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エッセイを書きたかったけど、書けずに、行き着いた場所。

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フィクションです。
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#未来のためにできること

期待に応えようとしちゃう症候群。

期待に応えようとしちゃう症候群。

誰かに何かを言われたワケでもないのに、期待に応えようとしちゃう。つい褒められたくて、すごいって言って欲しくて、力んでしまう。頑張ってしまう。これを【期待に応えようとしちゃう症候群】と呼ぶ。

この病気は、年中無休の長引く病だ。

でも特効薬もある。

それは「リラックスしなよ」という言葉。

そう、この病気にかかると、どうしても力みが生じてしまう。真面目だからこそ、自分ならもっと出来ると思っている

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今日も小さな成功体験を積む。

今日も小さな成功体験を積む。

豆腐メンタルのウチは、成功体験を積み重ねることを自分のルールに課している。ミスを恐れ、失敗に悩み、不安に苛む日々からの脱却ばかり考えた結果、辿り着いた自分なりの戦闘スタイルだ。

だから、ウチは小さなことでも「成功したぜ!」と言い聞かせることにしている。たとえば休みの日なのに、早起きをすると決める。そうして、本当に起きる。

「起きれた! ウチって、意思が強いんだ!」

些細なことかもしれないけど

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教養が欲しい。

教養が欲しい。

今だに、アニメを教養のないエンタメだと思ってる人がいる。ワザワザ口にはしない。でも、心の奥底では嘲笑しているのが見え隠れする。この前も、60代のオジサマと話していて感じてしまった。

「週末はどこか行った?」

「映画を観てきましたよ」

「お、いいねえ。もしかして、タランティーノ?」

「タラ? いや、アニメ映画です」

「ああ、俺、見ないから全然わかんないや」

「面白かったですよ!」

「そ

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与えられた役を、どう演じるか。

与えられた役を、どう演じるか。

人間の価値は、みな同じだ。でも、だからといって、役割が同じワケではないんだと思う。どうやって考えてみても、人には、人それぞれの役割があるんだと思ってしまう。それを個性と呼ぶのかもしれないが、そんな役割は確実に存在する。

食事会になれば、ウチは必ず「聞き役」になるし、どう頑張っても剛腕を振るって人を束ねるような「リーダー役」にはなれない。でも、別にここに優劣があるワケではない。これは、人それぞれに

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なんでもやるマン!

なんでもやるマン!

子どもは、なんでもやってしまう生き物だ。口の中にオモチャを入れてみたり、危なそうな虫を触ってみたり、砂場にダイブをしてみたり、電車の中で寝転んでみたり。予想だにしない行動をすることが多い。その瞬間を生きているといういうべきか。とにかく、なんでもやってしまう。そして、痛い目を見て、学んでいく。

それが大人になると、まるで未来予知でもできるかのような行動を取るようになる。この道を進んだら、迷子になる

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ひとりでは多すぎる。

ひとりでは多すぎる。

「ひとりでは多すぎる」

という言葉がある。大好きな言葉だ。一見、意味が分からない言葉だが、ウチは初めてこの言葉と出会ったときから、妙にシックリくる感覚があった。

普通に考えたら「ひとり」と「多い」は結びつかない。ひとりなんだから、多くないだろう、となる。では、なぜ多すぎるのかというと、実は、この言葉の後に続く文があり、そこに理由が隠されている。

「ひとりでは多すぎる。ひとりでは、すべてを奪っ

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一瞬でも好かれたい!

一瞬でも好かれたい!

人に一瞬でも好かれること。

これの積み重ねができる人が一番強いと思ってる。一瞬でいい。長くなくていい。でも、その一瞬だけでも、誰かを魅了できるか否か。これがポイントだと思う。

そして、ウチの周りにいる一流と呼ばれる人たちは、みんな共有して好かれている。

好かれることを考えると、どうしても「媚びを売る」ようなイメージを持ってしまうが、それとは少し違う。一瞬でも好かれることの要は、「サービス精神

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「ゴミ」の基準。

「ゴミ」の基準。

 ゴミは捨てる。当たり前の行為だ。そして、ゴミじゃないものは捨てない。これも当たり前の行為だ。つまり、捨てたいときは「ゴミ認定」してあげる必要があるし、捨てたくないときは、その反対をしてあげればいい。

 この「ゴミ認定」がむずかしい。ゴミって、いつからゴミなんだろう。少なくとも、ゴミ箱に入る前には「ゴミ認定」されている。ゴミじゃなかったら、捨てないからね。

 じゃあ、いつ「ゴミ認定」してるんだ

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