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大学生よ「ぼっち」になれ

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#大学生

ぼっちと単位

ぼっちと単位

一般的な大学生にとって、講義とはただ単位を取るだけの場である。しかし、ぼっちにとってそこは一人の苦痛に耐えることを鍛える場、いわば戦場であった。

周囲の視線から逃げていた一年生の私

身の隠し方を会得した二年生の私

堂々とぼっち受講できるようになった三年生の私

むしろ誰かと出席する方が恥ずかしいとすら思い始めた四年生の私

講義とは、私を育ててくれた場所であり、ぼっちというレッテルをアイデン

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ぼっちと恋愛

ぼっちと恋愛

大学生になったら彼女ができる、なんて無垢な期待を持たない高校生はいるだろうか。

ぼっちの私にだって恋愛が全く経験できなかったわけではないのだから、友人の有る無しに関わらず、四年間の大学生活において、恋なるものに遭遇するチャンスは誰しも平等なのかもしれない。

だけど、サークルや合コンなどといったものに縁がないのは当然で、不定期にやってくる出会いに撃沈してを繰り返してしまいがちになるのはぼっちに背

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ぼっちと友達

ぼっちと友達

たった一人だけできた大学の友達について話したいと思う。

私は小・中・高と当たり前のように友達ができていたのに、大学生になった途端無意識的な人付き合いができなくなった。周りの大学生が、輪を形成したいがために周囲にノリを合わせようと必死になっているように見えたのが気持ち悪くて、集団に擦り合わせることを早々に諦めた。

そんな私でも、意図せず仲良くなってしまった友達がいた。

出る杭、抜けた杭集団に溶

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ぼっちと就活

ぼっちと就活

巷では「ぼっちだと就活詰む」とか「そもそもコミュ力ないとインターン無理」とか友達のいない大学生を脅かすような声で溢れている。

大学時代友達0人で過ごした私であるが、就活の戦績は25社選考を受け、内定は4社。

当時売り手市場といわれてたにしても、コミュ障という重いハンディを背負っていたにしてはなかなか奮闘したのではないのだろうか。

そんな私がいかにして、コミュ力必須イベント「就活」を乗り切った

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ぼっちと駅寝

ぼっちと駅寝

私が大学生時代を思い返したときに切っても切り離せないのが旅行だ。

しかもただの旅路ではない。駅で寝るための旅行だった。

大学生時代、友達ができずサークルを入っては辞めを繰り返していた私が、有一4年間所属し続けた「京大駅寝同好会」の話をしたいと思う。

京大駅寝同好会は、全国の駅を根城にしながら旅行するサークルだ。

駅寝というのは別名STB(Station Bivouac)とも呼ばれ、1980

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ぼっちとセックス

ぼっちとセックス

大学2年生、齢は20歳の私はまだ童貞だった。

思い描いていた大学生活はサークルやゼミで充実した毎日を過ごし、大学2年生ともなれば彼女なんて当たり前にいるものかと思っていた。

しかし現実とは残酷なもので、彼女は愚か女友達さえできない。というか、そもそも学部に友達がいない。

学生寮に帰宅すると、当時相部屋していた後輩が付き合いたての彼女と大声でLINE通話していた。

浮ついた野郎の声を聞きなが

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ぼっちとアルバイト

ぼっちとアルバイト

ぼっち大学生にとって、バイト選びは死活問題と言っても過言ではないだろう。友達のいない大学4年間を送ってきたプロの視点で、「ぼっちはどんなアルバイトを選ぶべきか」論争を考えたい。

まずは個人的な見解で、大学生がやりがちなバイトの序列を作ってみた。

ナイトワーク(思慮分別とハングリー精神のある陽) > 営業・観光業スタッフ(学業も人間関係も卒なくこなすクレバー陽) > 居酒屋・アミューズメント(基

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ぼっちと人生

ぼっちと人生

去年から今年にかけて『大学生よ「ぼっち」になれ』というマガジンを書き続けてきた。

友達がいなかった大学生活を振り返つつ、「ぼっちでも大学生活なんとかなるんじゃないの?」、「いやむしろ、人生を充実させるために友達って必要?」といったことをひたすらに発信してきた。

かくいう私は、大学を卒業して3年が過ぎようとしている。

ぼっち大学生だった頃は、将来自分が社会に馴染めるか不安でいっぱいだった。

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