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「袖なし羽織」or「陣羽織」。愛用歴30年で、『肩衣(かたぎぬ)』と名前が決まりました!
「袖なし羽織」のネーミングに迷い?ボクは毎日着物生活30年目。「洋服の所有枚数は、ゼロ枚」というチト変わり者です。そんなボクですが、着物(長着)の上には、「袖なし羽織」を愛用し続けています。愛用歴は約30年。いちばん最初は、羽織の両袖を外して着たのが始まりでした。ゆえに「きもの宣言」の一年後から、その魅力にどっぷりと浸かっています。
しかしながら、「『袖なし羽織』を何と呼んだら良いか?」 ボクに
着物生活30年!「結城紬の地機」が大好きな3つの理由を考えてみました。
ボクは、創業106年になる着物専門店『きものサロン和の國」の3代目です。
平成5年の夏、洋服をすべて捨てました。
それを「きもの宣言」と命名し、今年で30年目です。
以来、仕事もプライベートも、ずっと着物だけを着続けています。
そこで、いちばん大事にしているのは、「着心地」です。
いちばん好きな着物は、『結城紬の地機』です。
何で、結城紬の地機が好きなのかというと、3つの理由があります。
1
「着物の職人を守りたい、世界最高峰の『日本の手仕事』を残したい!」【イッピン着物 #0 】始動!
これから、「イッピン着物」と称して、私たちの大好きな着物・価値の高い着物・帯などを紹介していきます。
その理由は、コロナ時代だろうが何だろうが、何としてでも「着物の職人さんを守りたい」から。世界最高峰の「日本の手仕事」を残したいからです。
着物は、日本の四季・暮らしの中で育まれ、人々に愛され続けた衣服です。それは、着物は「日本人の心」であり、「日本文化の象徴」であり、「世界が絶賛する民族衣装」
着物を29年着続けた先に見えた逸品「本場結城紬」 vol.1 【イッピン着物#1】
さあ〜、スタートしました「イッピン着物」!!
そこで今回は、ボクがいちばん好きな「男着物の結城紬」。その中でも、29年間着物を着続けた先にある「男着物の逸品」をご紹介させていただきます。商品名は、チト長いけど「本場結城紬/地機/杢糸(もくいと)/男着物/一尺一寸五分幅」です。
今回は、男着物のイッピン「結城紬」の理解を深めるためのもの。野球で言えば、試合前のキャッチボールのような感じです。
ご一
「『加納の大島の集い』は、ハードル高すぎ!」と言われたけど、やってよかったの話
過日2月26日土曜日、和の國にて「加納の大島紬の集い」を開催しました。
前回の出来事に、背中を押されたからです。
昨年の「還暦パーティ」がきっかけ。和の國では、昨年11月に小生の還暦パーティを数回に分けて開催しました。
「やはり着物で集うって良いね!」「久しぶりに楽しかったです!」とご参加の皆さまからの温かなお言葉と笑顔に、こちらもほっこりです。数年ぶりの会にジーンときました。
改めて、皆さま
プロの仕入れ体験いかがですか?【ゆかた編】
い) いつ選ぶ?「夏に着るゆかた」を「真冬」に
私たちのような着物専門店は、「真夏のゆかた」を、「真冬」に選んでいます。それは、極寒の2月に、京都で「ゆかた新作発表会」が毎年恒例で行われているからです。昭和20年代から、このスタイルは定着しているそうです。
そのような、私たちが仕入れるような体験をしてみませんか?
ろ) 論理的にご提案!3つのワケ?何で私たちが、そう思ったかというと、
1)「も
着物の「おはしょり」は、一石二鳥の調整場所であり、続可能なSDGsの世界!
着物の「おはしょり」とは?「おはしょり」とは、女性の着物で、着丈より長い部分を腰の辺りでひもで締め、たくし上げること。その着物を折り曲げた部分のこと。それは、明治時代中期に生まれたもよう。それまでは男性の着物と一緒で「おはしょり」をせず、「対丈(ついたけ)」で、裾を引きながら着る時代だったようです。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
おはしょりは、女性用の長着において
【40代からの着物はじめ】初心者が「着物ライフ」を楽しむ3つのアイテム!?
ボクは、着物バカ?!まずは、ボクの背景の話をサクッと。僕は100年続く着物専門店の3代目、着物生活30年です。その間、一度も洋服を着ないので、現代社会の落ちこぼれ? 着物一途。ある面、着物バカかもしれません。
しかし、そんな着物バカの実体験や、全国の着物職人・京都の仕入先から見聞きしたこと学んだことが皆さまのお役に立つかもしれません。
着物職人を守るため、着物ファンを一人でも増やすためにも・・・
「ちゃんとした呉服店であり続ける!」〜創業106年・きもの専門店の思い
1) 着物業界の現状コロナ禍も加算して、着物業界はとても大変です。
今年成人式の翌日、京都に上りました。
二日間で仕入先さんを13件ほど廻ったのですが、その中で「お金が溶けていく。いつまで持つだろう、、、」というお声を耳にしました。
「まさか、あの先さんが?」ということも、リアルに考えられます。
いろんな業種が、コロナの影響を受けています。家賃収入などがあれば別ですが、これまでの本体のままでは
「高砂」の謡から進展。「美しい声を出して、呼びかける」愛のお姿へと。
発展月に一度、第3土曜日の午前中は、「論語塾」に通っています。
先生の造詣が深いので、論語はもちろんのこと、漢詩などの学びの時間もあります。その中に謡曲の一節がでてきます。僕が謡曲を習っている話をしたら、先月の講義の終わり頃に、「高砂」をひとくさり唸ることになりました。
ご存知、「高砂や この浦船に 帆をあげて〜」のところです。
その際に、吸いながら声を出す謡(うた)い方のことも話させていただ