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「着物の職人を守りたい、世界最高峰の『日本の手仕事』を残したい!」【イッピン着物 #0 】始動!

 これから、「イッピン着物」と称して、私たちの大好きな着物・価値の高い着物帯などを紹介していきます。
その理由は、コロナ時代だろうが何だろうが、何としてでも「着物の職人さんを守りたい」から。世界最高峰の「日本の手仕事」を残したいからです。

着物は、日本の四季・暮らしの中で育まれ、人々に愛され続けた衣服です。それは、着物は「日本人の心」であり、「日本文化の象徴」であり、「世界が絶賛する民族衣装」でもあるのです。



そのような素晴らしい着物オールハンドの仕事を、ボクたちの代で終わらせることがあっては絶対ダメです。ご先祖様に申し訳ないです。ボクは、イヤです!
未来の子どもたちにも、本当に申し訳ないです。

卓越した染色や織物の技術が一度途絶えたら、そこで終わってしまいます。そういったことが起きないよう、手仕事着物の良さをお伝えし、着物職人を守ることが本当に大事だと私たちは考えています。



ボクは着物屋の3代目、着物を着続けて29年。職業柄と言えばそれまでですが、毎日毎日「着物のある暮らし」をしたことで、日本も大好きになり、着物をこよなく愛するようになってきました。

着物は、オフタイムに着ると誠に心地良いものです。
仕事で着ると、背筋が伸びて、しゃんとします。「勝負服」とおっしゃるITの社長さんもいらっしゃいます。
海外では 「アイ.ラブ.ジャパン!」一瞬で、ヒーローになります。

そのように、「着物は我が師」といえるほど、着物が自然の美しさも、日本の美も、和の心も、生き方も教えてくれました。着物に着る、帯を結ぶなど、自分の身体に重ね合わせていくことを毎日毎日繰り返しました。「重ねる」「結ぶ」という行為を通して、いつしか、日々の暮らしが少しずつ丁寧になってきたような気がしています。



一例ですが、世界的な開発目標である「SDGs 」という持続可能な暮らしの考え方も、全て着物が導いてくれました。「解いて、ハヌイして、洗張りをして、縫い直して、また着る」という着物のエコでサスティナブルなことを100年以上前から当たり前にやってきた日本人。そのベースになる着物という衣服は、本当に素晴らしいものだと思います。

このことは、悉皆(しっかい)≒メンテナンスになりますが、それぞれの分野で、着物職人さんがいたからこそ、今も連綿と受け継がれているのです。

機織り機に座り、「ツルの恩返し」のように、毎日コツコツ、トントン!自分の仕事に誇りをもち、ひたすら仕事に打ち込んでいる職人さん。
そのように、日々、糸と対話しながら、染めたり、織ったりしていく職人さんを尊び、手仕事着物を、未来の子どもたちへ残していくことこそが、私たちにとって、もっとも必要なことであると信じています。

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これからの時代に向けて、そんな思いをカタチにするために、感動的な着物や匠の仕事を、これからnoteやYouTubeを通してお伝えしていきます。
着物通の方も、ぜひお楽しみに!


これからスタートしますが、「イッピン着物」を目にして頂き、着物の良さ・素晴らしさに少しでも触れていただければ、嬉しくありがたく思います。


きものサロン和の國 茨木國夫
☎ 090-3600-9495
info@wanouni.com







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