見出し画像

ダンディおじさんの教え

過日、和の國に70歳過ぎのダンディなおじさまがご来店。そのおじさまとは、数十年来のお付き合い。地元が一緒で祖父母同士もおつきあいがあった模様です。2〜3ヶ月に一度のペースで、和の國にお立ち寄りいただきます。
人生の先輩でもあるので、一言一言が深くカッコよく、学び多き時間でしたのでシェアさせてください。

「着物は背筋が伸び、デレッとできない。僕が着物を着ると胸元がはだける。水戸黄門などでは立ち回りしても、衿がちゃんとしている。ああなりたい。着物を着ると気持ちが新たになる。日常に着物をきると、下手なことはできない。」…と。

「着物を着てちゃんとしておくこと大事。『和』は心がなごむ。まさに『和の國』ですよ。『和』が欠けているとぎくしゃくする。また、『和』は『円』でもあり、丸くなってつながっている。線ではダメ。まさに、聖徳太子の『和を以て貴しとなす』です。」…と。

おじさまは月に2回程、お役に立つためにと宮司さんもなさっております。
毎朝、冷水シャワーを浴びながら「はらへ給へ 清め給へ 守り給へ さきはへ給へ」と唱えているそうです。
(僕なら「おーーつめちゃつめちゃ(冷たい冷たい)」と言っています。)


加えて、「人に伝えるには、伝わるように話すことが大事であり、かのヒトラーは、「子宮に届くように」と名言を残している。徳を積んでいくことも大事です。恩義を大事にして、勇気を持ってことに当たるように。」…と。「恐れを抱くことも大事だし、何事にも『畏敬の念』を持っていることも大事。」とのことです。

僕は、「その価値観は、どこから生まれたのですか?」とお尋ねしました。その根本には「神円塾」という「神道」と「合気道」の精神が宿っているそうで、その心得を尋ね、メモしました。

神円熟の心得
一、志を立てること。
一、明るく元気に学ぶこと。
一、勇気をもってことにあたること。
一、感謝のこころを持つここと。
一、礼儀を重んじること。

還暦を迎え、これから生きていく中で、着物の良さを提唱していくには、3の「勇気をもってことにあたる。」ことがより大事だと自分に言い聞かせながら、着物談義から人生訓へと話が弾んでいきました。


それから10日後、写真の神円塾の染め抜きの風呂敷をいただきました。
不安や恐れを風呂敷に包もう。
勇気を持って、勇敢に事に当たろうと思いました!!!

着物で、全ての人を笑顔にするためにも。。。       

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?