッサージの専門学校は国家試験を取得するだけの予備校に成り下がってしまいます。
私自身、大学生は勉強しないものというのは身をもって知っていましたが、一方で専門学校は職業訓練校だとずっと思っていました。
すぐに働けるスキルを身につ
360°の私を生きる
「私は何者だろう…?」
この問いは、ずっと私の心のなかにあった。
それは最大の好奇心。
「私」
それは、他者と区別するための依りどころ
それを明確にすることで、
生きる力が生まれる
それを明確にすることで、
アクセルを踏み込み、私を前進させてきた。
◯◯になりたい
◯◯のために
そんな修飾をまといながら。
そして時に、
その拠りどころを否定してきた。
こんなはずじゃない
これは思い描
微分積分はわからないけれど ~書評:孤独の価値~
高校生になると、数学が途端に難しくなる。
おそらくこのくらいの年齢には抽象的な概念を理解することができるであろう、という考えのもとに、教育カリキュラムが組まれているに違いない。
そこで登場するのが微分積分。
サイン、コサイン、タンジェントと呪文のように唱えてみても、さっぱりその意味は理解できなかった。そしてズルズルと数学が嫌いになっていく。
嫌いなことは聞いていても記憶に残るはずがない。高校生
コロナウイルスと脳化社会 ~書評:幸せな未来は「ゲーム」が創る~
2月26日現在。
ここに来て自粛ムードが日本全国を覆っている。
500人以上集まるイベントはそんなに多くないけれど、
身近でもちょっとした集まりやセミナーが次々に中止されている。
気のせいか、都内の公共交通機関もいつもより空いているように感じられる。不要な外出は控えるようにとの通達から、リモートワークに踏み切った会社もあることだろう。
そうなると、商売上がったりとなるのは飲食店や美容室など街中
自分は一体どこまで自分なのか 〜書評:誇大自己症候群〜
今から数年前、この本を読んだときに衝撃を受けた。
それは「これって、自分のことが書いてある」というインパクト。
高校時代に中島敦の「山月記」を読んで以来のことだった。
高校時代は、いわゆる落ちこぼれ。
理系を志望していたのだが、肝心の数学、物理が
チンプンカンプンで到底、大学に入るのは難しい状況。
同じ中学から進んだ友達はスイスイと点数を積み上げるのをよそに、
僕は話せる友達も少なく、生きるとは
アスミティ ~偽の自我~
甲府行きの車中にて、ヴェーダの講義を聞いています。
サンスクリット語で「アスミティ」
それはニセの自我。
私は、私が、という、
この肉体に関するものが自分だと理解すること。
しかし、それをニセの自我だと言うのです。
アスミティに囚われて
大きな存在の一部分であることを忘れているから、
私たちは苦しんでいるというのです。
小さい頃、親や先生によく言われました。
「◯◯くん、大きくなったら何に
女はいつから母親になるか ~書評:夫は犬だと思えばいい~
息子が塾に通い始めた。
都内にある某進学塾である。
知人から「そこはお受験目的だけではなく、勉強する習慣を身につけることができるよ」と聞いたことが大きかった。
さて塾に入ってみると、講師の方々は生徒一人一人の学習態度をよく理解しており、親は定期的に学習状況についてフィードバックを得ることができる。安心して通える塾に入ったものだと胸をなでおろした。
その塾では、定期的に父母向けの講演会がある。